From 古川馨
「フリー素材を使ったはずなのに訴えられた、、、」
先日、ダウンロードした
フリー素材サイトを使った学校が
イラストの作者から訴えられ、
11万円の賠償金を支払った
という事件がありました。
それはとある学校の「学校頼り」
その学校の校長が使用した
あるイラストが問題に。
そのイラストを作った作者から訴えられ、
賠償請求となったとのことです。
当の本人は「フリー画像」を
使っているつもりだったようです。
ですが、確認を怠ったために
発生した出来事。
今回のケースでは、
フリー素材のサイトから
ダウンロードしたわけではなく、
インターネットで
「フリー 無料」などと検索して
見つけた画像を使ったようなのですが、
それが無料ではなかったと。
要するにGoogleの画像検索で出てきた画像が、
無料の検索ワードで引っかかってきたけど、
無料じゃなかったってことですね。
フリー素材も使用は自由じゃない
このケースはよくあります。
画像やイラストを探すとき、
画像検索に頼るのはかなり危険です。
最低限、有名どころの素材サイトなどを
利用する方が良いでしょう。
ただし、、、
フリー素材サイトで提供される素材なら
自由に使えるかといったら違います。
フリー素材は、あくまで
「利用規約に則った利用が無料」
なのであって著作権フリーで
使い放題ではない。
結構、ここを勘違いしている人がいるので
注意が必要です。
例えば、フリー素材サイトは
商業利用の制限が細かくあったり、
そもそも商業利用できなかったりする
ケースが多くあります。
コピーライトの記載が
必要な場合もありますし、
そのまま使うのはOKだけど
改変しちゃダメとか。
細かい取り決めがあるんですね。
それは利用規約に書いてあるんですが
たぶん、、、というかほとんどの人が
読まないんじゃないかな〜と思います。
規約、本当読まないとダメですよ!
商業利用可能かチェックはしたか?
あとサイト自体では商業利用OKと
デカデカと書いてあるのに
実は素材の提供者ごとに
細かい制限を設けている、、、
なんてサイトもあります。
よく読むと
「一部素材は商業利用不可」
みたいな。
罠かと。
ブービートラップかと。
なので、素材サイトを使う場合でも
ちゃんと利用規約を確認して
素材ごとの規約もあるならチェックして、、、。
使わないといけないものなんです。
面倒かもしれませんが、
これは自分の身を守る上でも必要です。
安易な利用をしていたために
後から訴えられたら、、、
目も当てられませんよね。
最後に意外な落とし穴。
これ、実際に僕の体験談なのですが、
クライアントから提供された
写真素材がNGだったケース。
個人のクライアントさんで
ニュースレターを発行しているのですが、
ニュースレター用に写真素材の提供があったのですが、
それが通販サイトの商品画像だったことが、、、
それは提供された段階で
「なんか通販サイトの画像っぽい、、、」
とすぐわかったので
「これ、どっかのサイトから取ってきましたよね?」
と尋ねて発覚したのですが。。。
このようにクライアントから提供されるものが
NGの場合もあるってこと。
なので、常に確認が必要です。
有料サイトで購入した素材でも、
使い回しができないものもありますしね。
(利用ごとに権利を買う必要がある)
最近、著作権関連でトラブルケースも
多く聞くようになってきたので
注意喚起の意味も込めて今日はお伝えしました。
あなた普段使っているイラストや写真、BGMなど。
サイトからダウンロードして使っている素材、
権利関係はクリアしていますか?
チラシや広告、パンフレットや資料。
ホームページやLPなどなど。
ビジネスで素材を使うシーンは
数多くあります。
ちょっとした確認の手間を惜しむことで
のちのち大変なことになってしまうので
ぜひ、注意してくだいね。