こんにちは。
リサーチャーXです。
今日の推し本はこちらです！
↓
■ ビジネスに魔法をかける 生成AI導入大全
最近、ライターやコンサルの方とお話していると、
よく耳にするフレーズがあります。
「生成AIの導入支援、やってます」
この言葉、以前よりもずっと頻繁に
聞くようになりました。
実際、X（旧Twitter）を開いても、
「ChatGPTでここまでできるようになりました！」
「画像生成、ここまで進化しました！」
といった活用報告が毎日のように流れてきますし、
セミナーや講座でも
「生成AI活用でマーケティングが劇的に変わる！」
「AIで生産性も創造性も爆上がり！」
というようなコピーが並び、
まさに熱狂の渦です。
当然、ウチの社内でも
生成AI導入の号令がかかりまして、
なんと私、リサーチャーXが
その導入プロジェクトの担当者に“任命”されました。
……いや、ほんと笑えません。
冗談抜きで、立場が変わると
見える世界がまるで違います。
これまでは、ただの1ユーザーとして
「へー、ChatGPTってすごいなあ」
「新しいバージョン出たんだ、試してみよう」
という感覚で気になる機能を触り、
「便利！」とか「これはすごい！」と、
気楽に感心していればよかった。
ですが、
「導入する側」になった瞬間から、
そうはいきません。
導入の責任者になると、
見えてくるのは現実的な問題ばかり。
たとえば、
・導入って、どこから手をつければいいの？
・どうやって社内に浸透させるのか？
・誰が、どのように使うのか？
・情報漏洩などのリスクはどう管理すべきか？
・そもそもウチの業務にマッチするのか？
といった疑問や不安が、
次から次へと湧いてきます。
つまり、ツールのAIそのものというより、
むしろその「周辺にある現実」が
重くのしかかってくるんですね。
そんなとき、
まさに救世主のように登場したのが、
今回ご紹介するこちらの本です。
この本は、まさしく私のような
“導入担当者”の立場に立ち、
そのリアルな現場の悩みに真正面から
応えて（答えて）くれる内容でした。
「まさか自分の状況を見て書かれたんじゃ…？」
と思ってしまうほど、
痒いところに手が届きまくっている。
そんな本書。
まず、最初の “推し” ポイントは、
導入担当者として本当に知っておくべき要点が
網羅的かつ実践的にまとまっている点です。
たとえば章構成は、
以下のようになっています。
（一部抜粋）
——————————
第3章
AI導入の実践的ステップ
小規模から始めて大規模へ
第4章
生成AI導入におけるリスク管理と対策
第5章
効果的なチーム構築と管理
第6章
生成AIの導入プロジェクト進行中の注意点
第7章
業界別・機能別のAI応用事例
——————————
この章立てを見た瞬間、思わず
「うわ、ドンピシャ」
と声が漏れました。
導入ステップや社内の巻き込み方、
リスクマネジメントにチーム作り、
導入中に起きやすい失敗例や業界別の活用事例まで…
「そう、それが知りたかったんだよ！」
と膝を打ちたくなる内容が
ズラリと並んでいます。
これまで私が読んできた生成AIの本は、
プロンプトの作り方や使い方のテクニックが中心で、
どうしても“個人利用”の視点に偏りがちでした。
しかし、この本は違います。
“組織にどうAIを根づかせるか？”
という導入担当者の立場で書かれているのです。
私自身、この本を読んでようやく、
「これでやっと、AIツールの話をする前提が整った」
という実感を得られたのでした。
といいますのも、それまでは
いくらツールの話を提案されても
懸念点・心配事が多すぎて
「う、うん。そうなんですけど…」
といった感じで、
そのお話に前向きになれなかったんですね。
だからこそ、
生成AI導入支援を仕事にしている方は、
こちらの本をご一読いただき、
導入者の視点を持っておいてほしいのです。
なぜなら、
支援する側が本当に見ておくべきなのは、
導入を検討するクライアントさんの
“不安”や“社内事情”であり、
その上で、導入〜運用までの
全体像を描けること。
つまり、
生成AIツールそのものを提案するだけでは、
導入支援としては “足りない” のです。
たとえば
私がクライアントだったときに求めていたのは、
・社内でどう展開していくかの筋道
・現場に負担がかからずスムーズに導入できる安心感
・定着して“ちゃんと使われる”仕組み
こういったものでした。
ここまでを含めてようやく“支援”になる、
実際に導入担当者をやってみた私は
そう思いました。
たとえるなら、
生成AIの操作方法を教えるのは
「包丁の握り方」を教えるようなものです。
ですが、
そこから一歩踏み込んで、
「家族全員がその包丁を使えるようになるには？」
「お子さんに危なくないようにするには？」
「キッチンのどこに収納すれば安全？」
そういった
導入と運用の文脈ごと支援できる人
こそ、これからの現場で
重宝されるのだと思います。
生成AIは、
たしかに最先端の便利ツールです。
けれど、
導入の現場にはいつの時代も変わらない
“人間くさい問題”が横たわっています。
それぞれの立場の利害関係、
感情、戸惑い、納得感のなさ、抵抗…
そういった要素を無視して
“テクニックだけ”で導入しようとしても、
必ずどこかで行き詰まります。
その人間的な部分も含めて、
地道に寄り添い、根づかせていく。
それが、生成AI導入支援の本質であり、
ここの伴走が生成AIの導入支援の
本当の価値なんじゃないか、と思うのです。
ですので、もしあなたが
生成AI導入支援を本気でやっていきたいなら、
そしてクライアントさんから
「頼れる人」として選ばれたいなら、
こちらの本、必ず役に立ちます。
そしてきっと、
導入に迷っている“私のような担当者”を
救ってあげられるはずです。
導入と運用の文脈ごと支援する。
この“二刀流”は、
あなたの提案の「濃度」を確実に変えちゃいますよ！