2022/09/04

[GBP運用者必見]投稿画像の拒否理由を探る

こんにちは、
リサーチャーXです。


Googleビジネスプロフィールを
(旧Googleマイビジネス、以下「GBP」)


自社で運用している方、
もしくはクライアントの代行を担っている方から
最近よくご相談いただくのが、


「投稿したら拒否されちゃいました…」


です。



せっかくお客さんに声かけをして、
スマホで撮影しコピーも考えて
渾身の投稿をしたのに


「拒否されました」


で心をくじかれる…。


しかもどこを
直したらいいのかもわからない。


ヘルプやフォーラム、ブログを探しても
答えが見つからない。


とくにGBP運用代行をやっていらっしゃる場合、
この「八方塞がり」感は、
今後の契約継続への不安・恐怖にも
つながるんじゃないでしょうか。


テキストであれば、
何度か投稿し直して試行錯誤し、
解決の糸口を見つけやすかったりしますが、


画像となると現実問題、
そう何回も撮り直しできなかったりもします。


だからこそ
拒否される理由がわからないと


「もう、どうしたらいいの?」
「何がいけないの?」


といった絶望に近い気持ちなったりすることも。



そこで!



今日は、
「拒否された画像の何が問題になってるのか?」
をチェックするためのツールをご紹介します。


こちらです!
  ↓
☆Vision AI
%url1%(https://cloud.google.com/vision/)


こちら、ものすごくざっくりいうと
「Googleがその画像をどういうふうに認識しているか?」
がわかるツールです。


使い方はこんな感じです。

《手順》
1.
☆Vision AI
%url1%(https://cloud.google.com/vision/)
こちらのページの上の方にある
---------
デモ
API を試す
---------
という部分までスクロール


2.
------------
Drag image file here or
Browse from your computer
------------

という部分があるので、
そこに画像ファイルドラッグ・アンド・ドロップする


3.
解析結果がいくつかのタブと一緒に表示されるので、
そのうち「Safe Search」タブを表示させる


という手順です。



この「Safe Search」では、
その画像は不適切なコンテンツとして
判定される可能性があるか?をチェックできます。


具体的には、
5つの不適切なコンテンツタイプ


・adult(アダルト)
・spoof(あからさまで滑稽な・不快な改変)
・medical(医療)
・violence(暴力)
・racy(きわどい)


のタイプについてそれぞれの可能性評価


・UNKNOWN(不明)
・VERY_UNLIKELY(可能性が非常に低い)
・UNLIKELY(可能性が低い)
・POSSIBLE(可能性がある)
・LIKELY(可能性が高い)
・VERY_LIKELY(可能性が非常に高い)


が判断されます。


つまり、
GBPにアップしようとしている画像
(または拒否された画像)を
ここでチェックして、


いずれかのタイプで
POSSIBLE以上になっていたら
画像を再考する、差し替えるという
判断をする、というわけです。



具体例で考えてみます。



たとえば、
ネイルサロンのGBPを運用しているとします。


このとき、
GBPの投稿には、お客さんの事例として
ネイルを含めた手全体を
撮影することが多いと思います。


指先のネイル部分だけでなく、
手を含めた全体として雰囲気を見せたかったり。



でも、そうすると画像全体として
うすだいだい(肌色)の割合が多くなります。


結果、投稿の拒否に…。



これを受けて、当初、私は、
「うすだいだい(肌色)が多いから “アダルト“と判断されたのでは?」
と考えていました。


ところが、Vision AIで
その画像をチェックしてみたところ…


「医療」のタイプで
“POSSIBLE”(可能性がある)
と判断されたんですね。


まさか「医療」に判定されると思っていなかったのですが、
言われてみれば、たしかに
整形外科の爪の症例画像にも似ているかも…。



とはいえ、
「じゃあ、お客さんの事例を載せるのを止める」
というわけにはいきません。



お店側としても
「うちのお店ではこんな施術ができます!」
とアピールしたいですし、


お客さんとしても
「ここのお店はどんなネイルの雰囲気なのかな?」
と知りたいはずですから。



そこで、
「医療」と判断されずに
ネイルの施術画像をアップできないか?
を考えてみました。



考え出したひとつの改善策は、

・指先部分だけにフォーカスしない
・小物を添えて雰囲気を出す
・「萌え袖」で皮膚の面積を減らす

です。



整形外科などの爪の症例画像を見てみると、
患部にフォーカスしていて、
それを妨げる要素は写っていなかったんですね。


見せたいものは患部なので当然ですよね。


なので、
画像の構図として指先だけにフォーカスせず、
そして症例画像には無いであろう、
ネイルを引き立てる小物をプラスして添える。


これはGBP攻略という意味だけでなく、
そのお店が施すネイルがお客さんの日常に
どんな彩りを添えるか?華やかにするか?を
イメージしてもらうねらいもあります。


もちろん、小物がメインになってしまうと
「ビジネスと無関係なコンテンツ」
と判定されてしまうおそれがあるので注意が必要です。^^;


あとは「萌え袖」
(袖口から手を完全に出さずに指先だけが出ている状態)
にして皮膚の面積を減らし
「医療」と判定されないようにしてみる。


この対応策を
Vision AIでチェックしてみたところ、


「小物添え」パターンも
「萌え袖」パターンも
「医療」が“UNLIKELY”(可能性が低い)
になりました。


こちらまだ実際に
GBPにはアップしていませんが、
これで投稿の拒否がされなければ、
ネイルを見せつつ(魅せつつ)、
GBP投稿も拒否されずにアピールできます。


しかも、
こういった工夫を加えることで、


普通の施術事例ではなく、
お客さんに対して、
ライフスタイルとしてのネイルの提案もできますし、


「お客さまであるあなたのネイルを
 私たちのお店はこんなふうに大切に扱い、
 美しく見せます(魅せます)」


というお店側の美意識やセンス、
向き合う姿勢もアピールできそうです。


・・・


という感じで、
GBPの画像の投稿拒否に遭遇している場合、
一度、Vision AIを試して
解決の糸口を探ってみてください。


とくに
クライアントのGBP運用代行をされている場合は、
Vision AIを駆使して方向性をつかみ、
クライアントに対して、


・画像がどんな判断をされる傾向にあるか?
・拒否された場合、どこに問題点があるか?
・それを防ぐためにどういう画像を撮ってほしいのか?


を根拠を持ってアドバイスできたら
きっとクライアントからの信頼も獲得できますよ。


この難局、乗り越えましょう!

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