2025/02/06

承認欲求に打ち勝て!

From:宮川徳生

人間には
「承認欲求」という自然な欲求だけど
自分の成長を阻害するとても厄介な欲求がある。

進化の過程で
生物というのは他者よりも優れていないと
生き残り子孫を残せないわけだから
必然的に周りに認められたいという欲求が
本能に刻まれたのだろう。

人から認められたい。
すごい人だと思われたい。
できる人だと思われたい。

これらの承認欲求は
多かれ少なかれみんな持っていて
この欲求があること自体は自然なことだ。

僕だって先日開催したリアルセミナーで
多くの人に

「宮川さんって、思ってた以上にデカかった」と言われて
承認欲求がめちゃくちゃ満たされたw

筋トレ民からすると
「でかい」と言われるのは
最高の褒め言葉なんでね。

だから、承認欲求があること自体は
何も問題ではないわけだが…

でも、承認欲求が強すぎると
それは時として深刻な問題を引き起こす。

僕は、闇金ウシジマくんが好きなので
ドラマと映画は一通り観たのだが
物語の中でこんな話が出てくる。

会社の中ですごいと思われたいが故に
闇金に借金してまでブランドの洋服を買い
高いレストランで食事をし
高級外車を乗り回し高級マンションに住む。

そして、その様子をSNSにアップし
「すごいです〜!」みたいなコメントに
承認欲求が満たされる。

だが、現実は
日々膨れ上がる借金があり
最終的には身を滅ぼす羽目になると。

つまり、度のすぎた承認欲求は
毒にしかならないということだ。

僕はこうした立場で仕事をさせてもらえているので
人を見る機会というのがものすごくある。

だから、よくわかるのだが
仕事ができる人や結果を出す人ってのは
「自分はできない」ということを認識してて
それを取り繕おうとはしない。

取り繕おうとしないから
結果に対して足りていないことは
人を頼ることができるし
できないことへの変なプライドを持っていないため
真摯に学ぶことができる。

だから、必然的に
結果もついてきたりする。

だが、承認欲求が強すぎる人は
「できない自分」を受け入れることが基本できない。

「できない自分」を受け入れられないので
周りに対して

・できるふり
・知ってるふり
・やれるふり

を無意識でしてしまう。

そして、何より恐ろしいのは
できない自分を受け入れることができないので
本当に戦わないといけない問題に逃げずに
対峙することができなくなる。

どんなに頑張っていても
どんなに才能があっても
どんなに能力があっても

承認欲求が邪魔して
できない自分を受け入れることが
できないという精神的な弱さが
その人の成長を止めてしまうのだ。

ビジネスの世界で大切なことは
できない自分を隠して
できる自分として振る舞うことではなく

結果を出すこと

だけだ。

ビジネスの課題を解決して
ビジネスを前に進めること。

自分が周りからどう思われるかなど
どうでもいいことなのだ。

仕事のできる人は
自分がどう思われるかなど気にしない。

100%完璧な人間など存在しない。

誰もが間違えミスをし
致命的な損害を出す。

その度に
自分の無知・無力を感じる。

でも、それを隠してはいけない。

自分の無知や無能を受け入れないと
ただただ時間だけが過ぎ去ってしまう。

僕も偉そうなことを言っているが
無知で無能な部分は腐るほどある。

そしてできない自分
間違う自分をいっぱい知っている。

僕は致命的に、
ツールの設定とかの仕事ができなくて
何度教えてもらっても覚えることができない。

だから、このメルマガの設定も
周りに助けてもらってる。

Zoom MTGのURLを作ることもできない。

先日行ったセミナーも
何をバグったかコンフォートゾーンを
逆の意味で喋ってしまっていた。

(コンフォートゾーンは気持ちいい空間だから
 そこを飛び出ないと成長はないということを言ってるつもりが
 コンフォートゾーンに行かないといけないみたいな風に
 喋ってしまっていた)

知らないことは知らないし
できないことはできない。

覚えられないことは覚えられないし
できることだってミスも失敗もいっぱいする。

大事なのは
そうした「できない自分」を
自分自身が受け入れること。

人間には承認欲求という
本能レベルの欲求があることを自覚し
コントロールすること。

できるふり、わかったふりをしていても
結果を見られたら、それは「ふり」だということは
周りにバレるしね。

それに、できるふり、わかったふりを
し続けている以上
絶対に自己成長は訪れない。

できない
と自認している人ほど成長は早い。

できない
と自認している人ほど成果を出すのも早い。

できないことを自認するからこそ
できるようになるために
一所懸命努力ができるわけだし
周りを頼ることだってできる。

それに、どんなにカッコつけても
周りにはできてない自分はバレバレだったりする。

だから、できない自分を隠したところで…

だったりするんだよね。

なら、いっそのこと
「これ苦手だから助けてよ」と言ってくれた方が
みんな気持ちよく仕事ができるし
何よりも物事は前に進むよね。

カッコつける必要なんてないよ。

できる自分を演じる必要なんてないよ。

だって、関われば一発で
その人がどういう能力を有しているかなんて
すぐわかるもん。

だから、カッコつける必要も
できる自分を演じる必要も一切ない。

大事なのは
できない自分を受け入れて
それを曝け出すこと。

それが相手に対する真摯さであり
自分を磨くことにつながる事だと僕は思う。

あなたはどう思う?