
先日、長嶋のメールにも書かれていたが
9月11日に大阪府工業協会という団体で求人研修をしてきた。
対象は100%製造業。
参加企業は上場企業から町工場までかなり幅広かった。
普段セミナーはいっぱいやっているが
いつもは自分のことを知っている人に対してオンラインでがほとんど。
だが今回は自分のことなど全く知らない人で
しかもリアルで実施というなかなかに不慣れな環境だった。
そして、自社開催ではなく団体からの正式な仕事としての依頼である。
いろんなことが重なってか前日は緊張なのかプレッシャーなのかあまり眠れなかった。
僕はこう見えてかなり繊細さんなのだ。
「明日が来ないでほしい」なんて思いながら大阪に移動したわけだが時間は過ぎてしまう。
「はぁ」とか言いつつ時間は来てしまうものだ。
性格的にその場になったら開き直れるタイプなので会場に着いてからは冷静になれる。
そして、いざ研修が始まったわけだが結果的に大成功だったんじゃないかと思う。
まず、今回の研修9時45分〜16時45分と丸一日のプログラムだった。
コロナ前はこういう時間でやるのは僕の業界もそうだったから慣れていたが
コロナになりオンラインに移行してからは2〜3時間が普通だ。
だから僕的に丸一日のセミナーは本当に久しぶりのことだった。
で、心配したのはみんな寝ないかなってことだった。
丸一日のセミナーでしかもワークもがっつりある。
まぁ、眠くなって当然である。
だから、何人かは寝るだろうなって思いながらやっていたのが
なんと、寝る人が 1人もいなかったのだ。
ということは最低でも眠くならないくらいの内容ではできたということだ。
そして、終了後のアンケートは5段階評価で平均 4.5。
しっかりと満足してくれたのがわかった。
また、先方の担当者からもかなり評価高いですねと言ってもらえたりもしたのでホッとした。
そして、終了後の名刺交換からのアポどりもすでに何社かとできてるので
契約につながるかどうか非常に楽しみである。
とまぁ、そんな感じで大阪研修は無事終了となった。
ちなみにリピートの研修依頼もすでにオファーを受けたので
来年の1月に同じ場所で研修講師をしてくる。
そしてここからが今日の本題。
参加企業は大体従業員が100名〜200名くらいの規模の会社が多かった。
一番でかい会社は従業員数1000人を超える上場企業。
一番小さい会社は従業員数10名の町工場だった。
で、そんな規模の会社さんが
具体的にどんな悩みや問題を言っていたのかというと…
一番多かったのは
・求人広告をとにかく増やす
ってことだった。
要は、応募者数を増やすには
とにかく求人広告にお金をかけなくちゃいけないってことだ。
つまり、彼らが応募者を増やすために
最もやった方がいいと思ってることは求人広告をいっぱいかけるってことだったのだ。
中には応募が月一件あるかないかだけど
とりあえず毎月リクナビに300万くらい使っているって企業もいたりしたくらいだ。
そこに対して僕が伝えたことは
「求人にお金をいくら払っても意味がない」ってことだった。
なぜなら、穴の空いたバケツと一緒で見られても反応のない求人情報に
いくらお金をかけてアクセスを集めても反応は増えないからだ。
ゼロには何をかけてもゼロなのだ。
だから「見た人が確実に反応する内容」を
先に作り込まないと意味がないってことを伝えた。
このアドバイスはかなりクリティカルヒットした。
アンケートのフリー記入欄は
このことが最もハッとさせられたってことが一番多く書かれていた。
なので、求人やっている方は
これを商談やアポとりのトークとかで使ってみることを強くお勧めするよ。
そして次に多かったのは
・求人の動画を作ろうと思っている
だった。
特に規模に比例して動画を作る本気度が高いように感じた。
上場企業の人からはその場でアポの約束を向こうから言ってきた。
おそらく理由はブランディングだろう。
やっぱり、このご時世求人やるのに動画がないのはそれだけで致命的だ。
なぜなら、求職者の半分以上が動画を見るからだ。
そして、やる気のある優秀な人ほど動画を見る傾向が強い。
つまり、動画がないってことは優秀な人の応募をみすみす逃すことを意味するのだ。
それを知ってか知らずかはわからないが
大きな企業ほど動画でブランディングしないとってことが
ニーズとして顕在化しているのが肌感覚で伝わってきた。
なので、ピンポイントで
「こんな求人動画作りませんか?」ってアピールは
ベッタベタだが効果的なのかもしれないと思った。
もちろん、他者との違いは明確に示さないといけないわけだが
規模が大きく慣ればなるほど動画のニーズは強いということがわかった。
この2つがダントツで多かったことだ。
そしてこれはどの業界でも同じことが言えるはず。
なので、あなたが求人をやっているならこの2つをフックとしてアピってみると
興味を持ってもらいやすいかもしれない。
また、生の情報が入り次第
出し惜しみなく共有していくよ。