From 古川馨
「このチラシどう思います?」
先日、以前交流会で知り合った方から
チラシの相談があったんです。
会社の事務職として働きながら、
個人で英会話を教えている方で
海外にも住んでいたことがあり、
英語がペラペラ。
なので、それを生かして
個人で英語のレッスンを
しているんですが
自作しているチラシの反応が良くなくて
悩んでいるそうなんです。
彼女曰く「全く反応がない」と。
どうも反応ゼロらしい…。
そこで、以前、名刺交換した
僕のことを思い出したらしく
連絡してきたというわけです。
「本格的なアドバイスは有料ですけど
データ送ってもらえれば
簡単なアドバイスくらいならしますよ」
と言って送ってきたのが、、、
ぱっと見はキレイな感じ。
普通にプロっぽい感じのデザインのチラシです。
「デザイン勉強してるんですか?普通に良さげな感じですね」
とチャットを送ると
「デザインの勉強もしたから、それなりにはできるんだけど」
「でも、反応はないのよ…」
で、チラシをじっくり見ていくと…。
「う〜ん、率直に言って、これは集客できないっすわ」
と思わず即レスしてしまう感じ。
あまり具体的には書くとアレなのですが
ざっくり書いている内容を要約すると…
英会話のプライベートレッスン。
好きな場所で英語を楽しく学べる。
初心者でも安心して学べる。
1時間3000円。
教材費込み。
目的に合わせてカスタマイズ。
無料体験レッスンあり。
LINEはじめました。
ということが書かれています。
キャッチコピーがあるわけでも
オファーが魅力的でもなく。
なんというか割と当たり前のことを
英会話系でよくあることをただ羅列してある感じ。
要するにパンチがない。
英会話ってそれこそ、
ネットでも安くならえるし
スピークバディーみたいなアプリで
勉強することもできる
手軽な手段て結構あるなかで
リアルでレッスンする
英会話をセールスするには
ちょっと物足りないというか…。
さらにいうと、
この相談してきた方じゃなきゃできないことが
チラシからは全くわからない。
いわゆるUSPというか独自のウリ。
それがない。
実際はあるのかもしれないけど、
チラシからはわからない。
なので、
このチラシを別の人の写真と
プロフィールに差し替えたら
使い回しできちゃう的な…。
これは僕もウチの企画会議などで
よくダメ出しされるパターンですが
「その商品だから言えること」
これがないとその商品を
買う理由がないわけですよね。
そして、見せてもらったチラシには
彼女の英会話レッスンだから言えること
他との違いが一切ない。
「これだと安いところでいいや」となって選ばれない。
なんでもそうですが、違いがわからないなら
安い方がいいですからね。
なので、彼女にはまず、、、
「他との違いがなんなのか?
自分にしかできない英会話レッスンとは何か?
競合がやっていなくて、自分ができることは何か?
この辺りを深掘りしてチラシに盛り込んでいけると
また違ったものになりますよ。」
というアドバイス。
さらにオファーについても
「競合を調査してですけど…
例えば、人数限定でまるまる1ヶ月無料とか
大胆なオファーを出して、
レッスンの良さを十分に体験してもらう
ってのもありですね。
競合が絶対出さないような
オファーってなんですか?」
とお伝えしました。
その後、どんな判断をして、
どういうチラシを作るのかは
彼女次第ですが…。
英会話は競合もゴロゴロいるので
結構、大胆なオファーとか
独自のレッスンとかがないと
厳しい感じがします。
英会話習うだけなら
別に安くていいわけなので。
商談に特化した英会話が学べるとか。
学会で発表できるレベルの英会話とか。
外国人の恋人を作るための恋愛テクニック+英会話とか。
他ではやっていないレッスンだったら
興味を持ってくれるかもしれない。
そこで、大胆に1ヶ月無料で受けれるみたいな。
「だったら、試してみたい」
と思う人もいるでしょう。
みたいな。
独自のウリがないと売れないし
オファーが魅力的じゃないと
背中を押されることもない。
これ、客観的にみるとすぐにわかるし
当たり前と思えるかもしれませんが
自分の商品だと意外と気づかないで
やっちゃうパターンてあるんですよ。
実は商品名を差し替えても成立しちゃう
コピーを書いてしまっていた…とか。
あなたのチラシや広告は大丈夫ですか?
あなたの商品やサービスはちゃんと
独自のウリをアピールしていますか?
独自のウリをちゃんとアピールしていないケースって
結構あるよな〜と思ったので、今日はこの話を
あなたにシェアしました。
商品名を別のものに差し替えて
コピーが成立してしまうようなら
要注意ですよ。
チェックしてみてください。