こんにちは、古川です。
今日は久しぶりに、生成AIのモデルについての
お話をしようと思います。

最近、ChatGPTを使っている人が増えてきて、
「モデルって色々あるけど、どれがいいの?」
という声をよく聞くようになりました。

実際、GPT-4oが標準として使えるようになってから、
o3、o4-mini、GPT-4.5、GPT-4.1など、
いくつかのバージョンが同時に存在しています。

ですが、名前を見ただけでは、
正直、違いなんてよくわからないですよね。

色々増えすぎ…。
ただ、僕自身も、最初は
「新しいモデルが一番良いに決まってる」
と思っていました。

だって、アップグレードしているってことは
そういうことでしょ。と。
ですが、これが一筋縄ではいかない。

使い込んでいくうちに気づいたのが、
最新モデルが必ずしもベストとは限らない
ということです。

特に、コピーやセールスレターのように
「意図した出力」が重要になる場面では、
その違いがはっきりと現れてきます。

たとえば、最近の最新モデル(特にoシリーズ)は
推論モデルとも呼ばれています。

これはつまり、
「AIが自分で考えて判断しようとするモデル」
ということ。

エージェント的な動きをしてくれるので、
少ない情報から補完してくれたり、
こちらが言わなくても気を利かせてくれる場面もあります。
アイデア出しやプロット作成にはとても重宝します。

ただ、これが逆に
「余計なことをしてしまう」こともあるんです。

具体的には、こちらが明確な構成や
意図を持って書かせたい場合でも、
AIが「たぶんこっちのほうがいいでしょ」
と勝手に解釈して、全然違う出力をしてくるんですね。

「そうじゃなーい」を繰り返す羽目になります。

なので、軌道修正に手間がかかる。

さらに言うと、推論モデルは
「ハルシネーション(=もっともらしい嘘)」も多めです。

事実確認をしてみると、
出典もない情報を堂々と語っていたりする。
もちろん、AIを使うならファクトチェックは基本です。

でも、あまりにも頻繁に誤情報が出てくると、
そのチェック自体が負担になってきますよね。
じゃあ、どのモデルが使いやすいのか?
というと、僕が最近一番使っているのはGPT-4oです。

全体的にバランスが良くて、速度も速いし、
画像・音声・テキストとマルチに対応してくれる。
やりたいことの8割くらいは、
これ一つでこなせます。

あとは、どうしても感情表現や
繊細なニュアンスが必要な時だけ、GPT-4.5を使う。

そんな感じで使い分けています。

要するに、AIは使い分けが大事。
最新モデルだから良い、古いモデルだから劣る。

そういう単純な話ではなくて、
「自分が今、何を求めているか」
「どんな出力が欲しいのか」によって、
適したモデルは変わってくるんですね。

これからますますAIを活用する場面は
増えていくと思います。

だからこそ、ツールの特性をしっかり理解して、
目的に合った選び方ができる人が、
一歩先に抜け出していけるんだと思います。

まぁ、要するに使いまくれってことですね。
それでは、また。