From:脇田優美子
上の画像は、読んでいる書籍の要点をまとめた直筆ノートです。
この画像を撮影した時点で、ノートに記されている書籍のページ番号が184となっています。
書籍のページ数は433ページあるので、まだ半分にも到達していません。
書籍を読み始めたのは確か年明けだったと記憶しています。
2018年がもう8カ月経ったということは…今のペースだと年内には読了しないかもしれませんが、そのことは少しも気になりません。
というのも、いつまでに終わらせる、というようなタスクではないからです。
本は資料だけど
セールスライティングに膨大なリサーチが必要なことは、あなたもよくご存知のことでしょう。
少し前に書いたレターはリサーチに50時間くらいかけました。その間はインターネット上の情報はもちろん、書籍や雑誌もかなり目を通します。
そういう時の資料の読み方というのは、大量のインプットをするため、どうしてもスピード勝負で走るように読んでいくことになります。
また、LPを書かない時でも日々ライティングはしますので、そのための情報収集は絶えず行います。
常に走り読みのような日常になりがちですね。
仕事において、じっくりゆっくり読む、という状況は、少なくとも私の現状では訪れそうにありません。
書籍が資料にしか見えなくなるのは残念だな、と感じていました。
タスクでない読書
一方で、セールスライティングの仕事を通じて自分の中で湧き上がってくる欲求がありました。
それは、歴史を学び直すことです。
もともと歴史には関心がありましたが、けっして学問的な見地などではなく、単純に娯楽として歴史小説などを乱読してきただけでした。
しかし、ライティングに伴うリサーチを重ねるうちに、社会でリーダーと呼ばれる方々の多くは、歴史と思想を教養として身につけた上でビジネスに向き合い、バックグラウンドを持って公に対して発言していることを強く感じるようになりました。
自分の年齢を鑑みても、仕事におけるライティングにおいても、またこの先の人生で今より充実した思索を可能にする意味でも、一度きちんと学びたいという気持ちが芽生え膨らんできたのです。
そうは思ったものの、現実の毎日は、自分の楽しみの読書に割く時間をなかなか生み出せず、しばらくはフラストレーションを溜めていました。
土日も平日とほぼ同様の毎日を過ごしているので、自由時間がゼロ、という日々をずっと続けていたからです。
そこで、以前の記事でも書いたように、とにかく仕事を圧縮しスピードを上げて、この目的のための時間を確保しようと努めました。
そしてようやく今年のはじめ頃から、土日の朝1時間だけ、思想史の書籍に向き合う時間を作れるようになりました。
思わぬ効用
これまで断片的にしか知らなかった知識を通史として学ぶと、とてもすっきりと頭に収まってかなり楽しい時間です。
ただ、私にとっては簡単な内容でもないので、さらさらと読み流してわかるものでもなく、ノートにまとめながら進むことにしました。
まとめるといっても、書籍の中のポイントと思われる箇所をなぞっているだけです。
たったそれだけのことですが、これが実に心落ち着くひとときです。
あなたもそうかもしれませんが、最近文字を丁寧に手書きする機会が本当に少ないせいか、たった1時間ほど読んでは書くということに集中しているだけで、どうやら無心になれるようです。
書などされている方であれば、このような感覚はなじみかもしれませんね。
その後の仕事も気のせいか、はかどる感じがします。
巷でマインドフルネスが言われていますが、今の私には、この週末朝の読書がその効果をもたらしてくれているようです。
忙しい環境にいるからこそ、こうした時間が贅沢に感じられ、楽しみの体感も倍増しているようにも思います。
目下の目標は、このようなインプットの機会を、土日だけでなく平日にも作れるようにしていくことです。
より凝縮した仕事の仕方を工夫して、日常に楽しみを広げていきます。
PS
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