こんにちは、黒岩です。
僕は普段セールスライターとして求人・採用の仕事をしています。
「えっ、セールスライターがなんで求人?」
と思ってから求人・採用の仕事を始めて2年半ほどが経ちました。
その間、求人・採用系の情報にアンテナを張っていると、本当に日々新しい手法が登場していることがわかります。
ネット上だとIndeedやGoogleしごと検索が注目を集めていますが、
- 社員全員で採用を行うスクラム採用
- 紹介によって人を集めるリファラル採用
- 企業同士が紹介し合うサービス
- AIを使ったマッチングサービス
- 特定技能制度による外国人採用
- 動画面接のサービス
などなど、パッと思い出したものだけでも、こういった手法が次々登場しています。
それだけ求人・採用のニーズが大きいことがわかります。
もちろん背景にあるのは人手不足です。各企業「何とかしないと…」といった思いで情報を探していることがわかります。
(セミナーに行くと人材派遣会社や求人広告代理店の人も多いです。サービス提供側も新しい時代に合ったノウハウ集めをしないと生き残れないのでしょう)
僕の場合、こういった最新情報を集めつつ、DRMの考えをベースにしたネット上の求人・採用のシステムの構築を提供しています。
実際は、そんなにハイテクな何かを使っている訳ではなく、媒体として動画を使うことで、その会社に最適な人材を集めることができます。
僕は自分が実際に案件に携わるのと同時に、セールスライター向けに求人・採用の仕事についての情報発信をしているのですが、結局スキルを磨くことよりも大切なのは、
どの企業をクライアントとするのか
ということだと感じています。
求人・採用はニーズがあるので、提案がうまくいけば仕事に繋げやすい分、クライアント選びの基準はしっかりしておかないと、後々絶対うまくいかなくなります。
なので僕が実際仕事をする中で感じている、どういった基準でクライアントを選べば良いのか、思うところを書いていこうと思います。
求人・採用は素材勝負
一つ目のクライアント選びの基準は、会社が魅力的かどうか、です。
セールスライターの求人・採用の仕事として採用サイトを作ることがあります。
採用サイト内にはいろんなページがあるのですが、僕が一番最初にやる作業は、社員インタビューを書き起こすことです。
僕は、セールスライターが作る採用サイトの他との違いは、
ターゲットとなる求職者が知りたい情報を、企業から引き出して、魅力を損なうことなく見せることだと思います。
実際、どれだけ時間をかけてその会社の魅力を考えたとしても、実際に働く社員さんの語る言葉以上に惹きつけるコピーは絶対思いつきません。
なので、もし社員さんが前向きに働けていないとしたら…
もうその時点でこちらでできることは無くなってしまいます。(幸い、まだそんなケースはないのですが)
逆にイキイキと働いている社員さんのインタビューを聞くと、別にそこで働く訳ではないのに、すごくワクワクした気分になります。
採用は本当に素材勝負だなと思います。
動画を使えば、良い意味でも悪い意味でも、よりリアルに情報が伝わります。
なので、会社の魅力がモロに影響する分、魅力的な会社かどうか、といったところを最初に見極めることが後々の成果を大きく分けます。
応募数が増えた=成功?
もう一つの基準としては、価値観を共有できて信頼関係を築けることです。
求人・採用と販促で最も大きく異なる点は
成果が見えるまでの期間
だと思います。
販促の場合、すぐに施策の良し悪しがわかります。
成約したら成功、売り上げが上がったら成功
と、早ければ1ヶ月、もしかしたら1週間単位でやったことの良し悪しを判断できます。
では採用の場合はどうなのか?ですが…
そもそも求人・採用の目的は優秀な人材を採用して、会社の状態を良い方向に変えることです。
採用の成功・失敗がわかるのは、雇った人が数年後に1人前になって初めてわかることです。
なので採用した段階、ましてや応募があった段階ではわからないという側面があります。
例えば、幹部候補生だと本当に欲しい成果が見えるまでに5年、10年かかるかもしれません。
そして、セールスライターが作る採用サイトや採用動画は、長期で見たときに「雇ってよかった」と思える人材を集めることに特化しています。
ミスマッチを減らして、企業の価値観や文化に合う人材だけを集めるからです。
仮に、応募数のみで成果を判断されると、もしかしたら相手の望む結果にはならないかもしれません。
数集めのためにハードルを下げるとミスマッチを引き起こして、本当に相手が得たかった成果が得られなくなるからです。
「長期的に見て、会社を引っ張って行く人材を採用したい」といった部分で価値観が一致しているか
そして、長期に渡って一緒にやっていくだけの信頼関係ができているかが大切です。
長期戦になる程、うまくいくこといかないことはありますので、信頼関係がないとどれだけ最初に価値観を合わせても契約は続かないだろうと思います。
僕はチームでやっているので、信頼関係を作る部分は他のチームメンバーにお任せしていますが、支えてもらっていることをすごく感じます。
まとめると、求人・採用の仕事を受ける前に
- 会社が魅力的かどうか
- 長く一緒にやっていきたいと思えるか
- 信頼関係を築けるか
といった基準でクライアントを選んでいく視点を持つと良いんじゃないかと思います。
たくさん人と出会って、じっくり話して、実際会社にお邪魔して社員の様子を見たりもできるでしょう。
時間をかける価値は十分にありますので、求人・採用分野でクライアント獲得する際は思い出してみてください。
もし、動画を武器として持ってるなら、ぜひ求人・採用の仕事に挑戦してみてください。
セールスライターとして動画「専門家」になるためにはこの記事をご覧ください↓
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信頼関係の話をしましたが、楠瀬健之流の信頼の築き方はこちらの動画をご覧ください