From 古川馨
最近、社内外問わず、
ChatGPTをバリバリ使っている人が
増えてきました。
すると、よく聞かれるのがこれです。
「古川さんって、プロンプト
どうやって作ってるんですか?」
…実はね、これ、
最近は自分では作ってません。
え?って思いますよね?
でも、本当の話です。
もちろん、昔は自分でプロンプト書いてましたよ。
ネットで出回ってるプロンプトを片っ端から試して、
「この言い回しの方が良いな」
「ここの順番入れ替えたら精度上がるな」って感じで。
自作したプロンプト、
今でも大量にストックしてます。
でも、最近はプロンプトを書くことに
時間をかけるのをやめたんです。
じゃあどうしてるのか?っていうと…
GPT自身にプロンプトを作らせてます。
これ言うと、
「え?GPTにプロンプトを作らせるの!?」
って驚かれるんですが、
これ、実はけっこう“上級者あるある”なんですよ。
以前、あるAIコミュニティで、
業界の有名な方が実演してくれたんですが、
その人も、まったく同じ方法でした。
どうやってやってたかというと…
まずはChatGPTと対話しながら、
「このタスクに対して、こういう出力がほしい」
っていうやりとりを繰り返す。
で、ある程度、理想に近いアウトプットが
返ってくるようになったら…
「今のこの出力を、一発で出せるプロンプトを作って」
ってGPTに指示するんです。
すると…
GPTが、それ用の最適化された
構造化プロンプトを自動生成してくれる。
あとは、それを実行してみて、
さらにチューニングを加えていけば完成です。
これ、めちゃめちゃ精度高いです。
なぜなら、GPT自身が、
「自分にとって理解しやすい
命令文(=プロンプト)」を作るから。
つまり、「AIの脳みそが“最も理解しやすい命令”」を、
AI自身に書かせてるってことなんです。
これ、正直、
自分でがんばって書くより
全然ラクだし、成果もいい。
これからAIを使いこなしたい人が、ついハマるのが、
「AIを使って何かをやる」って考え方。
もちろん悪くないんですが、
本当の意味でAIを使いこなしている人は、
こう考えます。
「この仕事をAIにやらせるには、
どう指示を出せばいいか?」
つまり、
「自分がやる」のではなく、
「AIにやらせる」ための頭の使い方をしているんです。
この違い、伝わりますかね?
これからAIがますます進化していく中で、
この思考の切り替えができるかどうかが、
使いこなせる人と、ただのユーザーとの
大きな差になっていくと思ってます。
なので、もし今後、
AIを活用してビジネスを
もっと加速させたいと思っているなら…
「プロンプトをどう作ろう?」じゃなくて、
「どう指示を出せばAIが自分の代わりに働いてくれるか?」
を考えてみてください。
そうすれば、あなたのAIとの付き合い方は、
一気に“次のフェーズ”へ進化するはずです。
それではまた。