From:長嶋雄二

半年ぐらい前の、ある日のこと…

小4年生の息子が、
ぽろっと口にしたんです。

「青山学院に行きたいんだけど」

…ん?青学??

唐突すぎて、最初は
何を言ってるのかよくわかりませんでした。

でも、話を聞いてみると…

箱根駅伝でも有名な
あの「青山学院」に中学受験したい…
ということだったんです。

僕も妻も、
青学とはまったく縁のない家庭。

親戚に通ってる人もいないし、
特に誰かに勧められたわけでもない...

もちろん中学受験に関しても、完全な無知。

そもそも中学受験なんてものは
ハイクラスなご家庭のために用意されたもので
一生縁がないと思っていたくらいです。

なので最初は戸惑いました。
「ん?何言ってんの?なんで?急にどうした?」と。

そこで改めて話を聞いてみると・・・

どうやらYouTubeかなんかで見た
「青学の文化祭」がきっかけだったようで。

「なんか、あんなところで学んでみたい」
と思ったらしい。

実は、うちの息子、運動がまったくダメ。

アメトーークの“運動神経悪い芸人”を見ては、
「彼の将来はあんな感じだろう…」
と思ってしまうほど。

でも、そのぶん勉強に関しては
意外とコツコツ派で
なぜか学ぶことが好きなタイプ。

とはいえ、、、

親としては「中学受験」なんて全くの未知の世界。
はっきり言って、何もわからない。

もっとストレートに言えば
「受かるイメージ」が全く持てない。

加えて、彼の「本気度」も、まだまだ不明すぎる…

思いつきなのか?
本当に行きたいと思ってるのか?
明日には「やっぱ無理そう」って言い出すかもしれない。

でも、、、

それでも「青学に行きたい」と言われたら、
応援したくなるのが親心ってもので…

たとえ現実味がなくても、
何もわからなくても、
「とりあえず行ってみようか」
と背中を押してしまいたくなる。

と、、、

そんなこんなあった中で、つい先日、
青学の学校説明会があり
試しに、一緒に参加してきたんです。

場所は表参道にあり
都会的なのにどこか静かで落ち着いたキャンパス。

学校自体も、かなり綺麗で
どことなく「崇高な空気」が漂っている気がする…

でもそんな中で印象に残ったのは
会場に集まっていた
子どもたちや親たちの『本気度』でした。

みんな真剣に説明を聞いていて、
質問も鋭くて、
「もうすでに未来を見据えてる」そんな雰囲気。

その空気に、息子もどこか圧倒されながらも、
刺激を受けたようで。

帰り道では
「ちょっとやってみようかな」
「でも今のままじゃ無理だよな」
「やるなら本気でやらないと」

そんな言葉が、ぽつぽつと漏れていました。

そして僕としても、
ある一節をちょっと思い出していたんです。

〜〜〜〜〜

「人間が変わる方法は3つしかない。

1つ目は、時間配分を変えること。
2つ目は、住む場所を変えること。
3つ目は、つきあう人を変えること。

最も無意味なのは
『決意を新たにする』ことだ。」

By 大前研一

〜〜〜〜〜

僕は、この考え方が
結構好きで、影響を受けてきました。

結局のところ、
「よしやるぞ!」という決意だけじゃ、人は変われない。
これは、マジでそう思います(僕もそうですし)。

変わるためには、
“環境”そのものを変える必要があると思うんです。

実際、僕もそうでした。

整体師からセールスライターへと
人生を大きく舵を切ったとき
技術も人脈もゼロだったけど…

・愛知から、埼玉へと引っ越し
・日課のように、毎週、勉強会を開催してみたり
・付き合う人を、業界の先輩たちに変えていった

この「環境の変化」が、
自分エネルギーを変えてくれたと感じています。

きっと僕は
愛知県に住んでいるままだったら、
整体師に戻っていたと思うんですよね。

そのぐらい、環境のチカラって、大きいと思っています。

では、あなたの場合、どうですか?

・成果が出ない
・変わりたいのに変われない
・同じところをぐるぐる回っている気がする

そんなふうに感じているなら
「自分の決意が足りない」と責める前に、
さきほどの3つのギアを見直してみてほしいんです。

1.時間配分を変える
2.場所を変える
3.つきあう人を変える

「壮大な目標」って、
いきなり近づこうとしても、なかなか現実味が湧かないもの。

でも、“環境”が変わると、不思議とスイッチが入る。

それは決して、
特別な才能や運が必要なわけじゃないです。

たったひとつの“環境の変化”から、
すべてが動き出すこともあります。

だから僕も、息子も、今この瞬間に、
小さな一歩を踏み出してみるつもりです。

あなたにとっての「青学」は何ですか?

その目標に向けて、
今日から変えられる環境は、どんなものがありそうですか?