2024/08/20

ありがとう、カツオ

From:長嶋雄二
高知のホテルより…

あるプロジェクトの関係で
高知に来ています。

と、言いながらも
本格的に活動するのは今日から。

昨日、前乗りした形なんですが
当然、夜は高知のグルメへ。
その際に、、、

めっっっちゃ、うまい
「カツオのたたき」に出会ったんです!

これにはマジで感動しました。

なので、ちょっとその話をさせてください。

何を隠そう、ウチの会長の楠瀬が
高知の出身であり、このカツオと僕を
引き合わせてくれたわけなんですが…

「カツオのたたき」と言っても
普段スーパーで売っているものと
同じような感じのもを想像していたんです。

まぁ、ちょっと独特の黒ずんだ感じと
少し臭みのある感じを。

でも店員さんが「お待たせしました」って
持ってきてくれた瞬間、
「えっ!??」って感じでした。

僕の知っているカツオとは
あまりにも違い、、、

「これが、本場のカツオか…」

と内心、感動しまくっていました。

僕はあまり表情に出ないタイプなんですが
もう、見ているだけで、食べてみたくて
ワクワクが止まらないレベル。

なんでかって言うと、
まずは、身の厚みが全く違う。

僕の知っていた、かつおのたたきは
10枚切りの食パンぐらいペラペラのもの。

でも、目の前にあるのは
4枚切りの食パンというか、
ステーキの厚切りかと思うぐらいの
厚みとジューシーな雰囲気が滲みでいる。

さらに、そんな分厚いくせに
まったく臭みもない。

そして、いざ実食!

実際に口に運んでみると、

「えっ、これが本当のカツオなの!?」

って驚きが広がって、むしろ、
普段食べてたのは何だったんだろう…
って思っちゃいましたね。

カツオの品質が
いいことは、もちろんなんだけれど…

味付けとか、料理人が手間をかけながら
丁寧に調理されることで、
全然違うものを生み出すんだな、と実感したんです。

カツオのたたき以外にも、
お刺身もはじめていただいて、
マジで僕の中では「カツオ」の概念が
ちょっと変わってしまいました。

やっぱり、「本物」と言えるものに、
大きな価値が宿るんだな、、、と思ったんです。

そしてそれは、僕らのビジネスにおいても
とても大事なことだと、改めて感じました。

何の話をしてるか?

例えば僕らも、
毎日パソコンの画面に映し出される
無数の情報と向き合っているうちに、

いつの間にか自分の仕事の本質を
見失ってしまうことがあると思います。

きっとそれは、誰もが経験しているはずです。

でも、どんな仕事でも、
その先には顧客、そしてその先のエンドユーザーがいる。

彼らのために、僕らは目の前の仕事に
取り組んでいるはずなのに、
いつの間にかその本質を見失ってしまう…

まるで、目の前の仕事だけが全てだと、
その仕事をなんとかこなして完了させればいいと、
錯覚してしまうことがあると思います。

でも、本当はそうじゃないですよね。

エンドユーザーやクライアント。
もしかしたら上司や同僚。

そういった人たちに、
自分の仕事がどんな影響を与えているのか?

そこを知ること・見つめることが、
仕事の本質を捉え、提供価値を高めるためには
何よりも大切だと、改めて感じたんです。

自分の仕事ぶりに満足しているか?
自分がが提供する価値に満足しているのか?

その答えを「Yes」にするためには、
結局、本質的な価値を追求しないといけない。

顧客にとって、クライアントにとって、
上司にとって、仲間にとって、会社にとって、、、

自分の周りにいる人のために
どれだけの価値を届けることができるのか?

僕たちマーケティングに携わるものは、
そこを、定期的に振り返る必要があると思います。

それができなければ、
僕らは簡単に自分の仕事の意味を見失ってしまうからです。

今あるタスクの先にいる、
顧客の存在を常に頭に置いておけば、
目の前の仕事をただ”こなす”ことはしないですよね。

むしろ、彼らを思うことで、
仕事に熱が宿っていくはずです。

高知で出会った「本物のカツオ」には
間違いなく、お店の方の熱量が宿っていました。

「本当に美味しいカツオを食べてほしい」

そんな思いを追求したからこそ、
あの味・あのサービスが生まれていると、肌で感じたんです。

仕事の本質とは何か?

そんな問いに対して答えを出すのは、
決して簡単なことではないです。

でも、、、

相手にとって、本当に価値あるものを届けること。

この原点だけは、
決して忘れちゃいけない。

あなたの場合、
どんな「価値の追求」ができそうですか?