こんにちは。
リサーチャーXです。
今週は、
Twitterの仕様変更が
ニュースなどにも取り上げられて
話題になっていましたね。
それにともなってか
Twitterと自社サービスの連携を
終了する会社さんが現れたり、
各企業の公式アカウントの中の人が
ザワついたり…といったこともあったようです。
こういった外部要因によって
自社のサービスに影響が出たり、
方向転換を余儀なくされる。
なんだかこういうケースが
以前に比べて多くなってきたような
そんな印象があります。
たとえば、
アカウントBANや決済手段の凍結。
Twitterなどで
ちょっと検索するだけでも
「FacebookのアカウントがBANされた」
「Stripe凍結されました」
といった投稿にあふれていたりして
決して他人事ではなく胃がキュッとなる思いです。^^;
そのたびに
「やっぱりプランBは大事だな」
と痛感します。
プランBは、
・次の手
・次善策
・代替案
・代わりの計画
のことですが、
普段、業務が滞りなく進んでいたり、
ビジネスがある程度安定していると
なかなかそこまで考えがおよばなかったり。
どこか
「このままこの状態が続くだろう」
と思っているからかもしれません。
ところが、弊社。
つい先日、
そんな状況に対して
現実を突きつけられる事態に陥りました。
そのときは外部要因ではなく、
ウチの宮川がコロナになったことに
起因するものでした。
キーマン、かつ、社内のトップ。
もちろん、
組織としてやっていますので、
完全に業務が止まってしまう
ということはありませんでしたが、
属人性のある部分や重要な局面、
判断が必要な場面では
どうしても影響がでてしまったのです。
もしあなたが
一人社長だったりスモールビジネスの場合、
きっと一度は(あるいは何度も)
想像したことがあるのではないでしょうか?
「自分が倒れたらビジネスが止まる」
今回は社内の人間でカバーしたり、
事情をお話し予定を変更していただいたりして
なんとか乗り越えましたが、
(リスケに応じてくださった方、本当にありがとうございました)
プランBの重要さを
これほど痛感したことはありませんでした。
とはいえ、
「これまでプランBをまったく考えていなかったか?」
というとそういうわけでもなかったのです。
ビジネス方向性や
拡大スピードを踏まえて
「早い段階でプランBを用意しておかないと…」
と漠然と考えていました。
プランBの重要性に気がつき、
それを考える機会やタイミングは
何度もあったのに、
それを先延ばしして、
後回しにしてしまっていたんですね。
もう大反省です。
今回の件を受けて、
プランBの策定に向けて
動き出したは言うまでもありません。
この事例を聞いて
ドキっとされましたか?
それとも準備万端&ドントコイでしょうか?
事業の取り組みとして
売上や集客といった「攻め」に対して
プランBはある意味「守り」。
マーケティングでは
「予防は売れない」
と言われるように
プランBはある意味、
予防的な側面でもありますので、
取り組む優先順位としては、
どうしても後回しになりがちです。
ですが、
実際にプランBを策定し始めて
あることに気がつきました。
プランBを打ち立てることは、
本当に予防的な面だけだろうか?
プランBを打ち立てたとき、
それが使われるような事態に
ならないことが一番です。
そうですよね。
プランAがベストだと考えて
実行しているわけですから。
ただ、
仮にプランBが使われなかったとしても
その過程で広げた思考の幅や
リサーチの結果は無駄にはならないんですよね。
なぜなら、
プランBを打ち立てる中で
当然、今やっているプランAの見直しや
弱点も洗い出しますので、
それが現在進行しているプランAを
より強化する方向にも活かせるからです。
また、
プランBが生まれることで、
今のプランAの派生系として使ったり、
ファネルのバックエンドとして
追加したりといった広がりをもたせることもできます。
たとえば、
現在使っている決済手段に
アカウント凍結のリスクがある場合。
そこでプランBとし、
別の決済会社を探すことになります。
決済会社によっては、
特定のジャンルに強い
といったこともありますので、
新たな決済会社とつながることで
今まで諦めていた分野の事業を展開できたり、
取り扱い上限金額が上がれば
サービスの価格帯を上方に
整備するできる可能性があります。
また、
今、運用している媒体の広告アカウントが
停止されてしまったら…と懸念がある場合。
プランBとして別の媒体の道を探っていたら
そっちの媒体で思わぬパフォーマンスが
発揮されたりすることも。
他には、
プランAとして行っている自社サービスが
属人性の高いものだった場合。
プランBとして
属人性の要素をなくして再編成し、
セールスファネルの中に組み込んだら、
LTVの底上げになったり。
そういった意味でも、
プランBへの思考をめぐらすことは、
プランAにとっても意味のあることなわけです。
そして何よりも、
「いざというときはプランBがある」
と思える安心感。
「この手段しかない」という状況と
「次の手、手段、選択肢がある」と思える状況。
この違い、大きいですよね。
今回、
ウチが実際にこういった状況に陥り、
何を選び、何に集中しなければいけないか?
どれを動かして、どれを押さえるか?
・今、目の前に起きていること
・これから起きること
を同時進行で判断し、
決断しなければならない状況になり、
メンタルもゴリゴリ削られました。
これ、結構(かなり)大変です。
ですので、
もし、プランBの策定がまだでしたら
ぜひ、今この瞬間から
プランBの思考をスタートさせてください!
後回しにされがちなプランBですが、
副産物が多いので取り組む価値アリ、です。
今回の事例をシェアしたことで、
どうかあなたが同じ轍(てつ)を踏むことがありませんよう。
心から願っています。
P.S.
ウチでは
「年間実践サポート」という
100名を超える実践者が参加している
会員コミュニティがあるのですが、
そこでは月1回、
さまざまなテーマで
「実践勉強会」を開催しているんですね。
これまで「ChatGPT」や「オファー」といった
ある意味、技術的な題材を取り扱ってきましたが、
今回のような
自社にとっての危機的状況や事業継続に対して
どんなプランBを考えているか?
を題材にしていいかもと考えています。
他の会社さんのプランBのお話だったり、
自社のプランBに対してアイデアがもらえたり、
はたまたプランCも考えられたりしたら…
心強い!です。