From 古川馨
ついつい見てしまうメッセージ
があります。
スマホを見ていたら通知が。
メルカリから
“事務局から個別メッセージ
先ほどいいねした商品に
使える可能性があります。
3000円分のポイントを
もらい忘れていませんか?”
というメッセージが。
「あれ?3000円分のポイント?」
もらい忘れ、、、
と言われると気になります。
そして、メッセージを
タップしてみると、、、
メルカードを申し込むと
3000分のポイントがもらえるよ
といういわゆるセールスでした。
でも、ついつい
「ポイントをもらい忘れていませんか?」
というメッセージに釣られて
見てしまったんです。
単純ですね。。。
また別の日。
これはメールですが、audiobook.jpから
「300ポイントが◯月◯日に
有効期限切れになります」
というメッセージが、、、
「あ〜、ポイント無くなるのか〜」
とちょっと気になります。
さらに日付も記載されていることで
緊急性がプラスされていて
なんか今直ぐチェックしなきゃ!
って気にもさせられますね。
これも思わずサイトに戻って
チェックしてしまいました。
ポイントとしては
大した額ではないかもですが
無くなるといわれると
ちょっと気になります。
そして、なんやかんやで
ついついオーディオブックを
残っていたポイントと合わせて
使って買いました。
一体、何をいいたいか?
「人は失うことに敏感だ」
ということです。
それがたとえ数百円分のポイントだとしても
「無くなる」と言われると気になる。
これが300円分のポイント上げます。
だと、それほど気にならないでしょう。
むしろ、「たった300円か、、、」
と思ってスルーしていたかもしれません。
ですが、300円失う、、、となると
ちょっと気になる。
なんか勿体無いような気がする。
そして、サイトにいってさらに買ってしまった。
まさに相手の思惑通りに動いてしまったわけです。
最初の例で挙げたメルカリの3000ポイントも
もらい忘れ、、、というのがミソですね。
3000円分なのでもらえる!
でも反応はありそうですが
あえて3000分もらい忘れ
としているところが
テクニック的ですね。
同じ3000円もらえるにしても
もらい忘れの方が
ダメージが大きい気がしませんか?
本来だったら得られるものを
失うかもしれない、、、
この方が内容は同じでも
きっと反応は違ったんじゃないかと。
つまり、「もらい忘れ」と伝えた方が
多くの人が反応したのではないか?
と思います。
このように得するよりも失う恐怖の方に
人は反応してしまう、、、
いわゆる
「プロスペクト理論」
てやつですね。
チェックしないと損をしそうなメッセージは
確認せずにはいられないという感情を
つき動かされます。
コピーテクニックとしては秀逸ですね。
テクニック的に書いているんだろうな
と気がついても、ついつい見てしまいますから。
つまり、抗えないメッセージってわけですね。
こういった「失う恐怖」を意識したメッセージは
きっとあなたのビジネスでも使える機会が
あるのではないでしょうか?
ポイントやクーポン、割引や
セールにも使えますよね。
例えば、、、
ーーー
あと数時間で(商品)を30%OFFで
手に入れるチャンスを失います、、、
ーーー
もうすぐ3000円分のクーポンの
有効期限が切れてしまいます…
ーーー
(特典)が手に入るのは
◯月◯日までです。
ーーー
などなど。
同じメッセージを送るのでも
ちょっとアレンジして
「何かを失う」という形で伝えると
反応率が高まります。
ぜひ、あなたのビジネスでも
使えるものはないか、
考えてみてください。