2023/02/21

中止します

From 古川馨

「結論から言うと、ステイで」

先日の事業部の会議でのこと。
僕が今月リリースする予定で
準備を進めていたある企画に対して
中止の宣言が下されました。

本来であれば今週中にでも
リリースするつもりで
準備を進めていたのですがボツ。

急遽、ローンチは
中止することになりました。

企画自体がダメだった…
というわけではありません。

テーマとしては
これまでなかった観点で
意外性というか
「あ、そういう観点できましたか」
という内容。

実際、ウチがある規模感の
企業をコンサルする時に
必ずと言っていいほど
使っていく手です。

これまで語ってこなかったテーマなので
新規性もあるので興味を引けるはず

しかも、上手くいけば大きな売上を
作れる手法なので絶対反応取れるはずだ!!

と思ってはいたのですが…

そんな新規性も意外性もあるテーマなのに
なぜ、リリースできなかったのか!!

…書けなかったからさ。

そう、書けなかったんです。
レターが…。

これはイケる!という
確信が持てるようなセールスレターが
書けませんでした。

ちーーーーーーーん…。

これがリリースできなかった理由。

何度書き直しても
事業部のみんなからGOがでません。

「……」

ZOOMの向こうで
みんな渋い顔をしています。

そして、リリースのタイムリミットが迫った週末。

「結論から言うと、ステイで」
と中止が宣言されたのでした。

敗北です。

このままリリースしても
99%失敗するだろうという
経営判断のもと中止することに…。

リリース中止の原因

こればかりは僕のスキル不足なわけですが
確かに書き直している時にも
違和感はありました。

なんというか…
しっくり来ない。
自分でも「何か違う…」という感が拭えない。

一体、何が原因なのか?

スワイプが悪かったのか…。
構成に穴があるのか…。
ヘッドラインがイマイチ…?
それとも共感が足りない?
オファーが弱いのか…?

色々と考えました。

そして、最終的にいたった結論は
「熱量」ではないかと。

「熱量…?」
ずいぶんアバウトなこといったな、こいつ
と思ったかもしれません。

ですが、あなたもセールスレターを読んでいて
ぐいぐい惹きつけられるような感覚になった
経験はないでしょうか?

信念がこもった言葉というか
情熱があふれるような…というか。
熱意に打たれる…みたい。

「本当、これ凄いんだって!」と
目の前で力説されているような。

文章ってなぜだか、書き手の熱量が
感じられるんですよね。

でも、そんな感じが微塵もなかったんですね。
僕のレターには…。

ちゃんとした実績があるやり方ですし
これすごいんだぜ!みんな知ってくれ!
っていう感覚で書いてはいるんです。
書いてはいるんですよ。

でも、なぜか熱量がない。

何が原因なのか?何が足りないのか?

そこで思い至ったのは、、、
僕自身がその手法を使った経験がない。
頭では理解はしているけど
感覚的に理解するほど
それが骨身に染みていない…。

だから、実感として
僕の中から出てきた言葉で
レター書かれていないんじゃないか。

そう思い至ったわけです。

完全に腹落ちしておらず
どこかまだフワッとした理解。
借りてきた言葉をレターの中に散りばめたみたい。
自分の言葉で語っていないような感覚です。

まるでカンペを読んでいるような…。
セリフが棒読みの俳優みたいな…。

そんな中途半端な仕上がりに
なってしまっていたんですね。

当然、そんな状態で
売れるレターが書けるはずもありません。

そして、こういう腹落ちしていない状態で
レターを書くとレビューの時の言葉や
スワイプ元の文章に引っ張られたりします。

それこそ、レビューされたままのコピーを書いたり
スワイプ元の文章の表現に似てしまったり、、、。

もちろん、それが100%ダメなわけではないですが
やはり自分の言葉で語れないと熱量も伝わりませんし
売れるレターになりません。

借りてきた言葉では
あなたの商品の良さは
伝わりませんからね。

さて、あなたの場合はどうでしょうか?
しっかりと自分の中から出てきた言葉で
レターを書けていますか?

レターの出来がイマイチだな…
と感じたなら、
もしかしたら、あなたの文章にも
熱量が足りていないのかもしれませんよ。