セールスライターになるために一生懸命勉強している。コピーもたくさん書いてたくさんリリースした。でも、どんなに努力しても思うような結果が出なかったり、そんな事が連続で続いたりすると、多くの人は
- 「苦しい」
- 「しんどい」
- 「もうやめたい」
という気持ちになると思います。
実際に私も、このキャリアをスタートした直後は、全く成果が出ず、本当に苦しい時期を過ごしました。
「なんで俺のことを理解してくれないんだ」
こんなドロドロした感情が私の中で蠢いていたんですね。
でも、このキャリアを始めた当初は、新しく仕入れたマーケティングやコピーの知識を早く使いたくて興奮したり、モチベーションもとても高かったわけですが、成果が一切出ない時期が続き、数ヶ月間、行動が全くストップしてしまったんです。
「成果が出なかったらどうしよう」
当時の私は、この恐怖に完全に支配されていました。おそらく、多くの人がこれと似た様な感情を、多かれ少なかれ持っていると思います。
一生懸命書いたコピーというのは、産みの苦しみがある分だけ、自分の分身の様な存在に感じることがあると思います。手塩にかけて育てた子供の様な感じでしょうか。
そんな、自分自身とも言えるコピーで全く成果が出なかったら、自分自身を否定されている様な錯覚に陥ってしまい、それが、強烈な「痛み」となり「恐怖」を感じるのかもしれません。
結果、否定されるのが怖くて行動がストップしてしまう。
もしかしたらあなたも、こうした「恐怖」が原因で行動できずにいるかもしれません。そこで今回は、私がこうした恐怖をいかに乗り越え、今に至ったのか。
その時の様子をお伝えしたいと思います。
成果結果を気にしてはいけない理由
まず、そもそも論ですが、なぜ私たちセールスライターは「成果結果を気にしてはいけないのか?」という事ですが、これには、ちゃんとした理由があるんです。
というのも、コピーの格言?の中に
「とっととリリースしろ」
って格言がありますよね。釈迦に説法だとは思いますが、これは何を言っているのかというと
「結局、反応があるかないかなんてリリースしなければわからないんだから、グダグダ言ってないで、とっとと出して市場からのフィードバックをもらえ」
ってことです。また別の格言では
「すべてはテスト」
という格言もあります。これもさっきと一緒で「当たるか当たらないかなんて分からない、むしろ外れることの方が多いんだから、素早くテストして確認しろよ」
ってことです。これの言い方を変えると
「とっとと失敗しにいけよ」
ということなんです。また、一流どころは皆口を揃えて
「テストの数=成果」
と言っています。つまり、マーケティングやセールスレターってのは、「素早く全力でいかに失敗をしに行くか」と、捉えることができます。
ということは、そもそも一回一回のコピーや施策の結果なんて、結構どうでもいいってことです。なぜなら、しっかりと仮説を立てた上でPDCAを回していれば、失敗を重ねるごとに、「正解」に近づいていきますからね。
これ、普通に考えればまさにその通りです。例えば、百発百中で80%の成果を出すのは無理ですけど、5回の失敗を重ねて80%の成果に近づけていくことは、できそうな気がします。
だから、一回ごとのコピーで「成果結果」を出すこと自体がナンセンスなんですよね。
一流はみんな不感症
楠瀬さんと話していて一番思うのは、一回ごとの施策の成果に対して、恐ろしく不感症だということです。
で、小川さんや寺本さんのブログなんか見てても、メチャクチャ不感症だということがわかります。
だから、「とっととテストしろ」って事を何のためらいもなく当たり前に言いますし、コピーの質よりもテストの数が少ないことに対して厳しめのフィードバックをしていたりします。
ということは、少なくともセールスライターという世界で生きていくのなら、
成果結果に対して「不感症」になれるかどうか
ここが決定的に重要なんじゃないかと思うんです。一流とそれ以外を分ける境界線もまさにコレなんではないかと思うわけです。
では、どうすれば不感症になれるか?ということですが、それはやっぱりこれをするしかないです。
目の前のことに全力を尽くす
このブログでも何度も言ってきましたが、私はこれしかないと思っています。
セールスライターの仕事とは直接関係ない事であっても、なりふり構わず、自分ができると思った事なら、それを実行に移し、ただひたすらに目の前の相手に尽くし続ける。
これをし続ける事で、成果にとらわれてしまうマインドから脱却でき、飛躍的に行動量が増えると思っています。
ちなみに私は、ネットの接続とか、イベントの受付とか、はたから見たら「なぜそんな事やっているの?」と思われるような事であっても、自分のできる事、自分の持っているものを使って相手に価値提供できるのであれば、例えそれがライティングとは関係のない事であっても、率先してそれをやり続けました。
結果、少しずつ「成果にとらわれるマインド」から脱却でき、「成果が出なかったどうしよう」という恐怖から抜け出し、気付いた時にはセールスライターとして食えるようになっていました。
その間、一回一回のコピーで成果が出続けていたかといえばそんな事はありません。例えば、工務店の案件などは、未だに大コケすることが当たり前にあります。
結局、成果結果にとらわれず、成果を出すためにできる事に全力を尽くすことで、クライアントに長期的な成果をもたらすことができました。
成果にとらわれているとこんな重大な問題が発生します
最後に、成果に恐怖を感じていた時の私のリアルな感情をシェアしたいと思います。
当時の私は、自分でポスティングの会社をやっていたので、その取引先に「チラシ作りまっせ」「成果でまっせ」と成果結果を全力で売るDMを送ることで、クライアント自体は比較的容易に獲得することができていました。
が、当たり前ですが、まだまだ駆け出しの自分の作ったチラシでは、思ったような成果を出すことはできません。
なので、全力で「成果を売っていた」こともあり、クライアントからはかなりガッカリされました。というよりも、煽りまくって仕事を獲っていたので、ポスティングの取引自体止められてしまったクライアントもいるほどです。
そんなことが続いたため、私は「成果を出さなければ相手にしてもらえない、だから、成果を出さなくてはいけない」こんな風に考えるようになっていました。
で、どうなったかというと、「成果を出すことで相手を操作する」「どうすれば人を操れるのか?」こんなマインドになっていたんですね。だから、当時の私が書くコピーには、そうした気持ち悪さが出てしまい、それを感じ取ったクライントから、どんどん相手にされなくなってしまっていました。
なので、「もっと成果があげられるスキルが欲しい」とダークサイドにどんどん落ちていったんです。
結果、行き着くところまで行き着いて、もうどうすればいいのかわからなくなり、行動が完全にストップしてしまいました。
「俺には向いていないんじゃないか」と本気で思った時期です。
で、そんな状態で苦しみ続けること数ヶ月。その時出会った「目の間の相手に全力を尽くす」という言葉のおかげで、一気に逆転をしていくわけです。
このように、成果にとらわれてしまうと、「どうすれば目の前の相手を自分の思い通りに操ることができるか」というマインドに無意識のうちになっていってしまいます。
なので、そうしたマインドの時に書くコピーは、端々にこの気持ち悪さが滲み出てくるようになってしまうんですね。
だから、コピーが気持ち悪さMAXになってしまい、そもそもそんなコピーを書く人に依頼したいという人はいないので、打席にすら立たせてもらえない、そんな状態になってしまうんです。
で、もっとも厄介な問題が、このことに自分自身では気づくことができないことなんですね…
もしあなたが、昔の私のように、成果が出ないことに恐怖を感じ行動できずにいるのなら…格好つけずに、自分にできることに全力を尽くしてみてはいかがでしょうか?
きっと、あなたにとって、大きなパラダイムが起きることをお約束します!
PS
強制的に一流と同じ不感症になりたい人は、コチラのプログラムに参加して、一切言い訳できないくらいシゴかれてみるのがオススメです。
格好つけずに、自分にできることに全力を尽くす。
・・・素晴らしいですね。
私も、カッコ悪くていいから、できることをやります。全力で。