2018/07/13

知的労働の世界で働くセールスライターに不可欠な「賢い息抜き」の仕方

From:甲斐 慶彦

あなたは日々の仕事の中で、考える気力も体力もなくなったとき…
どんな風に気分転換していますか?

セールスライターは完全に知的労働…
私はというと…
夕方から夜になると、完全に考える力が衰えてくるのを感じます。

ある偉い人が話しているように、「考えること」は本当にしんどい労働だな…と思う今日この頃です(偉い人の言葉:『人は考えるという真の労働から避けるためにはなんでもする』

さて、それでも考え続けなければいけないセールスライターはどんな風に息抜きをして『考える力』を維持すべきなのでしょうか?

私自身で本を読んだり、毎日実際に試して、いろいろ効果を感じるものが出てきたので、今日はそれをシェアしたいと思います。

『考える力』は朝から減り続け、夜には枯れ果てるもの…

最初にこれを知った時には衝撃でしたが、あなたはこの真実をご存知でしたか?

私がこれを最初に知ったのは、他でもない…
2年半ほど前に楠瀬さんのセミナーを初めて受講したときでした。

思考力はどうやら消費するものらしいです。

以前読んだ本によると、面白い実験結果もありました。
「我慢すること」でも「考える力」を消耗するんだそうです。

目の前のケーキを我慢し続けた子供のグループと、自由に時間を過ごした子供のグループとでは、そのあとの考える力のテストで大きな開きがあった…といった実験でした。

ということでストレスも私たちの『考える力』を奪い去ってしまうようです。

セールスライターは知能労働…、いかに効果的に『考える力』をライティングに振り向けるかが問題になります。

そこで、私はいろいろ自分で実験してみました。
どういったときに『考える力』をライティングに振り向けられたか…。どういったときにライティングに集中できず生産性の低い時間を過ごしてしまったか…。

ABテストを繰り返して、効果を感じたものだけをこれからお話しします。

まず今も実践していて、本当に効果があると感じるのはコレです

60分ごとに仕事を区切って、10分の休憩を入れる

これは本当に効果があります。

ある調査でも、音楽のプロを目指す学生で実際に技術力の向上が目覚ましいのは、1回の練習時間を90分以内に留め、適宜休憩時間をとる学生であることがわかったそうです(なんと練習時間が1日10時間を超える学生よりも、目覚ましい技術向上がみられた、というのです)。

私も、追い込まれたときには6時間とかぶっ続けでライティングしていることがありますが、それが終わった後は何もできない…というのが実情でした。

しかし、60分ごとに10分の休憩を挟んで仕事をすることで、集中力を保ったまま朝7時40分くらいから、夕方18時近くまであまり集中力を途切れさせずに仕事し続けることができるようになりました(もちろん、昼ごはんのときは、もう少し長めの休憩をとりますが…)。

私の場合、10分の息抜き中にはトイレにいったり、家では教材セミナーを耳で聴きながら家事をしたり、10分のうちの5分間だけ机に突っ伏して目を閉じて、寝たりしています。

10分のインターバルが終わったらアラームが教えてくれるので、そこからまた次の仕事の60分間を始める、という感じです。

なので、あなたもイマイチ集中力が継続できないな…と感じた時には仕事をする時間を60分に区切って、10分間の息抜きを戦略的にとることを強くお勧めします。

次は…

昼ごはん後は20分の「昼寝」をする

これも本当に効果的です。

お昼を食べたら、つい眠くなってしまいますよね?
そこで思いきって20分の昼寝をすると、午後からも頭をスッキリさせて仕事に向かうことができます。

これもアメリカのNASAで実験があったそうです。
昼寝を戦略的に取り入れたグループと、そうでないグループとでは、午後のパフォーマンスに34%もの差があった、というのです。

たった20分の昼寝で、34%もパフォーマンスを上げることができるなら、こんなに良い投資はありませんよね?ということで、あなたもお昼のあとは20分だけ昼寝の時間をつくることをお勧めします。

驚くほど、午後の仕事の効率が上がることを感じることができますよ!

思考力が枯れ果てたら『走る』が結構いい感じ

上記までのように、
戦略的かつ効果的に休憩を挟みながら仕事をしていても、夕方や夜になると『考える力』が枯れてくるのを感じます…。

そんなときに私がしているのは『走る』ことです。
本によると、心拍数を20分以上にわたって上げるのであればなんでもいいらしいですが、私の場合、1時間くらい走りに出かけます(忙しい時には走れていないことも多いですが…)。

すると、走っている前半では頭の中でモヤモヤしていたことが、後半に差し掛かると頭の中のモヤが晴れるようにスッキリしているのです。走る動作とともに頭の中がシェイクされて、いつの間にか整理されているような感覚です。

事実…
ライティングで行き詰まったときには、こういった走っているときの後半部分でアイデアを思いつくことが多いです。

思考に関する本によると、頭脳は集中した状態でいろいろな情報を集めたり組み立てたりしたら、そのあと集中を解いて、弛緩するタイミングをきちんと作らないと、頭の中で情報を効果的に整理することができないそうです。

逆にきちんと頭の中を緩める時間をつくることで、頭の中は整理され、アイデアも思いつきやすく『考える力』もちょっとだけ回復するそうです。

「頭を緩める時間」を積極的にとることも、とてもいいことなんだな、と最近身をもって実感しています。

日々の『考える力』を最大化するには、睡眠時間は十分に摂る

以前も紹介したかもしれませんが
『忙しい社長のための休む技術』にこう書かれていて、衝撃を受けました。

『現代人は、睡眠時間が短すぎて、本当に自分の頭が最大限働いている状態を知らない』

大人でも7時間は寝たほうが『考える力』を発揮できるそうです。

冒頭でも取り上げましたが、『我慢』はそれだけで『考える力』を消耗させてしまうそうですが、私たち現代人が日頃から我慢してしまいがちな「睡眠」が、最も『考える力』を奪っているんだそうです。

事実、この本を読んでからできる限り7時間の睡眠を摂るようにしてみました。
最初は6時間弱で目が覚めていましたが、徐々に7時間眠れるようになってきました。

すると、やはり昼間に処理できる仕事量が増えたのです!
「これは凄い!」と思いました。

会社に勤めていたり、子どもがいる中で、今の生活スタイルを変えることはなかなか難しいことかもしれません。

しかし、実は睡眠時間を増やすことが昼間の仕事の処理能力を高め、逆に多くの時間を生み出してくれる特効薬になるのです。

あなたも2週間ほどでいいので、7時間睡眠を試してみてください。
仕事の捗りの違いに驚きますよ。

内省するからこそ、自分のパフォーマンスに気づける

いかがでしたか?

私なりにいろいろトライ&エラーを繰り返して得た、『考える力』を効果的に発揮するための『賢い息抜きの仕方』でした。

日頃、漫然と仕事をしていたら気づきませんが、楠瀬チームは「自分と向き合うこと=内省」を結構重視しています。

その内省の結果、こういった日々の息抜きすらも、仕事を進める上では重要だ、という学びをここ数ヶ月の間に得ています。

あなたもぜひ、毎日の自分の仕事ぶりを観察してみてください。
今回取り上げられなかった『自分の生産性を高める最高の方法』が見つかるかもしれません。もし、今の時点であればコメント欄などで教えてもらえると嬉しいです。

お互いAIやIotなどに淘汰されないよう『考える力』を伸ばしていきたいものですね!

P.S. 最近読んで一番面白かった記事がコチラ。息抜きがてら読んでみることをオススメします → コチラ