2025/01/11

[オススメ本] 爆速リサーチしながら知識が深まってしまう方法

こんにちは。
リサーチャーXです。

今日の推し本はこちらです!

    ↓

■ Perplexity 最強のAI検索術

あなたは生成AI使っていますか?
ChatGPT、Gemini、Copilotといろいろありますね。

かくいう私は、
主にChatGPT(無料版)を使っているのですが、
いつも

「これってソース(引用元)がしっかりしてる?」
「根拠は大丈夫なの?」

と不安を感じながら使っていました。

と言いますのも、
ChatGPTは2021年までの情報を基に
トレーニングされたものですし、

有料版のChatGPT Plus(GPT-4)でも
2023年4月までの情報が基になっているためです。

つまり、最新ではないんですよね。

マーケのリサーチでは、
過去の情報を掘り起こすこともありますが、

やはり直近、最新の情報が
必要になることが圧倒的に多い。

ですので、最新の情報を取れないChatGPTは
リサーチではちょっと使いにくいなと感じていました。

また、ChatGPTの場合は、
生成回答された結果の信頼性も
自分で確認する必要があります。

またそこでひと手間なわけです。。

「これ、なんとかできないかな…」

と思っていたところで出てきたのが、
生成AIのひとつ

Perplexity(パープレキシティ、以下「パープレ」といいます)

です。

実は、
以前からパープレの存在は知ってはいましたが、

「使えるようになった方がいいんだろうな〜」

とうすうす思いながらも腰が重く。

ChatGPTに慣れていたために、
そこから新しいツールに追加移行するのに
面倒くささと負担感を感じてしまっていました。

これって怖いですね…。
こうやって機会損失を生んでしまう。

そこで、
「これではダメだ!」と
本書を手に取ったわけですが…

\これが大当たり/

この本を手に取った自分を褒めてあげたいです。

こちらの本、
パープレを使い倒すための必読書
と言っても過言ではありません!

読み進めているうちに、
パープレが使いたくなって
ウズウズすること間違いなしです。

実際、カフェでこの本を読んでいた自分は、
どうしても我慢できなくて
スマホでパープレのアプリをダウンロードし、

表面は無表情ながらも、
心のなかでは「おおっ!」と小躍りしていました。

パープレの特長は、
ネットから最新情報を取ってくる収集能力と
その整理能力です。

さらにソース(情報元、根拠)も明示されますので、
その信頼性も高い。

ChatGPTで困っていた点をカバーしてくれます。

これだけでもありがたいのですが、
回答結果の下に「関連」として表示される
“追加の問い”。

これがとにかく秀逸なのです。

本書の中でも

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創業者のスリニヴァス氏は、インタビューの中で「人を開眼させるのはそこにある答えではなく、質問そのものである」「賢人とはすべての答えを持っている者ではなく、正しく質問できる者である」という慣用句を引用し、この関連質問の重要性を強調しています。

引用「Perplexity 最強のAI検索術」p.16

—————————

とありますように、
その設計思想が見事にパープレに組み込まれています。

この「関連」を見るだけでも

「たしかに!それ知りたい!」
「ああ〜、そういう角度の質問は考えつかなかった」

という膝を打つ気づきと
周辺知識がグングンと広がり、
深まるのがわかります。

入力した問い(プロンプト)の
表面的な字面ではなく、

「入力したあなたは
 きっとこんなことを知りたいのでは?」

と先読し、提案してくるパープレ。

この提案の精度が驚くほど高く、
この「関連」の内容がそのまま
「正しく質問できる者」になるための
ステップアップの1段1段になります。

そして、
この深堀りするチカラ。

パープレはもちろんのこと、
今回の推し本自体にも
その深堀り力があります。

こちらの本は、パープレの基本的な使い方の他に、
以下の具体的なテーマそれぞれに対して、
パープレをどんなふうに使うか?が書かれています。

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第3章
ビジネスの情報収集・分析での活用

企業情報を調べる
市場を調べる
競合を調べる・比較する
営業前の仮説立案(質問リスト作成)
論文を調べる
人物を調べる
インタビューの質問項目を作成する
ビジネス用語を調べる
ツールを調べる・比較する
提案書のドラフト作成
概算見積の作成
製品開発の競合調査する
ビジネスフレームワークを使う
法律や規制を調査する
判例を調べる
書式フォーマットを探す

第4章
コンテンツ制作での活用

文章構成案を作る
SEO向けのコンテンツを作る
ファクトチェックする
既存コンテンツを拡充する
ユーザーニーズを分析する/ペルソナを作成する
最新情報を反映した企画を作る

引用「Perplexity 最強のAI検索術」目次

—————————-

もうこのテーマの羅列だけで

「あれに使えそう」
「これに使おう」

といった具体的な実践のイメージが
湧いてくるのではないでしょうか?

個人的に、
この中のテーマの
「概算見積の作成」は、

新規案件や駆け出しの方は知っておくと
役立つこと間違いなしだと思われます。
(例として「Youtubeショートの動画編集
 10本分の見積もり」を最新の市場相場から
 導き出していました)

また、めちゃくちゃ役に立つのは、
「ファクトチェックする」です。

これはコンテンツを作成する際に
かなりありがたいですね。

「パープレ先輩、すごいっす」

とひれ伏さんばかりでした。

このように
取り上げられているテーマだけでも
めちゃくちゃ価値がある本書ですが、

私が推したいポイントは、
これら各テーマに対する本書の

深堀り力 = 具体的なプロンプト紹介です。

本書以外にも多くの生成AI関連の書籍には
プロンプト紹介はありますが、
本書は、一つのテーマに対して

・基本プロンプト
・発展プロンプト
・応用プロンプト

と段階的に紹介してくれています。

まずは基本でざっくりと全体像を押さえる。

このざっくりとした全体像把握が
個人的には超重要だと考えていまして、

知りたいことの輪郭が見えたからこそ、
次に深堀りすべき情報への腑に落ち感があったり、

パープレが出してきた情報が自分の中に入ってくる、
自分の中の器が準備される感覚があるのです。

そして、次の段階で例示として出される
「発展プロンプト」「応用プロンプト」。

これを読んでいるだけでも、
筆者の方がこれまで積み重ねてきたであろう経験や
考え方が反映された

思考のトレース

をすることができる。
これがめちゃくちゃありがたい!

数多の経験してきた方が、
例として具体的に示してくれるプロンプトや質問は、

膨大な試行錯誤の結果、研ぎ澄まされ、
洗練された思考の核だったりします。

メタ的に捉えるなら、

この書籍自体が「発展プロンプト」や
「応用プロンプト」を段階で示すことで
パープレの真髄とも言える「関連」と重なり、

「賢人とはすべての答えを持っている者ではなく、正しく質問できる者である」

を体現してみせてくれている!と(勝手に)解釈し、
一人スタンディングオベーションをしております。

こちらの本。

前述したテーマでおわかりように
今すぐ、現場で使えるものとなっています。

もしあなたが、

「仕事でAIを使ってみたい」

「最新の情報を探せて、
 安心して情報源を確認できるAIがないかな?」

「マーケティングの相棒として
 手に馴染むAIを見つけたい」

と感じていたら
パープレ、超オススメです。

特にリサーチで
かなりの威力を発揮してくれること間違いなしです。
(検索範囲を「学術」(論文・研究資料)、
「ビデオ」(YouTube)などに絞ることも!)

本書はそんなパープレを
実践で使えるところまで連れて行ってくれます。

さらに、本書自体が、
例示プロンプトを通じて、
調べたいことに対しての考え方、深堀り、
知識の深化、周辺情報への波及、
確度の精度向上の過程を段階的に示してくれています。

読み終える頃にはきっと

「あ、パープレ使えそう!」

になっていること受け合いです。

ぜひ、本書を手に取り
「正しく質問できる者」として
スキルアップしてしまった自分になってください!