セミナー講師に必要なスキル

From 古川馨


セミナー講師に求めらる
スキルとは何か？

と問われたらあなたは何と答えるだろうか？


たくさんのノウハウを知っていることか？
それとも、やり方をわかりやすく伝える能力か？
実はそうじゃない。


セミナー講師に求められるスキルは
ただノウハウを伝えるものでも、
わかりやすい解説をすることでもない。


実は、もっと別のスキルが必要だったりする。

ーー

つい先日も漫画LPの制作ワークショップを
２日間にわたって開催した。
かなり長時間だったこともあり、
参加者の方たちも大変だったに違いない。


上手くビジネスに役立ててくれたら
嬉しいなと思う。


いつもセミナーが終わったあとは反省会。
受講者の反応はどうだったのか？
ちゃんと伝わったのか？
彼らにとって満足いくものだったのか？


もっと違う伝え方があったかもしれないし。
もっとこう伝えていたら、
すぐに理解してもらえたかもしれない。
などなど。
次に活かすために話し合ったり
自問自答したりする。


そして、自分がメイン講師ではない時は
ウチのメンバーたちがどんな風に伝えていくのか？
どんな構成でセミナーを組み立てたのか？
そして、セミナー中の参加者の反応はどうなのか？
なんかを見ていたりする。


するとわかるのが、
明らかに迷いがなくなる、、、というか
イマイチしっくりきていない状況から
漫画なら頭に「ピコーん！」と
電球マークがつきそうな反応が出る時がある。


先日もあるセミナーでそんな場面にでくわした。

ウチの宮川がセミナーの参加者の質問に
答えていたときのこと

セミナーの内容で
いまいちピンと来ていないところがあるらしく
不安そうな表情をしている。


「自分のビジネスに活用できるイメージがわかない」
それが理由だった。


しかし、宮川が様々な例え話を出したり
その参加者さんの業界での事例を交えたりしながら
「〇〇さんのビジネスだったら、例えば、、、」
と活用方法や違った角度からの解説を入れていく。


すると、アドバイスを受けている時に
一瞬、表情が変わった。
そして、次の瞬間、曇った表情が消え
安堵の表情に変わったのだ。


自分のビジネスに使えるイメージが
明確になった瞬間だと思う。
もし、違和感を抱えたままセミナーを終えてしまったら
せっかく参加したセミナーが無駄になっていたかもしれない。


そんな場面に出くわすと
自分だったら、そこまで相手に明確に
イメージさせることができたらどうか、、、？
と悩んでしまう。


セミナーを主催するとなると
ノウハウやテクニックを伝えることばかりに
集中してしまうことが多い。


でも、どんなにすごいノウハウや
テクニックを教えたとしても
それをどんなに噛み砕いて伝えたとしても、
それを明確に彼らのビジネスで使えるイメージを
持たせてあげないと全く意味がない。


じゃないと結局
「いいこと聞いた。でもウチでは使えない」
となってしまうからだ。


ただ単にノウハウやテクニックを教えることが
セミナー講師の仕事ではない。


彼らに成功をイメージをさせてあげる。
それが導き手として前に立つ
セミナーの講師の役割なのだ


そのために今からできることは何か？
それは結局、相手を深く理解すること。
お客さんを知ること。


例えば、セミナーなら大抵は事前情報がある。

会社名から、どんな業界で
どんなビジネスをしているのか
事前に調べておけば、
業界特有の悩みや課題感くらいは理解できる。


それに普段から自分のお客さんの業界のことを
気にしていれば、自然といろんな情報が入ってくる。


お客さんを深く理解すればするほど
彼らに成功をイメージをさせてあげられる
アドバイスができるようになる。


その日は、改めて普段からもっと色んなところに
アンテナを張っていないとだめだな。。。
と強く意識させられた。

ーー

セミナー講師に求めらる
スキルとは何か？


と問われたらあなたは何と答えるだろうか？


それは、、、
たくさんのノウハウやテクニックを
知っていることではないし
それをわかりやすい解説をする能力でもない。


上手くしゃべれるとか
ひきこむような話し方ができるとか
話の上手さでもない。


いかに相手に成功を
イメージさせられるか？


それがキモなんだと。


もし、あなたがセミナー講師として
誰かに何かを指導していて
参加者たちの心を掴み切れていない
と感じているとしたら、、、


まだまだ成功をイメージさせられて
いないのかもしれない。


いかに相手に成功を
イメージさせられるか？


ここに注力することが
セミナー講師として成功する
第一歩なのは間違いない。