2025/01/14

なぜ、3人はスガキヤを選んだのか?

From:長嶋雄二

先日、

知り合いの経営者と
たわいもない話をする中で

「ラーメンで有名な店はどこ?」
そんな何気ない問いかけから、話題が盛り上がりました。

そんな中で、集まった4人の中で、
僕を含めた3人が即答したのが、
「スガキヤ」だったんです。

というのも、、、、

偶然にも
僕を含めスガキヤと答えた3人は
愛知県の出身。

愛知出身者にとって、
ラーメンといえばスガキヤなんです。

愛知県を中心に展開するラーメンチェーン。

シンプルであっさりとした豚骨スープに、
ほどよくコシのある麺が特徴です。

そして何より、圧倒的な価格の安さ!
子どものお小遣いでも食べられるラーメンとして、
地域の人々に愛され続けています。

もちろん、グルメ志向のラーメンとは違います。

家族で買い物に出かけた時や、
近所のスーパーのフードコートで
気軽に立ち寄るような場所です。

でもその“ちょうどいい”距離感や味が、
多くの人の心に残り、
代名詞的な存在になっているんです。

そして、きっと誰もが、
子どもの頃から慣れ親しんでいる味。

だからこそ、
僕らにとっては「ラーメン=スガキヤ」
という公式が頭の中に
できあがっていたんです。

このスガキヤのように、
「ラーメン=スガキヤ」
というイメージが地域に浸透していると、
そのブランド力は計り知れません。

たとえ他店がどれだけ美味しいラーメンを提供しても、
一度定着した代名詞的な地位を崩すのは
簡単ではないんです。

例えば…
あなたなら、ラーメンといえば何を思い浮かべますか?

他にも、、、

・コンビニといえば?

・車といえば?

・検索といえば?

きっとあなたなりに、
瞬間的に思い浮かんだブランドがあったはずです。

このように、特定のブランド名が
カテゴリそのものを表す状況は、
マーケティング的に極めて強力ですよね。

そして、それを可能にするのが、
第一想起を取る知名度です。

インターネットが普及した現代では、
多くの人が購入前にクチコミや評判を調べます。

でも、膨大な情報に溢れた中で、
全てを正確に判断するのは難しいものです。

そんなときに頼りになるのが、

「〇〇といえば、これ!」

という知名度。

消費者は、ブランドや人に対する信頼を基に、
選択を簡略化したいと考えていたりします。

例えば、家電を買うときに
「テレビならこのメーカー」と決めていれば、
迷わずその商品を選べますからね。

だからこそ、あなたのビジネスが
「〇〇なら、あなた」と言われる存在になることが大切なんです。

では、どうすればいいのか?

まずは、他者には提供できない、
あなただけの価値を見つけることにあると
僕は思っています。

・お客様は、どんなで、何を求めているのか?
・商品・サービスは、何が強みで、何ができるのか?

そこを突き詰めて
考えてみることだと思います。

例えば、あなたが
「整体の売上アップならこの人」と評判になったとします。

そうなれば、どうなるでしょうか?

まず、あなたの名前がクチコミや紹介で広がり、
業界内での知名度が一気に上がります。

整体院のオーナーたちは、
「次に誰かに相談するなら、あの人にお願いしよう」と、
真っ先にあなたを思い浮かべるようになるでしょう。

さらに、クライアントが抱える課題が、
「売上を上げたい」「顧客を増やしたい」といった
具体的な悩みであるほど、
あなたの存在は頼れる“解決の象徴”になります。

そして、信頼の輪が広がるにつれて、
新規の顧客はもちろん、
過去のクライアントからのリピート依頼や
高額案件の相談も増えていくでしょう。

そんなふうにして、
成功事例もどんどん増えれば増えるほど、
あなたの代名詞的地位は確固たるものになります。

最終的に、あなたは「選ばれる側」ではなく、
「唯一無二」として認識される存在になるわけです。

「代名詞になる」ことは、他者との圧倒的な違いを作ってくれます。

なので、最後、
自分にこんな質問をしてみてください。

「私が目指す代名詞は何か?」

それが見つかれば、
あなたのビジネスは間違いなく強力な武器を手に入れます。

スガキヤがそうであるように、
あなたも自分だけの代名詞を築いていきましょう。