2024/12/11

ユーザーの検索が変わってきた?

From 古川馨

今日は Googleビジネスプロフィール( GBP)の話を。

Google によると、最近のユーザーの検索傾向に
変化が出てきているようです。

その変化とは「メニュー」に関する検索が増えていること。

これまでは、マップでの検索といえば
「地域+業種」が主流でした。

例えば、「札幌+ラーメン」とか、
「大阪+居酒屋」といった検索です。

それが最近では、
「札幌 辛味噌ラーメン」
「大阪 焼き鳥 焼酎飲み放題」
といった、具体的なメニュー名や特徴を含む
検索が増えているそうなんです。

これはユーザーがより具体的なニーズを持って

検索するようになったことに関係しているのでしょう。

たとえば、「ラーメン」じゃなくて「辛味噌ラーメン」が食べたい、
「居酒屋」じゃなくて「焼酎飲み放題がある居酒屋」に行きたい、
といった具合に。

この変化は、 GBPを活用した集客を狙う私たちにとって
非常に重要なポイントです。

GBP では、アルゴリズムに評価されるために、
以下のような要素が大事とされています。

定期更新(最新情報の提供)
情報の正確性(営業時間や所在地など)
口コミや評価
ここに「メニューへの言及」が
さらに重要な要素として加わった印象です。

具体的には、以下のような施策が考えられます。

1. 最新投稿に「メニュー紹介」を積極的に取り入れる

「辛味噌ラーメン始めました!」とか、
「自慢の餃子はこのタレで食べると最高!」とか、
具体的なメニューにフォーカスした投稿をすることで、
メニュー検索でヒットしやすくなります。

2. 口コミで「メニュー名」を入れてもらえるように促す

口コミに「辛味噌ラーメン、絶品でした!」などと書いてもらえれば、
そのメニューで検索されたときに引っかかる確率が上がります。

口コミにキーワードを入れて返信したら、
検索に影響があるんじゃないか?と考える人もいますが、
残念ながらこれは違います。

Google は公式に「返信内容はアルゴリズムに影響しない」
と明言しています。

なので、返信はお客さんへの感謝や信頼を
積み重ねるために使うべきであって、
SEO目的で返信するのは無駄です。

この変化にどう対応するか?

ユーザーの検索が「地域+業種」から、
「メニューや具体的な特徴」に変わってきたことで、
GBPでの集客戦略も少し変化が必要です。

1 つ目のステップは、
「メニュー検索に対応した情報提供」を始めること。

目玉商品の紹介
季節限定メニューの告知
メニューの魅力を具体的に伝える投稿
これらを取り入れるだけで、
これからの検索傾向に対応しやすくなります。

2 つ目は、口コミを意識的に集めること。
口コミの数と内容が、検索順位にも影響を与える以上、
「お客さんが自然に口コミを書きたくなる仕掛け」を考えるのは、
店舗ビジネスにおいて欠かせないポイントです。

検索の形が変われば、戦略も変わります。
「辛味噌ラーメン」や

「自家製餃子」といった具体的なワードが、
あなたのお店の集客を左右する時代がやってきています。

早めに対応することで、
この変化をチャンスに変えられるはずです。

まずは、最新投稿やメニュー情報の充実、
口コミを増やす取り組みを

始めてみてはいかがでしょうか?

それではまた。