From 植田祐司
自宅やカフェで、1日中パソコンに向かって仕事をしているイメージが強いセールスライターですが、、、
時には、日本中あちこちに出張して、お仕事をすることもあります。
では、セールスライターの出張って、どんな場所に行って、何をしているのでしょうか?
この記事では、鳥取県在住のセールスライターが、東京・福岡へ出張した際、どんなことをしているのか?出張するセールスライターの一例をご紹介したいと思います。
この記事を読むことであなたも、出張セールスライターの仕事内容を疑似体験することができるでしょう。
今回の出張は、鳥取から東京へ行き、次に福岡へ行って、鳥取に帰る3泊4日の旅です。
それでは、出発しましょう!
出発 鳥取から東京へ
7月18日(水)。まずは鳥取から東京へ移動するため、夜行バスへ乗ります。鳥取駅前のバスターミナルから20時50分発のバスに乗り、東京へ到着するのが翌朝の朝6時頃。移動と宿泊を兼ねた、約9時間のバス旅となります。
バスは、3列独立シートの長距離専用車両。なので隣の席とは少し間があり、広々としています。また、一般的な観光バスなどよりシートがしっかり後ろにリクライニングできる仕様となっており、レッグレスト、フットレストも装備され、長時間の乗車でも疲れにくい作りとなっています。
そして、車内にはトイレもあります。サービスエリア以外でトイレに行きたくなっても大丈夫です。さらにコーヒーやお茶が飲めるサービスコーナーもついていて、自由に飲むことができます。
バスの車内はめちゃくちゃエアコンが効いているので、Tシャツ1枚だと寒いくらいです。そこで私は、長袖長ズボンのジャージを着用して乗車しています。バス移動では、長時間を車内で過ごしますので、この時間をいかに快適に過ごすかがポイントとなります。
このように夜行バスは、シートに座っていれば目的地へ向かうことができ、飛行機などと比べるとチケット代も安いので、バス車内でも問題なく寝ることができる!という人には、おすすめの移動手段です。
しかし、私はバス車内では眠れないタイプなので、夜行バスでの移動時は必ず寝不足になってしまいます。。。
1日目 東京
7月19日(木)、出張2日目。朝6時過ぎに、降車場所である渋谷マークシティに無事到着。
今回の東京出張でのお仕事は、中小企業経営支援会という、経営者向けの集客サポートプログラムの講師を務めることです。
セミナー会場への集合時間は9時半ですが、まだ3時間半あります。
それまで、どこかで時間を潰さないといけませんが、朝の6時ではまだどこのお店も空いていません。
そこで、向かったのが近くのネットカフェ。
ここで、少しだけ仕事をして、ついでにシャワーを浴び、着替えも済ませます。
お店に入ったときは、寝癖頭のジャージ姿でしたが、出ていくときは髪型も整えスーツ姿に変身。
その様子は、さながらスーパーマンのクラーク・ケントを思い起こさせます。
そして9時30分。
表参道駅近くのセミナー会場へ到着すると、すでに他のメンバーが撮影機材のセッティングを行っていました。私も用意した紙資料の確認や、スライドの確認、マイク、プロジェクターなどの設備の確認を行います。
今回のセミナーでは、
- ターゲット設定の方法
- 新規集客チラシの作り方
- FAX-DMの作り方
- 呼び戻しDMの作り方
これらのテーマで約1時間半のセミナー講師と、その後の個別相談の相談員を務めさせていただきました。
そしてそれが終わると、同じ会場で、ホワイトボードを使ってチームメンバーとのミーティング。今後のビジネスの方向性確認や、プロジェクト計画について、ミーティングを行いました。
ミーティング終了後は、ホテルにチェックインし、食事を取り、ただ眠るだけです。
前夜、バス車内であまり熟睡できていないので、缶チューハイ1本飲み、ベッドに横になったらすぐ眠ってしまいました。
翌朝、目が覚めると、、、
2日目 東京から福岡へ移動
7月20日(金)、出張2日目は、東京から次の目的地である福岡に向かいます。
ここでの移動手段は、飛行機。
東京から博多駅までの移動手段としては、新幹線という手もあります。しかし、飛行機のほうが移動時間が倍くらい早く、チケットの価格も安かったため、今回は迷わず飛行機を選びました。
今回利用した航空会社は、スターフライヤー。
13時20分に羽田空港を出発し、15時15分に福岡空港へ到着する約2時間のフライトです。
私の地元の空港(鳥取砂丘コナン空港)は、ANAの羽田行きの飛行機しか就航していないため、ANA以外の航空会社を利用したことがほとんどありません。
その中でもスターフライヤは、なんだかデザインがかっこいいので一度は利用してみたいと、前々から思っていた航空会社でした。
空港の窓口も黒を基調とした色で高級感あふれるデザイン。
そして、飛行機の機体も、機内のシートや設備のデザインも黒ベースで高級感を感じさせてくれます。
座席数も、通常180席のところを150席で作られているため、少しゆったりした作りとなっているようです。
飛行機の外観と機内の様子はこんな感じ。
機内装備も高級感がある内装で、テンションが上がります。
機内での約2時間は、リッチシェフレンの『インターネットビジネスマニフェスト』を読み過ごしました。
そして、予定通り15時過ぎに福岡空港へ到着。
そこから電車に乗り、目的地である博多駅へ移動。福岡空港から博多駅まで電車で約5分。
空港から主要駅までたった5分で行けるというのは、福岡の魅力の一つですね。日本中でも、こんなに便利のいい場所な中々ないのではないでしょうか?
博多駅に到着後は、近くのホテルにチェックイン。この日は、この後の予定が無いため、ホテルでノートパソコンに向かい、この記事の原案を書くことにしました。
しかし、この日も猛暑日。
炎天下の中、朝から重たいキャリーバッグをガラガラと引きずり、東京・福岡の街中を歩き回ったので、すでにシャツは汗でびしょ濡れです。
まずはシャワーを浴びて汗を流そうと館内の案内を見ると、露天風呂があると書いてありました。
露天風呂があるという最上階へ着くと、脱衣所には誰かが先に来ている形跡はありません。時刻は16時頃でまだ早い時間であったため、風呂は貸し切り状態でした。
そして露天風呂に行ってみると、、、
そこには、真っ青な空に夏らしいモクモクとした白い雲が浮かんでいました。
誰もいない露天風呂に浮かびながら、しばらく空を眺め、
『そういえば、最近ゆっくりと空を見上げるなんてことなかったなぁ』
と一人しみじみしてしまいました。
目を閉じてみると、ホテルの下の道路を通るトラックの低い排気音や、横断歩道の音楽が聞こえて来ます。
ホテルに来るときは音楽が流れていることにすら気が付きませんでしたが、横断歩道の音楽は2種類あることに気が付きました。
一つは『とうりゃんせ』。
そしてもう一つの音楽は、、、
なんだか聞いたことがあるメロディーなんだけど、まったくタイトルが出てきません。
なぜか中国語みたいな歌詞が頭の中で浮かんで来ます、、、
急に喉が乾き、烏龍茶が飲みたくなって来ました、、、
もう、露天風呂どころではありません。
結局、露天風呂には5分と入らず、すぐに部屋に戻って曲名を調べてしまいました。
気になることがあると、すぐにリサーチせずにはいられないのがセールスライターの悲しいサガですね。
部屋に戻ってパソコンに向かってしまったので、そのまま仕事をする流れに。
調べ物とレポートの草案作りをし、その日は就寝まで部屋を出ることもなく終わりました。
リサーチにより判明した、横断歩道の曲名は後ほど公開しますが、その前に、、、
3日目福岡会場
出張3日目、7月21日(土)の仕事場は、博多駅近くのセミナールーム。
こちらでは、セールスライターでの起業を目指す方やスキルアップを図る方を対象にした、セールスライター起業支援会と、楠瀬健之パートナー養成会のファシリテーターを務めます。
この日も、太陽の日差しが肌にジリジリと突き刺さるような猛暑日。
駅から会場までキャリーバッグを引きずり、汗だくで会場に着くと、こちらの会場でも、プロジェクター、パソコン、ホワイトボードなどの設備の確認をします。
今回のセミナーでは、朝10時から19時まで、参加者の皆様のスキルアップ課題や、クライアント獲得活動の事例共有会のファシリテーターを務めさせていただいたり、ご提出いただいた広告物に対しレビューをさせていただきました。
そして19時からは、セミナー会場へピザやお寿司、ビール、チューハイ、お茶、ジュースなどの飲食物を業者さんにデリバリーしてもらい、その場で懇親会を開催。
今回は初めての試みとして、同じ日に開催されている3箇所の懇親会場(東京、大阪、福岡)をネットで中継しながらの懇親会に挑戦しました。
普段、なかなか顔を合わせてお話をする機会のない東京や大阪の参加者とも一緒にお酒を飲むことができ、『いよいよ会議だけでなく、飲み会もネット上で行われる時代になったのかぁ!』と、時代の進化を感じさせる懇親会となりました。
そして21時前、懇親会もお開きとなり、会場の片付けをします。
ゴミを整理し、パソコンやコード類をまとめ、机を元の配置に戻し、忘れ物のチェック。
エアコンや電気のスイッチをオフにしたことを確認し、セミナー会場を後にします。
帰る方向が同じ参加者の方々と一緒に博多駅に向かい、改札前でお別れし、それぞれの帰る方向へ。
時刻は21時半、出張3日目のスケジュールも、これで終了となります。
福岡から鳥取へ
これで、今回の出張のすべてのスケジュールが終了しました。あとは、地元鳥取に戻るだけ。
ですが、、、
この時間に博多を出発して、鳥取に向かう飛行機も新幹線もありません。
唯一の選択肢として、22時25分発で博多から鳥取まで1本で行くことができる夜行バスがあります。選択の余地はありませんので、これに乗り鳥取に帰ります。
22時25分に出発し、翌朝の8時前くらいに鳥取駅に到着。
今回のバスも、初日に東京に行く時に乗車したのと同じ3列タイプトイレ付きのバス。
およそ9時間半くらいバスに揺られ、翌朝、無事に鳥取に到着しました。
そして、自宅までまた汗だくでキャリーバッグを引いて帰り、今回の出張は完了となります。
まとめ
と、こんな感じの日程でセールスライターとして出張をしています。文字に起こして振り返ってみますと、文章を書くよりも、人と『会う』『喋る』『話す』『聞く』といったことのほうが出張ではメインの仕事となっていますね。
セールスライターって、自宅に籠もって誰にも合わず、一人で黙々と文章を書く仕事。といったイメージが強いかもしれませんが、、、
日本全国飛び回ったり、たくさんの人との出会いがあるエキサイティングな働き方もあるということを知っていただければ幸いです。
P.S.
初日から、汗だくでずっと引きずっていた重たいキャリーバッグの中身ですが、実はこんなものが入っています。
出張する機会がありそうなセールスライターの方は、ぜひ参考にしてください。
P.P.S.
福岡のホテルの屋上露天風呂で思い出せなかった、横断歩道の曲名ですが、、、
サントリーウーロン茶のCMで使われていた曲で、邦題は「故郷の空(麦畑)」でした。
気になる方は、ぜひ『茶畑~サントリーウーロン茶CMソング』で検索してみてください。