2024/11/07

パラダイムシフトの起こし方

From:宮川徳生

今日の、このメルマガを書く前の時間に
沖縄でやってる子供の脳トレ教室『脳育』の
MTGをしていた。

少し余談だが
脳育のカリキュラムである
子供の速読の全国大会が10月に開かれてたんだけど…

結果はなんと!

全国10位!!!

やばくない?すごくない?
全国2000教室くらいで競い合って
新参者がいきなり10位だよ!

速読の本部からも
「すごいですね!」と
個別で連絡が来たくらいだし。

余談はここまでにして
脳育のMTGの本題は

“動画広告のプレゼン”

の相談だった。

というのも…

脳育で売ってる
子供の脳トレって
とても売りにくいものなんだよね。

なぜなら、そもそも

・子供に脳トレさせたいわ〜

って親はほぼいないし
脳トレをしてすぐに学校のテストの点が
上がるわけではない。

だから、目先の学校の勉強という
緊急性にどうしても勝てなかったりする。

人間、30年後に一億円もらえるのと
今1万円もらえるのだったら
ほとんどの人が今の1万円を選ぶ生き物だし。

だから、欲求もなければ
緊急性もないということで

子供に脳トレさせませんか〜

って言ったところで
まぁ売れない。

だから、売ろうと思ったら
基本的にパラダイムシフトを
起こさないといけない。

パラダイムシフトってのは
意識変容だったり信念の書き換えだったり
そういうことを意味する。

脳トレってなに?
今やらせる必要があるの?

って意識の親の意識を

脳トレさせた方が絶対いいじゃん!
今すぐやらせないとダメじゃん!

ってさせる必要があるわけだ。

要は…

子供は公文や塾
英会話や水泳に行かせよう!

って親の意識を

何よりも脳トレをさせよう!

って意識に書き換える必要があるってことだ。

なぜなら、脳トレさせたいという欲求がないわけだから
その欲求を作らないと何やったって売れない。

だから、こういう
そもそも欲求がないものを売るときは
その商品への需要を生み出して
欲求を作るということを先にやらないといけない。

ただ、これね
言うのは簡単だけど
やるのはなかなかに難しい。

というのも
セールスのロジックって色々あるけど
突き詰めていくとこれになる。

1・欲求
2・問題
3・解決策

こんな欲求ありませんか?
こんな問題がありますよね?
だったら〜で解決できますよ?

色々な型やロジックがあるが
結局やってることを究極的にシンプルにすると
これをやってるに過ぎない。

で、ここで問題なのが
ほとんどの人はこの解決策に
自分の商品を当てはめてしまう。

例えば、こんな感じ。

・売上上げたい(欲求)
・でも何をやっても上がらない(問題)
・だったら、私のコンサルティングで実現できます(解決策)

これはこれでいいんだけど
ただ、これだとパラダイムシフトは
起こせない。

なぜなら、パラダイムシフトってのは
意識や信念自体を書き換えるので
問題の解決策として商品を配置しても

「え?なんで、その商品で解決できるの?」

で終わってしまう。

だから、その商品で解決できると思ってる人に売るなら
これでもいいのだが

脳育のように
そもそも脳トレで解決できると思ってない場合
これだと売れないのだ。

じゃあ、どうすれば
パラダイムシフトを起こせるのか?

そのために重要になるのが
問題の原因を書き換える必要がある。

なぜなら、人は
自分が信じた解決策を実行に移す。

例えば、痩せるには
炭水化物を抜くということを信じた人は
米を食べないようになる。

でも、一方で
痩せるためには筋トレが大事だと信じた人は
痩せるために筋トレをし始める。

そして重要なのは
なぜ、その解決策を信じてるのかというと
問題の原因をどう認識するかで決まるからだ。

筋トレすれば痩せると信じた人は
筋トレすれば痩せるということを信じたのではなく
痩せるためには代謝を上げないといけないという
問題の原因を信じたから

だから、筋トレという解決策を信じたのだ。

米を抜けば痩せると信じた人は
米を抜けば痩せるということを信じたのではなく
炭水化物を食べると太るという問題の原因を信じたから

だから、米抜きという解決策を信じたのだ。

つまり!

人の「〇〇の問題は〇〇で解決できる」という信念は
問題の原因をどう認識するかで決まるのである。

頭痛の原因を風邪と信じた人は
頭痛薬を飲むという解決策を実行する。

でも、頭痛の原因が
脳腫瘍だと信じた人は
脳外科のある病院に駆け込む。

なので、人の信念の書き換えたり
意識変容を起こしすためにするべきことは
問題の原因を書き換えるということを
しなくてはいけないのだ。

なので、パラダイムシフトを起こすロジックは
こういう構成になる。

1・欲求
2・問題
3・問題の真の原因
4・問題の真の解決策
5・解決策を実行する商品

あなたもこの構成で
マーケティンやセールスをする癖をつけよう。

コンテンツを作る癖をつけよう。

そうすることで
よりたくさんの人に売ることが可能なるし
競合が売れない相手に独占的に売ることが可能になる。

なぜなら、このロジックが使えるようになると
いわゆる潜在層に売ることができるからだ。

使いこなすのは決して簡単ではないが
だからこそこれができるようになった時の見返りは
相当なものになる。