From:小野裕史
早速ですが、あなたはセールスライティングにおいて
ライティングの質を重視しますか?
ライティングの効率を重視しますか?
質問から入ってしまいましたが質とは精度であったり、自分がどれだけこだわるかだったりしますよね。効率はもちろんライティングを終えるまでのスピードです。
マーケティングはスピード勝負ですし、60点で素早くリリースをしてテスト改善していくのが鉄則です。ということは、やはり効率(スピード)を求めるべきでしょうか。
ここでもう一つ質問させてください。
リリースの基準となる60点とは、誰から見た60点なのでしょうか。
おそらくセールスライターやマーケターのトップを走るような方であれば、自分の中の60点で良いと思うのです。
しかし、、、
私も含め、スキル不足に悩むセールスライターが自分基準の60点にしてしまうと・・・
今回はそんな私のありがたい経験をお伝えしたいと思います。
SEOライティングでの失敗
そもそも60点でリリースする理由として小さく失敗をして、改善点の目安をつけたうえで素早く修正することを目的としていますよね。しかし自分基準の60点で大きく失敗をしてしまうと、何を改善すれば良いかすら分からなくなってしまい、改善の余地が無くなってしまいます。特に独立起業をしている方や目指す方であれば重要な問題になります。
いま私はあるクライアントさんのSEOライティングに取り掛かっているのですが、これまではSEOをあまり意識してライティングをしたことはありませんでした。SEO的に意識をしているといえば、今回のように記事を書くにあたりチーム内での決まりごとを守るといった程度。
そのため、まずやったことは検索キーワードによる上位サイトのリサーチをしてみます。
上位サイトに書かれている内容をチェックとメモをしながら、どのような内容を入れた方が良いのかを考えてみました。
そして入れるべき項目を洗い出たうえでリサーチも無事に終えてライティング、、、も終了。ここまでは良かったのですが、この時点で私はある致命的なミスに気付いていませんでした。その致命的なミスとは、
セールスライターとしてライティングをしていなかった
ということです。
どういうことかというと、上位サイトが入れている項目に目がいってしまい
- なぜそのキーワードで検索をしているのか
- 調べることで何を解決したいのか
- その結果、どうなることが出来るのか
といった部分まで目が向いていませんでした。
説明に終始してしまい、その結果あなたはこうなることが出来ますよ。というベネフィットが入っていなかったり、検索意図まで意識できていなかったために説明が足りていなかったり。必要なことは何となく入っているけど、内容が薄いといいますか・・・。セールスライターじゃなくても良いといいますか・・・。
なぜそうなってしまったのか?
おそらく無意識に効率を求めてしまっていたのかなと思います。やったことがないという理由(言い訳)から、何となく上位サイトがどのような書き方をしているかに意識が向いていました。同じような項目を入れて書いておけば問題ないだろうと。しかしそうなってしまうと二番煎じになってしまい、すでに上位表示されているサイトを追い抜くことは出来ないですよね。
今回は準備段階であったために、チームで取り組んでいる皆様からフィードバックをもらうことが出来ました。幸いなことにリリース前に60点以下だということも予め分かりました。正解も不正解も分からない中で、リリースをしていたら自分基準の60点は30点以下だったと思います。
その後、ありがたいことにSEOの勉強会に参加をさせて頂いたり、直接説明をして頂いたりと実践をしながら学ぶ機会を頂いています。
そのため現在は調べられたキーワードの検索意図も含めて考え直しながら、一度0ベースに戻してライティングをしています。冒頭で書いたように、無意識とはいえ効率を求めた結果、質も効率も悪くなってしまいました。しかし今後ライティングをする上で必要な気付きを頂くこともできました。
スキルアップを加速させるマインドセット
セールスライティングは売るためのスキルかもしれません。そのために不安や悩みを解消し、ベネフィットを暗示する必要があります。当然、相手の心理や感情を理解することが必要不可欠になります。
しかし全てにおいてセールスライティングのスキルは活かすことが出来ます。今回でいう検索意図が、心理や感情を理解する部分に直結しますよね。考えてみれば、私が普段担当をしているインタビューや事例構築も同じでした。読み手の心理や感情を理解することで聞くべき内容や読み手が求めている情報、知りたいと渇望している情報を届けることが可能になります。
セールスライターである以上、一つ一つの行動において読み手や相手の心理や感情を考え、リサーチもしながら常に意識し続ける必要があるんですよね。その上でブログやコンテンツやレター等のライティング、インタビューや動画制作などを行うべきだということ。その意識があることで、まずはテストのための60点という基準のスキルにも繋がっていくのではないでしょうか。
意識をし続けながらライティングを続けることで質(スキル)が上がり、やり方や自分の進め方が分かってくれば、効率(スピード)は自分のスキルにつれて自然と上がるものではないかと感じています。だからこそ今は効率を求めずに、そのうえでスピーディにやり続けようと思っています。
何を今更?と思われてしまうかもしれませんが、改めて強く意識したいなと感じたので、記事にすることで自分の中に落とし込むことにしました。
p.s
「一人では60点かどうか分からない」という方や「ライティングの精度をもっと高めたい」という方は、自分のライティングをレビューをしてもらうグループがあるので、チェックしてみてくださいね。
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