From:甲斐 慶彦
セールスライターの仕事は多彩です
集客用のチラシや、
ランディングページ、
お役立ちコンテンツ記事、
ニュースレター、
ウェブセミナーのコンテンツ、
メルマガ、
ステップメール、
リード獲得用のレポート などなど…
中小企業の社長がやろうと思っても、できないライティングの仕事がメインの私たちセールスライターですが…、ときにはライティングが億劫になるとき、嫌になる時もあります。
どうしても筆(タイピング)が進まない…
ライターズブロックとはこのことか…と。
こんなとき、あなたはどんな風に対処していますか?
今日は、この件に関して、私なりの対処法をシェアしたいと思います。
これがベスト、ということではありませんが、あなたがライターズブロックに陥った時に参考になれば嬉しいです
そもそもどんなときにライティングが億劫(または嫌)になるのか?
実はこれを書いてる今この瞬間も、私はある仕事に関してライターズブロックに陥っています。コンテンツ記事を書けている時点で完全なライターズブロックではないのですが、どうしてもその仕事の領域では筆が進まないのです…
もちろん、こんな経験は初めてではありません。
これまでも何度も何度も経験しています。
今まで、ライターズブロックに陥ったケースを思い出してみると…
- リサーチが足りない
- リサーチのしすぎ
- 初めての案件
- 思考の残高不足
- 書いてて「これダメやな」感がスゴイ
こんな感じでしょうか。
1. リサーチが足りない
1つ目のリサーチが足りない、というのはあなたもご存知かもしれませんし、経験したことがあるかもしれませんね。
セールスライティングの基本は、リサーチにあるのでここが足りないと、そもそも中身のうす〜い記事が出来上がってしまいますし、そもそも何を書いていいのかわからないので、自然と筆が止まります。
2. リサーチのしすぎ
一方…
2つ目のリサーチのしすぎでも、ライティングがだんだん億劫になってくることがあります。
膨大な量のリサーチによって、ターゲットが抱えている感情面や、問題・原因、その対処法としての商品のベネフィット、などなどライティングの材料が山ほど積み上がっていくなかで「何を捨てて、何にフォーカスしていくべきか?」を選り分けていく作業はなかなかの重労働です。
結果、頭の中にライティングの構想はあるものの、それを形にするライティング作業が時間を追うごとに億劫になっていく症状に陥ります。
「分析麻痺」なんて言葉もありますよね。
こうなったら、なかなか頑固なライターズブロックに陥ります
3. 初めての案件
3つ目はもっと深刻です。
初めての案件は自分の中にデータベースが一切ない状態…。参考となるスワイプを探すにしても、スワイプ選びの判断基準さえ確かなものがありません。
すると自然と2つ目の「リサーチのしすぎ」状態に陥ります。スワイプもデータベースもないので、情報の選り分けも全て自己流…「本当にこれで大丈夫なのかな?」という自問自答がさらにタイピングのスピードにブレーキをかけます。
今回私が陥っているのは、ここかもしれないですね。
初めての案件で、元となる教材はあるのですが、実践するにあたって非常に高いハードルを感じています。
4. 思考の残高不足
そして究極ですが、「思考の残高不足」
考える力が枯渇してしまって、どうしても筆が進まない…という状態です。
仕事に忙殺されて、心身疲れきっているときによく起こります。
また、特にプライベートで家族と喧嘩したり、感情面が大きく揺さぶらる事件に直面したとき、思考力もそちらに奪われて、思考力不足に陥ります。
感情面が揺さぶられているときには、無限の思考ループに陥ってしまうので、ライティングに集中したくても、全然書けない状態に追いやられます。
5. 書いてて「これダメやな」感がスゴイ
よく「ライティング」と「編集」は分けなさい。
でないと、えらい時間がかかるから…。
という経験則は耳にしますが、ライティングしてて「あ〜、全然イケてない気がする…このまま書き進めたとしても、編集でどうにもならない…」
こんな状態に陥ることは少なくありません。
こんなときは何を書いても無理です。全然ライティングが進みません。内容や構成が決まっていたとしても、実際にライティングで形にしてみると本当にダメダメなんです。不思議なほど進みませんし、どこからやり直すべきなのかも見失ってしまうことがあります。
さてさて、いろいろとライターズブロックの症状を書き出してみました。私たちはこういったライターズブロックとどのように戦うべきなのでしょうか?
放っておいても決して解決しないライターズブロック
ライターズブロックでやっかいなのは、放っておいても納期はやってくる、という点です。ライティングが仕事である以上、これをやり遂げないとライターとして仕事をしていないことになります…。
時間を置いて、書く気が起きるまで待つ
なんてことは許されません…。刻々と迫り来る納期のプレッシャーに身を晒しながら、それでも「書く気が起きない」「書けない」という症状と戦っていかなければいけないのがセールスライター、なわけです。
でも安心してください。
あなたは一人、暗中模索する必要はありません。すでに私がいろいろと試した結果、効果があったものを紹介します。
色々試して、効果のあったライターズブロック対処法4つ
寝る・走る・シャワーを浴びる
上記で「時間を置いて、書く気が起きるまで待つことは許されない」なんて書いておきながら、矛盾するかもしれませんが…『寝る・走る・シャワーを浴びる』という対処法は本当に効果的です。
要は、思考を緩めること。
これで一気にライティングの構成が思い浮かんだり、アイデアが思い浮かんだりします。以前の記事でも取り上げましたが、人は「考えている」以外の行動をしているときに、脳内の情報を整理するらしいです。
結果、寝る・走る・シャワーを浴びるなど、ライティング以外のことを積極的に取り入れることによって、ライターズブロックが嘘みたいに解決することがよくあります。
とりあえず手書きで思いのままに書き出す
こちらもいつかの記事で取り上げました。
「書く」ということ自体、思考を整理する作用があるそうです。
なので、完成させるために「書く」のでなく、思考を整理するためだけに「書く」というのは非常に効果があるな、と経験的に感じています。
手書きがおすすめです。
なぜかタイピングだとまとまらない思考も、手書きだとまとまるんですよね。
まぁ、タイピングする行為自体、人間が本来してきた行動からかけ離れているので仕方ないのかもしれません(調べてみたら、世界で最初のタイプライターが生まれたのはほんの300年前でした…)
一方、モノを書く、という行為は6万5千年も前から人間がやってきた「自分の内面をアウトプットする行為」なので、遺伝子的にも頭脳労働に結びついているのかもしれません。
タイピングの手が止まったら、ノートを取り出して、ひたすら手を動かしてみましょう。思いのほか、すいすいとライティングが進むことがあります
書くべき内容を細切れにする・捨てる
最初から超大作を作ろうとすると、手が止まってしまいますが、書く内容や分野を限定することで、いくぶん書きやすくなります。
特にセールスコピーはシンプルさが何よりも大切なので、この視点は欠かせません。
一番大切な部分を見極めて、それ以外は捨てる…
慣れないとなかなかできない難しいことですが、ライターズブロックでモヤモヤを抱え続けるよりはよほど健全な頭の悩ませ方です。
「これが言いたい!」ということ以外は、いっそもう捨ててしまいましょう。
ハズレたら、また捨てたものを集め直して、書き直せばいいんです。
ライターの強みは、何度でもコピーを書き直すことができることですから。
人に聞く、人に話す
何をやってもダメなときの必殺技がこれです。
とりあえずライター仲間や仕事内容がざっくりとでもわかる人に話してみる。
「こんな案件で迷ってて、この部分のアイデアが浮かばないんですよね〜」
と口に出して話すだけでも、思考が整理されます。
話す相手がライターなら最高です。
その人の視点や経験から、色々なアイデアが出てきますから。自分の視点に凝り固まっていた地点から大きく飛び出せる可能性が高まります。
ライターはどうしても一人で、仕事を完結してしまおうとしますが、手が止まってしまった時に頼れる仲間がいるのは、何にも代えがたい価値があります。
仲間との信頼関係を築いて、ピンチのときは助け合える関係性をつくっておきたいものですね。
まとめ:ライターズブロックに陥ったら、これから試してみて
- 寝る・走る・シャワーを浴びる(思考を緩める)
- とりあえず手書きで思いのままに書き出す
- 書くべき内容を細切れにする・捨てる
- 人に聞く、人に話す
いかがでしたか?
もう2年近くライティングしまくって、たくさんライターズブロックに陥って、対処法をいろいろ試す中で、効果的な対処法4つを取り上げてみました。
あなたがもし「あ〜、書くのが億劫になってるな〜」と感じた時には、この記事に戻ってきてもらえると嬉しいです。どんどん書いて、どんどん実力を高めて、ゆくゆくは理想とするライフスタイルを手に入れましょう!
P.S. ライターズブロック対処法のうちの必殺技…『仲間に頼る』を使いたいけど、身近にそんな仲間はいない…という方はこちらがオススメです。同じライターが集まり、志も同じくする、セールスライター会の『ルイーダの酒場』と勝手に私は呼んでいます → コチラ