From:宮川徳生 先日、いつも撮影に使ってる コワーキングスペースに行った時の話。 「身体、すごいですね」 いつもいる受付のお姉さんから こんな事を言われた。 昔の僕を知ってる人なら 僕がもやしだったことを知ってるだろう。 誰が見ても”痩せてる”男だった。 でも、2年前の7月に ある事がキッカケで 肉体改造をすることを決意した。 そう。 もやしとは卒業して 「マッチョになる」と決めたのだ。 でも、周りからは 「え?お前が?」という感じで 苦笑いをされた。 どうやら 30年以上”もやし”だった僕が マッチョになることをバカにしているご様子。 それに対して 「見返してやる」とまでは思わなかったが やはり「お前には無理」と決めつけられて 笑われるのはいい気分ではない。 そんなこともあり 2年前の7月から トレーニングを密かに始めた。 そして、僕の生活は ”筋肉”を優先した生活に 一変していった。 それまで 食事は1日1食だったのを 1日6食に増やした。 (筋肉が分解されないために 3時間おきにタンパク質を摂取しなくてはいけないため) 食事内容も ささみ、鳥の胸肉、卵、ブロッコリーなど 高タンパク低ファットの トレーニー飯に変えていった。 (ささみを食べすぎたせいか 今ささみが食べられなくなったのは秘密) 酒は筋肉に悪いらしいので 飲みに行っても酒は飲まない。 (ちなみに僕はいくらでも飲める体質なので それを知ってる人には相当驚かれた) 体全体を3分割にわけ 3日やって1日休むというサイクルで 筋トレをずっと続けた。 仕事が終るのが夜中の2時3時でも そのサイクル通りに筋トレをずーーーっと続けた。 (ギックリ腰で筋トレができない時があったが 筋肉がしぼんでしまう恐怖心がすごかった) そして、それから2年後の今。 僕の身体は激変した。 ボディビルダーのようなマッチョにはなれていないが 周りからは「鍛えてる人の身体」として 見られるくらいにはなった。 でも、これだけ 筋肉に生活を捧げたのに たった1つだけ どうしようもない理由で 筋肉のためにやれなかったことがある。 それは「ジムにいかなかった」こと。 そう、僕は自宅トレーニングだけで プチマッチョになったのだ。 なぜなら マッチョになると決めた時 僕は当然もやしだった。 だから、ジムに行って 「もやしが一生懸命筋トレしている姿」を 周りから笑われるんじゃないかと。 そうした恥の気持ちを すごく感じてしまっていたからだ。 これはどうやら僕だけでなく トレーニングしてるけどジムにいかない人は 感じてるよう。 (トレーニングを売ってる人は これものすごいヒントになる) だから、もし最初からジムに行っていれば おそらく2年かかって手に入れた筋肉を 1年とかもっと短い時間で手に入れることができたに違いない。 (自宅トレーニングだとどうしても負荷に限界があるからね) だから、ジムにいかなかったことを ちょっとだけ後悔している。 そして、この話を通じて 今日あなたに伝えたいことは 僕がもやしからプチマッチョになったことではない。 この話から あなたの人生を好転される ヒントを得ることができる。 僕を含め多くの人は 「まわりからどう見られるか」を とても気にしてしまう。 とくに僕のように もやしという人よりも劣ったようなことがある場合は それに対して周りがどう思っているかが 非常に気になってしまう生き物だ。 しかい、実際はそうではない。 実際は、ほとんどの人は 他人のことなんて対して気にもとめていない。 大抵の人は ”自分のこと”にしか興味がないのだ。 あなただってそうじゃないかな? 例えば、健康のために あなたがランニングをしているとして ちょっと大きな人が走っていたからといって その人のことを気に留めるだろうか。 馬鹿にするだろうか。 そんなことはない。 「頑張って痩せようとしてるんだな〜」くらいにしか 思わないはずだ。 周りの目を気にすると 僕もそうだったが人は”恥”を感じる。 かっこ悪いところは見せたくない。 そうした恥の感情を強烈に感じる。 人間誰しも こう思ってしまうものだ。 しかし、この”恥”の感情は あなたの未来を潰すことになる。 あなたの望む未来を 遠ざけることになる。 例えば、僕のように かっこ悪いところを見せたくないから ジムにいかない。 もちろん、ジムにいかなければ もやしと馬鹿にされることもなければ (実際そんなことはないが) 周りから笑われてるんじゃないかと被害妄想を感じることもない。 だから、恥を感じる行為をしなければ かっこ悪いところを見られることもないし 笑われることもないし、恥を感じることもない。 でも、それでは 何も起きない。 そう。 恥を気にして何もしなれければ 何も起きないのだ。 もやしと笑われるのがいやで ジムにいったり筋トレしなければ 一生もやしのままなのだ。 あなたの人生において大事なことは かっこ悪いことでも 馬鹿にされることでも 笑われることでも 恥を感じることでも あなたの人生において大事なことは かっこ悪くてもやる価値があるということ。 そして、どんな物事でも 最初はかっこわるくしかできないものだ。 例えば、スノボとか 初心者がやってる姿は 腰が引けててとてもかっこ悪い。 でも、そのカッコ悪いゾーンを抜け出ない限り うまくできるようにはならない。 そして、大抵の場合 そのカッコ悪いゾーンで恥をかくことを恐れ 大抵の人は挑戦をしない。 それでは一生何も変わらない。 忘れてはいけない。 あなたの人生において大事なことは 周りからかっこ悪いと思われないようにすることではない。 あなたにとって価値あることなら かっこ悪くてもやる価値があるのだ。 僕のように 他人の目を気にして 無駄な遠回りをしてはいけない。
2022/10/11