あなたは、セールスライターとして仕事をする際によく使うツールはありますか?私は仕事をする際にほぼ毎日使うツールがあります。
それは、Google Analytics(グーグル アナリティクス)です。
聞いたことがない人も多々いらっしゃると思いますが、Googleが無料で提供しているWebサイトを解析するためのツールです。アカウント登録をするだけですぐに使い始めることができます。
私にとってはおそらくGoogle YouTubeと同じ頻度で使っていて、FacebookやTwitterを見るように無意識に立ち上げるレベルになっているツールです。
求人案件でIndeedを運用する時も、Google広告やFacebook広告を運用する時も、必ずセットで使います。
クライアントの中には、Google Analyticsとは何なのか、使い方もよくわからないけれどサイトを作った時にとりあえずアカウントを作成して設置している、というパターンもあります。
このGoogle Analytics、本当にたくさんのことを教えてくれるのですが、たくさんの項目があり過ぎるため、初めて見た時はわかりづらい印象が強いです。
ですが、セールスライターとしてWebの施策をやっていきたいなら使わない手はないと思っています(例えネット広告やるかやらないか別にしてもです)。
そこで今回は、セールスライターがどんな風にGoogle Analyticsを使っているかを紹介します。
Webサイトでの行動は全てお見通し!?Google Analyticsにできること
そもそもなぜ使った方が良いのか?ですが、それは
Webサイトの改善策を見つけるため
です。Webサイトを作っただけだと、何となくWebから売上が上がっている、もしくはあまり売れていない、といった情報しか入ってきません。もし、あまり売れていないとしたら、ではどこをどう改善すれば良いのか?といった話になってきます。そして、改善点を見つけるための手法の一つはネット広告を運用することです。アクセスを集めて反応を見ます。
ですが、どうしてもネット広告だけではわからない情報があります。それを詳しく教えてくれるのがGoogle Analyticsです。
Google Analyticsは以下の情報を教えてくれます(正確な定義とは少し違う表現かもしれませんが)
- サイトを訪問したユーザーの属性(年齢・性別など)
- ユーザーはどうやってサイトを訪問したのか?
- ユーザーはサイト上で何をしたのか?
- コンバージョンが発生したのか?
といった感じです。
私は基本的にGoogle Analyticsを毎日立ち上げて、上記の情報をチェックしています。全てのアカウントを毎日見るわけではないのですが1アカウントにつき2~3日に1回は必ず見ています。そして、計測されたデータを見ていると
- 意外と女性ユーザーが多いんだな
- Google検索からの流入が多いのか
- このページはよく見られてるな、逆にこのページは見られてないな
- 問い合わせフォームより電話の方が使われていのか
といったことを教えてくれます。
計測されたデータというのはまさにユーザーの反応なので、市場が示してくれた答えです。
なので、私にとってGoogle Analyticsはインタビューをしたり、Webサイトを見たりするのと同じく、一つのリサーチの手法だと捉えています。リサーチと同じく、情報が見えてくると楽しくなってくるので気づいたら時間が立っていることもあります。
とはいえ、一度使えるようになると本当に便利な反面、逆に使い方がわからないうちはとても複雑で難しいものに感じます。
私も最初は、どうしても使わなければならない時があり、必要に迫られて使い始めたのがきっかけです。その時はよくわからないツールだったので滅多に触ることなく、コンバージョンの項目だけをチェックする、といった感じでした。
転機になったのは、セミナーへ出席したことです。2時間で5,000円くらいのセミナーだったのですが、そのセミナーに出ることで、全体像を概念的に把握することができ、そこからセミナーで習ったことを復習するように少しずつ使える機能を増やしていきました。
実践環境があったことと体系立てられたノウハウを知ったことが良かったのかなと思います。そして、頻繁に使うようになってから、それまでは意味不明な暗号が羅列していた画面が情報の塊に見えるようになりました。
まずは「始めて」みる、そこから「できるように」なる
この記事を読んで、もし「使ってみようかな?でも難しいかもな?」
と迷っているならオススメしたいのが、とりあえずアカウントだけ作って設置しておくことをオススメします。なぜなら、データが溜まるのには時間がかかるからです。そのため、できるだけ早く計測することが重要になってきます。
Google Analyticsが使えるようになる→Google Analyticsのアカウント作って計測する
よりも
Google Analyticsのアカウント作って計測する→Google Analyticsが使えるようになる
といった順番で作業することの方がデータが無駄にならずにすみます。私もネット広告系の案件を行う時は、まず最初にGoogle Analyticsがサイトにすでに設置されているかを確認し、されていないようならすぐに設置するようにしています。
もし、あなたが「クライアントからWebサイト制作頼まれた」「Webサイトの改善を頼まれた」際は、ぜひ今回の記事を参考にしてGoogle Analyticsの使用に挑戦してみてください。
追記
データ分析に楽しさを見出せると、それだけでセールスライターとしてやっていけます。詳しくはこちら