From:宮川徳生 今から3年前の話。 ちょうどその頃 ウチの会社はある大きな方針転換をしようとしていて 社内がかなりバタついてた。 あまり詳しく話せなくて申し訳ないが その方針転換はうまくいけばとても大きなリターンが 得られるものだった。 それこそ、これから先10年かかって 手に入るかどうかのリターンを 数年で得られるポテンシャルを秘めていた。 ただ、それと同時に それをやるためには かなりのリスクもあった。 当然、大きなリターンを望むなら リスクはそれに比例する。 だから、大きなリターンを得るために 大きなリスクは常につきもの。 ただ、その時のリスクは 最悪、会社が潰れるというリスクだった。 なぜなら、このリターンを狙いに行くためには その時数字を上げている事業全てを手放す必要があったからだ。 今うまく言ってるものをやめ 新しいものに賭ける。 どうすべきか 決断にすごく悩んだ。 でも、僕の直感は 今やってることを全てやめるべきではない と僕に強く語りかけていた。 だから、僕は直感に従った。 今あること全てをやめるのではなく 最低限維持するためのリソースは残し 残りのリソースを全て新しいものに使う。 そして、最低限維持しようとした事業こそ 今あなた目にしているこのマーケティング事業なのだ。 ザックリ話すと マーケティング事業の人員を 最低限を維持するための人員にカット。 残りの人員全てを 新しいことへ投資するという形にした。 具体的には、マーケ事業は 一番多い時期は20人ほどいたのを 自分を含め2人にした。 当然、今までと同じことはやれない。 物理的に時間が足りないからだ。 だから、売上も当然落ちた。 というよりも 20人で作っていた売上を 2人で維持することは物理的に不可能だった。 ただ、事業を続ける以上 事業を成長させていかなくてはいけない。 だから、僕は覚悟を決めた。 人員二人で最盛期と同じ売上を確保する 事業に作り変えると。 そして、そのために必要なことを コツコツ積み上げようと決めた。 そして、その決断から1年半後 人員二人で売上をもとに戻す目標は 見事に達成することができた。 人員が1/10になってるわけだから 当然超高収益の事業になった。 この話を周りにすると 「すごいですね」とよく言われる。 でも、こんなのは 別にすごいことでもなんでもない。 なぜなら、大抵のうまくいかない人は 何かの目標を達成しとうと努力をしても うまくいかないことがちょっとでもあるとすぐに 「自分にはこの方法はあってなかった!」 とか 「自分にあったもっといい方法があるはずだ!」 とか 隣の芝生は青い という状態にすぐに陥る。 でも、あたなも 人生を振り返ってたくさんあるだろう。 隣の芝生に移動したら 青くなかったという経験を。 そう、隣の芝生が青いことなんて 絶対ない。 うまくいく人はそれがわかってるから 目の前のことをコツコツ頑張る。 今のことをもっとうまくやれないかと 努力を重ねる。 つまり、忍耐強く 1つの物事に打ち込めるかどうか。 これが成果をわける決め手になる。 成功したいなら 才能じゃなく忍耐が必要なのだ。 アール・ナイチンゲールは 書籍の中でこんなことを言ってる。 3年続ければ仕事のできる人 5年続ければ頼られる人 7年続ければその道のプロフェッショナル。 1万時間の法則なんてのもあるよね。 何かで本当に成果を出すには 最低でも1万時間の投資が必要だと。 ギターでもピアノでも 空手でも柔道でも なんでもそうだ。 そしてこれはビジネスでも一緒。 YouTubeがうまくいく でも、やったけどうまくいかない。 こういう時 本当にそれに1万時間も 時間を使ったのか? ということを考えなければいけない。 もし、新しいことを初めて うまくいかずにやめる。 そのとき1万時間使う前にやめるなら それはただ単に忍耐が足りなかっただけの話だ。 もちろん、1万時間ってのは ピッタリ1万時間やればいいって話じゃない。 もっと少なくていいこともあるし もっと必要なことだってあるだろう。 ちなみに、1万時間ってのは 毎日3時間休まずにやってちょうど10年かかる計算。 確かに、そんなに 時間をかけられないってのは 現実問題あるだろう。 でも、いつの時代も トップになる、成功するのは そうしたことをコツコツ忍耐強く 続けることができる人だけだ。 そして、それを やるという覚悟を決めれた人だけだ。 覚悟がなければ 1万時間なんて時間耐えることができない。 僕自身、自分自身を ここで評価するのは気が引けるが 人よりも上手に マーケティングやセールスライティングを することができる。 でも、それは 才能があったからとかではなく 1万時間を超える時間をやってきたからに過ぎない。 自分が上手くいかない時 才能という都合のいいいいわけに逃げてないだろうか。 成功したいなら 忍耐強く続ける覚悟を決めて それをコツコツ続けるだけだ。
2022/09/01