2024/07/08

沖縄のタクシーに違和感

From:宮川徳生

先日、仕事で沖縄に行ってきた。

なぜかって?

それは、いよいよ
ウチが仕掛ける子供向けの脳育教室が
オープンするからだ!

実際にはもうちょっと先だけど
あとはもう集客するだけって段階で
沖縄の現地メンバーを労いに行ってきた感じ。

何気に沖縄に行くのは初めてだったんだけど
とりあえず思ったことは

空が青くて広くて近い

ということだ。

東京のように
ビルに囲まれてないので
どこにいても空がひらけて見える。

そして、都会特有の空気の悪さがなく
空気が綺麗なのだろう。

空の青さの質が違った。

何より
入道雲がよくできてたので
空が近く感じた。

沖縄に降り立って
真っ先に思ったのはこれだった。

あと、暑さの質が
東京とは違った。

暑いんだけど
湿度がそこまで高くなかったので
不快感は少なかったかな。

でも、暑いことを痛いと感じたのは
いつ久しくなかったので
日差しは相当強かったのだと思う。

で、空港に現地メンバーが
迎えにきてくれたので
そのまま教室に移動。

教室について
まだ昼飯を食ってなかったため
地元民が行く近所の弁当屋で
380円の弁当を買って食った。

「380円!安っ!」って思ったのだが
最近までは300円で売っていたらしい。

まぁ、そんな感じで
木曜日から日曜日まで
沖縄に行って色々仕事をしてきた。

沖縄に行った理由は
現地メンバーの労いもあるけど
もう1つの理由は土地を知りたかったからだ。

教室という箱物をやるので
現地の感じを感覚で掴みたかったのだ。

人伝に聞く話と
自分で見聞きして体感するのとでは
大違い。

僕は昔、飲食で新規出店とかやったので
自分の足で見て回ることがいかに大事かを
知っている。

だから、今回行ってきたわけだが…

やっぱり聞いてる話と
自分で感じることには大きな隔たりがあった。

まず感じたのは
初日の仕事が終わった後、
首里城を見に行ったのだが
そこで違和感を2つ感じた。

1つ目の違和感は
お土産物屋である。

首里城が燃えて
仮説のお土産物屋だからなのかもしれないが
売る気を全く感じないお土産物屋だった。

まず、陳列されてる商品が圧倒的に少ない。

普通、観光地のお土産物屋は
所狭しと物で溢れていて
POPもいっぱいあり
基本売る気マンマンである。

だが、首里城のお土産物屋は違った。

商品はスカスカ
POPの類はほぼゼロ
店員はレジでずっと座ってるだけ。

これまで色々な観光地は行ったが
このレベルで売る気を感じないお土産物屋は
初めてだった。

ただ、首里城はないが
首里城自体はとてもいい場所だった。

また沖縄に来たら
来ようと思った。

そして、2つ目の違和感は
首里城から帰るときに乗った
タクシーでの出来事だ。

その日は夜に
国際通りを見たかったので
首里城からそのまま国際通りに向かった。

当然、移動手段は
タクシーである。

で、タクシーを捕まえて
乗ったわけだが
「ん??????」の連続だった。

まず、乗ったら
どこに行くか聞かれるわけだが
自分の感覚は

「どちらに行かれますか?」とか
「どちらに向かいましょう」とか

それが普通だと思っていた。

ただ、そのタクシーの運ちゃんは違った。

「どこ?」

だけである。

思わず条件反射で
「は?」と言ってしまった。

別に文句言ってどうこうとか
そういうつもりは一切ないので
「国際通りまでおねがいします」と伝えたのだが
また「ん?????」と思う言葉が返ってきた。

「国際通りのどこ?」

この運ちゃんは
徹底してタメ口らしい。

別にいいんだけど
そもそも観光客って一発でわかる人に
「国際通りのどこ」って聞いたって
わかるわけないくらいわからないのか?
と思ったわけだが

「初めて行くんで通りに入ったところまで」
と伝えたのだが

また「ん????」が返ってきた。

「どっち側?」

どうやら東側から入ったところなのか
西側から入ったところなのか
どっち側なのかを聞いてきてるんだろうが

今、行ったことないって
言いましたよね?

と思わず言いたくなったが
そこは我慢。

わからないので
「こっから近い方で」と伝えて
やっとタクシーは出発。

別に、過度な敬語や
クソほど丁寧な対応など
求めてはいない。

でも、流石に
これはなくないか?と思った。

翌日、現地メンバーにそのことを話したら
「それ、みんな言いますよ」と言われたw

先に言ってくれよと
思ったのは言うまでも無い。

もっと事件はいっぱいあったのだが
長くなるので別の機会に他の出来事は書こうと思うが
初めての沖縄は驚くことがたくさんあった。

そして、今日伝えたかったことは
何かというと

リサーチは
ネット見てるだけじゃできないってことだ。

今回、自分の足で
4日間沖縄を可能な限り見てまわり
教室の単価を変えることを決めた。

で、おそらく
この単価変更は吉と出るはずだと思ってる。

なぜなら、肌で感じたことだからだ。

マーケティングする上で
リサーチは欠かせない。

リサーチをしないということは
何もわからないまま
勝手な思い込みだけで準備をすることを意味する。

それこそ
山を登るとき
どんな山なのか?どんなルートなのか?
そう言うことを知らずに山に入ったら
高い確率で死ぬ。

だから、山を登る前
みんな入念なリサーチをし
準備をして登る。

だから、生きて返ってこられる。

マーケティングも一緒で
何も調べずにスタートしたら
それこそ多くのことを間違えてしまう。

だから、リサーチは
一番重要だということを
みんな言うわけだ。

ただ、そのリサーチを
自分の足を使ってやるのか
ネットだけで済ますのかでは
得られる情報は雲泥の差になる。

今回、沖縄に足を運んで
現地の人の雰囲気というのを
かなり修正することができた。

沖縄で教室をやるということは
その人たちに売る必要があるわけだから
その人たちのことを知ることは
何よりも大事なことになる。

昔、工務店の案件を初めてやるとき
50人近い顧客にインタビューをしたことがあった。

家をこれから建てる人が
どんな人なのか?

ネットで調べるだけじゃわからないことが
たくさんわかった。

だから、圧倒的に売れる
訴求を作ることができた。

あなたはリサーチするときどうだろうか?

顧客リサーチをするとき
Yahoo!知恵袋だけで済ませて無いだろうか?

本物の顧客に話を聞いて
表には出てこないぶっちゃけた話を
得ているだろうか?

店舗系をやるとき
GoogleMAPを見るだけで済ませて無いか?

その店舗の周辺を歩いて
人の動線がどうなってるかとか
現地に足を運ばないとわからないことを
調べているだろうか?

商品リサーチをするとき
ネットでスペックだけ調べて終わらせてないか?

自分でお金を出して購入し
実際に使ってみて
スペックだけでは知り得ない
商品の良さを発見できているだろうか?

リサーチは
ネットを叩いてるだけじゃ
いい素材は集まらないことを
マーケティングを仕事にするなら
知っておかなければいけない。

さぁ、足を使おう!

体験に勝る
リサーチはないのだから。