2017/05/24

専属セールスライターの現場最前線

From:桜井啓太

私は、昨年までは予備校講師をやっていました。

しかし今年3月から専業で楠瀬健之チーム所属セールスライターということになり、生活が一変しています。そろそろ3ヶ月が経とうしている今、自分の生活を見直す意味も込めて私が抱えている業務を紹介したいと思います。

私のケースは、独立起業やフリーランスっぽい働き方をしたい方には参考にならないかもしれません。なぜなら、そういう働き方のセールスライターさんなら「案件単位」で仕事を受けるからです。周りのセールスライターやデザイナーさんなど、ある程度独立気味に働いている方を見ると、契約や報酬は「あらかじめ決められた仕事の枠」によって決められています。

例えば、

  • ランディングページ作成10万円
  • 以後、修正1回1万円もしくはメンテナンス月額1万円
  • 追加で仕事がある場合は別途見積もり

こんな感じですね。

しかし、私のケースは全く違うのです。

それでは、就職系セールスライターとしての私の仕事を1つ1つ紹介していきます…

これからどんどん熱くなる!自社専用求人メディアの構築

いま、楠瀬健之が一番力を入れたいと言っているのがコレ。求人メディアの作成です。

求人「ページ」ではありません。普通、コーポレートサイトに募集要項が載っていることがほとんどかもしれません。ですが単なる募集要項では、採用見込み者の心を動かすことなんてできませんよね。それにアクセスアップのための施策も打たれていない状況です。

これから先、「求人のためだけのサイト」をどんどん構築していきます。メニューはすべて採用希望者向け。とにかく仕事を探している方が

  • もっと見たい
  • ここで働きたい
  • よし、応募しちゃおう!(レスポンス型求人サイト)

と感じてもらえるようなサイトを構築していきます。

今はまだテスト段階です。どういうレイアウトがいいのか、どういう情報が求められるのか。全てに一からのリサーチが求められています。

ただ楠瀬さんがこれからどんどん求人オウンドメディアの仕事を取ってきてしまうと思うので、急ピッチで制作体制を整え、これから求人の仕事を始めるセールスライターさんにも比較的簡単に作成できるようにしていきます。

クライアントからいただいた画像やプロフィールをサイト内に配置したり、インタビューさせてもらって文字起こしをし、魅力的な文章に改善していくというようなことを日々やっています。あとはこれからちょっとデザイン・レイアウト面にも関わっていくと思います。

この仕事の大変なところ

  • クライアント企業の担当者さんとのやり取り、データの引き出し
  • 「採用希望者」という新たなペルソナに対するリサーチ
  • すでに主流になるつつある「動画」の攻略

この仕事の楽しいところ

  • 求人に特化している(おそらく)日本初のセールスライターになれる
  • クライアント企業の文化や働いている人など、かなりディープな人間模様が見れる
  • 求人に悩んでいる企業には資金力がある

セールスライターで組織をつくる?リストブランディングチームリーダー

楠瀬健之パートナー養成会では、「チーム制」を敷いています。チームは全部で…

  • インターネット広告チーム
  • リストブランディングチーム
  • オウンドメディアチーム
  • コンテンツ化ライターチーム
  • リサーチ、インタビューチーム ←NEW!

があります。

私はこの中の「リストブランディングチーム」のリーダーを務めています。

リストブランディングとは、クライアントとそのエンドユーザーとの「絆」を深める仕事。直接何かを売るというわけではありません。現状メディアとしてはメールがまだまだ主流。だから必然的に「メルマガライティング」の仕事が多いです。

現在一番動いているのが「楠瀬健之公式メルマガ」です。楠瀬さんの価値観を、メンバーが1日1通担当し、読み手にどうにかして伝えるものです。そのためには楠瀬健之という人間の考え方を、時には本人よりも深く理解しないといけません。その上で埋もれるメールボックスの中でどうやって読んでもらうか、どうやって最後まで読んでもらえるかなど、スキル的なこともかなり身につきます。

このチームにはセールスライターが10数名所属しており、それぞれメルマガやステップメールなどの仕事を割り振って担当してもらっています。

こうした「毎日更新型」のライティングは、クライアント社長が「絶対に」やってくれません。あなたも過去、自分のブランディングのためにブログを書こうとして、続かなかったことがあるでしょう(笑)報酬をいただいて外部の人間として請け負うことで、確実に更新されていきますよね。ダイレクト出版さんの「リストブランディングコース」でも、「やり方は分かった、じゃあ誰か書いてくれませんか?」という社長が多いみたいです…。

私はこのリストブランディングこそ、セールスライターが仕事を取りやすい分野なのではないかと考えます。

進化し続けるメディアを制覇する!

もちろんメディアはメールだけではありません。SNSの進化に従って様々なメディアが発達してきました。メールとして書いたコピーであっても、LINE@やFacebook、Twitterなどにどんどん再利用できます。

ただし、ぜんぜん違うのはInstagramです。こちらは画像がメインなので、既存の「文字メディア」とくらべて全く違う戦略が必要になってきます。そのメディアをどう攻略するのかを研究していくのも、リストブランディングチームの仕事です。

それからメンバーには「週刊誌リサーチ」をしてもらっています。毎週発行される人気雑誌のヘッドラインやコンセプトを写経したり分析してもらったりした上でレポートにしてもらいます。これにより「一般大衆がいまどんなことに興味があるのか?」「人を惹きつけるコンセプトは何か?」というようなことを日々リサーチしています。

リーダーの特権

以上がリストブランディングの仕事内容です。ですが私はリーダーなので、実際にライティングすることはもうかなり減ってしまいました。じゃあ何をするのかというと「レビュー」です。

人の書いたものをレビューすることもかなりのスキルアップになります。寺本さんも「教える側の方が勉強になります。だからみなさんには講座に高い参加費を払ってきてもらっていますが、すいません、勉強になるのは僕の方です」とおっしゃっていました。私も予備校講師歴が長いですが、確かに教えているだけでスキルが維持できています。自分では英語の勉強をまったくしないのに、英検とかTOEICの点数が全然下がらないのです。

毎日数本のレビューをずっと続けています。だから、養成会員としてチームに参加している方には申し訳ありません。勉強になっているのは私の方です(笑)

この仕事の大変なところ

  • レビューが立て込むと、それだけで数時間持って行かれる
  • いわゆる既存客のブランディングは、失敗すると直で大損害につながるためプレッシャーがある
  • 同様に、販促キャンペーンのステップメールを担当した場合、「数字を上げなくては」と焦る

この仕事の楽しいところ

  • メールはLPなどよりも短いので、「どんどん書きまくっている」という感覚が嬉しい
  • リーダーとして組織づくりをすることで、1人ではできないレベルの仕事が請け負える
  • 成果としての数字がリアルタイムで反映されるため、ものすごく勉強になる

ネタを探すために生きる〜ザ・セールスライターの執筆者

たぶん執筆陣はみんな同じことを言うと思いますが…

ザ・セールスライターのネタを考えてライティングする仕事。これけっこう大変なんですよ(笑)

毎日せっせと行動していると、なかなか細かいところに目が行かなくなります。いつもとは多少違う1日だったとしてもそれに気づけません。自分的には当たり前と思うことにこそ、他人にとっては価値があったりもします。

実は、別にザ・セールスライター執筆陣には「毎週書け」と定められているわけではありません。ですが、私はできる限り毎週書こうかな、と考えています。

そのためには日々アンテナを立てて過ごすことが大切です。常に「自分が悩み多きセールスライターだったら」と考えて生きてみる。そうするとそれまで当たり前と思っていたことが「あれ、これって参考になるんじゃないか?」と気付けるようになっていきます。

これは何もザ・セールスライターに限りません。あなたも、今やっているライティングがあるのなら、そのペルソナになりきった状態で1日過ごしてみるといいかもしれません。気付けることがたくさんあるはずです。

ちなみにこれは、楠瀬さんが毎日やっていることだそうです。

この仕事の大変なところ

  • 前日までネタが思い浮かばないことがザラ
  • 面白さと価値あるコンテンツの両立が難しい
  • ザ・セールスライターを書くために行動するなどいう逆転現象

この仕事の楽しいところ

  • コメントをいただけること。それだけ価値を届けられたことが実感できる
  • 自分自身の価値観の整理にもなる。今日の記事はそんな感じです
  • 新規クライアントへの権威付けになる(私は個人的に仕事をとらないので意味ないですけど笑)

専業セールスライター特有の動き?「タイムリー・サブ」という仕事

「タイムリーサブ」っていうのはたぶん私の造語です。「急に手伝いをする」ということをカッコよくネーミングしただけです(笑)

専業なのでいつもは東京・恵比寿のオフィスにいます。それってつまり機動力があるということです。いつでも動けちゃうのです。

だから、割と急にお手伝いの仕事が降ってきます。これまでやったことがあるタイムリーサブは…

  • LPをオープンするための決済カートをつける
  • 月刊ニュースレターの配送作業をする
  • オプトインLPを急きょつくる
  • セミナーの会場確保、当日運営をする
  • 金沢に5日間連れて行かれる
  • LPの細かいコピー修正をする
  • 同様にサイトの修正をするためHTML・CSS・PHPをいじる

その他、事務的なことで言えば

  • カメラの持ち運び
  • 動画撮影
  • 動画編集
  • 動画アップロード、告知
  • 他、若干かじっているプロジェクト多数
  • 郵便局に行く
  • 支払いをする

ちょっとおかしく書きましたが、すべて必要なことですし楽しいです(郵便局や支払いはさすがに違いますかね)。ちょっとずつかじっちゃっているような仕事もあるんですが、それも含めてやりがいのある仕事です。なぜなら毎日が学習の繰り返し。どこまでいっても「満足」なんてものには巡り会えないんですよね。

その中で一番学びになったこと。このまままとめにつながるんですが、マーケティングの現場って「スピード感の固まり」なんですよ。

まとめ:そして何より速さが足りない

じっくり100%のものをつくる、なんて絶対にムリです。ほとんどのセールスライター、そして昔の私がそうでしたが、ついつい「完璧」を目指しちゃうんです。だから納品が遅くなる。1日遅れたら、1日分テストができなくなったと考えなくてはいけません。

今日中に60%のものを作成して、1週間後までに80%にすればいいや。これくらいの気持ちが求められます。それをダイレクトに肌で毎日感じているんです。

言ってもまだ3ヶ月です。自分の動きを振り返っても、ぜんぜんできてないな…と思うばかり。でも「自信がなくなる」「落ち込む」ということは一切ありません。もっとこうしたいとか、もっと働きたいとか、色々考えます。それを実現するために、毎日試行錯誤です。自分に対してマーケティングテストをしているような気持ちですね。

このまま何とか現場の速さについていって、1年も経てばそれなりになるだろう。3年も立てば一人前かな?と思っています。

まとめると、

専属セールスライターの大変なところ

  • スピード感についていくので精一杯
  • 仕事が後から後からわいてくる
  • 「急きょ横から仕事が割り込んでくる」ことがザラ

専属セールスライターの楽しいところ

  • マーケティング現場の最新事例がポンポン耳に入ってくる
  • 自分では絶対に付き合えないような規模の会社さんと仕事ができる
  • 毎日こんなにどっぷりマーケティングがやれているなんて幸せ(どM)

私の仕事を紹介することでセールスライターの現場最前線をお伝えしました。とはいえなかなか見られない「就職型セールスライター」という仕事。もし興味があるなら、あなたも仲間に入ってくださいね。

PS
今、うちのチームでは仕事を担ってくれるセールスライターが本当に足りません。はしょりましたが↑の「若干かじっているプロジェクト」がどれだけ大変なことか。ぜひ早くこっち側へ来てください。今日(5/24)の時点では募集停止していますが、こちらの体験コースがオススメ。ぜひチェックしてください。

http://kusunosetakeshi.com/2weeksaleswriter/index.html

コメントを残す


CAPTCHA