【事例】はじめてもらった仕事はこれでした

From:桜井啓太

セールスライターとしての初仕事は、印象的です。

どんなセールスライターであっても、最初に仕事を受けたときはとても不安です。僕の場合…

  • 全然知らない業界だ!
  • 売上って本当に出せるものなのか…?
  • 何から手をつけたらいいのか分からない!

といった不安がありました。でも不安なのは仕方ないので、とにかく一生懸命やるしかありません。

そもそも僕がどうやって最初の仕事をとったかというと…

セミナーで仕事乞食になってみた

僕がはじめて仕事をとれたのは、ダイレクト出版のセールスライティングスタートアップセミナーに参加したことがきっかけです。

このセミナーは、寺本さんが講師となって「キャリア」とか「仕事のとり方」をテーマに開催されたものです。

さらにテーブルがグループ分けされていて同席した人と名刺交換をして友だちになったり、すでに活躍されているセールスライターさんが体験談を語るために訪れたりしていました。

そんな中、僕がいたテーブルの中に、ドンピシャな方がいらっしゃったのです。

すなわち「自分はセールスライターを探しに来ているんですよ」と言う方です。

僕はそれを聞いてテンションMAX!「だったら自分に!」という一心で、ひたすらアピールしました。その結果、ありがたいことに「じゃあ書いてみますか?」とおっしゃっていただきました。

人生初の「セールスライターとしての仕事」です。駆け出しですし無償でやることを覚悟し、そう伝えさせてもいただきましたが「いや、お支払いします」ということで報酬もいただけてしまいました。

金額は3万円です。正直これが相場的に高いのかどうかは分かりません。ですが、こんなスキルも実績もない自分に仕事がいただけたというだけで感動していました。

どういう順番でやったか

実際にはその場だけで仕事をもらえたわけではありません。詳しいことは後日打ち合わせさせていただき、商品の詳細やライティング条件などを詰めさせていただきました。

そしていよいよライティングのスタートです!

…で、どうすればいいんだ?

僕の頭をよぎったのはその言葉でした。あなただったら、「何をどの順番で、どのように」というのはイメージがわきますか?

これまで経験がないのですから、全然分からなくて当然だと今なら思います。でも当時は「頑張らないと!」という気持ちが先行していて、正直混乱していました。

普通はリサーチからですよね

いろいろ考えた結果、「リサーチ」をしっかりやることからはじめました。今考えたら当然ですが…。

リサーチを大きく分類し、商品リサーチ・マーケットリサーチ・顧客リサーチと分けて進めました。といっても実は、今回依頼されたのがクライアントにとっても新商品。分からないところはクライアントに尋ねるしかありません。そのため、初回打ち合わせ以外にも何回か連絡をとりました

マーケットリサーチは、一般的にその商品がどういう位置づけで評価されているのかとか、競合はありそうか、などといったことを調べていきました。

顧客リサーチもペルソナを決めた後、彼らが持っているであろうフラストレーションや不安などを拾い出していきました。

ここまではほとんどインターネットを使って調べています。振り返ってみると、もっと「リアルの人」と会えば良かったです。というのもクライアントの既存客がペルソナに最も近いでしょうから、インタビューなどをお願いしても良かったですね。

ストーリーボードやアイデア

一番悩んだのが「ストーリーボード」だと思います。リサーチではパーツを集めることがメインです。何をどの順番で書くのかが決まれば後は早いですが、決まらないとまったく書くことができません。それくらい重要なのが、骨格としてのストーリーボードです。

当時の僕は…いったい何を参考にしたのでしょうか?(笑)実は、正直まったく覚えていないのです。ですが何となく分かるところはあって、

【ヘッドライン】ついに発表!テレビや雑誌から取材を受けて「◯◯◯◯◯◯◯」になる方法
※◯◯◯◯は特定を避けるために伏せ字とさせていただきます

「ついに発表!」ってなんかどこかで見たことがありますね。たぶん僕もスワイプ集からとってきたんだと思います。「〜する方法」も鉄板なので、当時から知っていたみたいです。

【サブヘッド】◯◯◯◯でよくある3つの悩み、あなたはどれを解決したいですか?

これはサブではありますが、楠瀬さんのテンプレートから拝借しました。チラシ程度の長さならこれだけでメインのヘッドラインにできますね。

【サブヘッド】
〜が効果がある3つの理由

〜するための4つのステップ

オファー・パッケージ内容

このあたりの流れは、今見ても我ながら「なるほど」と思いました。「Why」「What(How)」あたりを伝えることで、読み手が商品の効果を大きく感じるようになってくれます。

実はこの商品は「代行サービス」でしたので、ある程度「何をやるのか」を明らかにしてしまい、「でも面倒だし難しいから任せたほうが早いだろう」と思ってくれればいいかなと考えてこうしました(たぶん)。

とまあこんな感じで、今見ても「それっぽい」ストーリーボードで書かれています。というのも、それぞれどこから持ってきたか、はっきりとは覚えていないのです。ですが仕上がったものを見る限り、「極力オリジナルを排除してスワイプ通りに書く」という鉄則は守られているようです。

とにかく完成!

色々と悩みましたが、初仕事は無事納期までに完成。納品も完了しました。その時の率直な気持ちは「こんなんでいいのでしょうか?」ということです。スワイプを多用してつなぎ合わせただけのような気がしてました。

実際、「パーツ1つ1つはちゃんと書けているけど、全体的な流れや勢いがイマイチかな」と今は思います。

まあでも、最後まで書けただけでとにかく当時は安心してました

なぜスキルゼロ・実績ゼロで仕事をもらえたのか

さて、このようにおぼつかない仕事内容だった自分にどうして仕事がきたのでしょうか?それまで1枚もセールスレターを書いたことがなく、スキルも実績もゼロです。それはちゃんとお伝えしていました。にも関わらず仕事を任せていただいたのは、いったいなぜでしょうか?

はっきりしたことはその方に聞いてみないと分かりません。ですが、1つだけ思いつくことがあります。スキルも実績もアピールできない自分が、そのクライアントと唯一盛り上がった話。その内容とは…

「家が近い」ということでした。

なんじゃそりゃと思うかもしれませんが、実はこうしたプライベートトークはとても重要だと思います。というか、スキルも実績もないのだとしたら、せめてそういう「共通点をネタにしたトーク」で人と人との関係性を深めるしか手はないのです。

だからもしあなたが「社長と立派に渡り合うなんて自分には難しい」と感じていたとしても、そんなに気負う必要はないのかもしれません。

ただセミナーや交流会に行き、ありのままを伝え、「一生懸命取り組む」という誠実さだけが伝われば…。

PS
今年もこのセミナーありますよね!5月25日・26日に開催されるようです。僕は25日に行きますので、会場で見かけたら声をかけてくださいね!

セールスライターの最新お仕事情報〜Indeedの求人情報分析

From:桜井啓太

セールスライターは起業しかないのか!?

ぶっちゃけ、「セールスライターになりたい」というのと「起業したい」というのは別だと思うんですよね。

もちろん、「自由なライフスタイル」を手に入れたいのであれば独立起業のほうが向いています。事実、海外と往復しながらだったり、田舎の方でやっていたりするようなセールスライターは、独立している人ばかりです。

でも、もしあなたが「自分は東京や都市部に近いから、別に独立するまでもないんだよな…」と思っているのなら、「就職」というのも一つの手段かもしれません。

僕はセールスライター育成・支援事業をやっていますので、実は「セールスライターの就職情報」も集めています。といっても、Indeed検索でヒットしたものをメールで送ってもらっているだけですが…

そこで今日は、セールスライターの就職・お仕事情報のトレンドを、Indeedを中心にまとめてみたいと思います。

たくさんひっかかるのは…

まず「セールスライター」というキーワードで一番ひっかかるのは、残念ながら「コンテンツライター」が一番多いです。厳密にはいわゆるセールスライターと同じものとは言えません。

ここでいうコンテンツライターとは、オウンドメディアや記事広告といったものを書くためのライターです。あなたがよく目にするような、縦に長いランディングページとは違います。

ちょっと前に問題になったWELQ(ウェルク)みたいな、読者の関心の高いテーマで記事を量産する仕事です。雑誌記者のウェブ版、といった方が近いかもしれませんね。

だから、コンテンツライターになっても、その一枚だけで「売上○百万」ということにはなりません。

でもトレンド的には仕方ないのかも!?

しかし、コンテンツを量産するというのは、いまウェブマーケティングでかなり需要がある仕事です。

というのも、広告がどんどん効かなくなっているからです。アドブロックみたいなツールが出てきたり、facebookでさえ「広告なし有料プラン」を検討しているようです。

今までのようにセールスレターをつくり、広告をかけて売上を増やす、というような手法が通用しなくなってます。

広告を押し付けるのではなく、読者が進んで読んでくれるようなコンテンツを作成し、そこからセールスレターへ自然に移ってもらうというやり方にシフトしてきているということですね。

コンテンツライターも稼げないわけではない

需要が高まっているということは、もちろんライター側が受け取る報酬も低いわけではありません。ただし、ピンキリのようです。

ランサーズやクラウドワークスといったフリーランス系発注サイトにもコンテンツライティングの仕事はたくさんありますが、そこではとんでもなく安い報酬で仕事が発注されています。

一方で、1記事2000文字で数万円、といったレベルの仕事もあります。しかしこうした単価の高い仕事は、ハイレベルなスキルを求められることになります。さらには、薬器法といった法律を理解しておかなくてはならないことも。

というわけでトレンド的にはコンテンツライターに特化してみるというのも手かもしれません。

ただし独立起業だと、「仕事をとる」というところにも時間を割かなくてはいけないわけですから、会社に所属して「スキルアップだけに集中する」というのもいいと思いますよ。

セールスライター募集は4社くらい

Indeedには、ズバリ「職種:セールスライター」と表示されている募集案件も存在します。ただし、ずっとチェックしていますがそれでも「4社くらい」の数しかありません。毎日数十社検索ヒットする中での、累計たった4件です。

ただし、こちらもちょっと注意してください。「セールスライター」といいつつ、先ほどのようなコンテンツライターに近い内容が業務にかかれていることもあるからです。

というか残念ながら4社とも、おそらく記事広告=コンテンツの仕事です。

ここで「残念ながら」と言っているのは、あなたが想像しているようなセールスレターを書く仕事ではないからというだけです。記事広告だって現在の主流ですし、実際セールスライターはランディングページだけでなく記事広告を書くこともやらなければなりません。あなたが今読んでいるこの記事も、ある意味記事広告です。

とはいえ、あなたがダイレクト出版の12週間セールスライティング習得講座やテンプレート習得コース、セールスライター認定コースなどで習った知識が直接活かせる仕事かいうと、「ちょっと違うんだろうなあ」と僕は考えています。

条件はどうなの?

じゃあ記事広告が中心かもしれないとはいえ、セールスライターを募集している会社がどういう条件を出しているのでしょうか。

勤務先は東京都内で、年収は400万円くらいという平均値になっています。ただし独立起業とは決定的に違う点として、「福利厚生」があります。

社会保険と交通費はまあ当たり前ですよね。しかし飲み会やPC購入の補助が出たり、研修費を負担してくれるところがあります。家賃補助や携帯代補助をするところもありました。

そのような、独立起業だと自分で支出しなければいけない費用を年収に上乗せするとしたら、実質50〜150万円くらいは多いと評価してもいいかもしれません。

結局「にわとりと卵」じゃん

ただしただし…。「これからセールスライターになろう」と思う方には、一番の残念なお知らせがあります。

4社中3社が「必須要件」の欄に「セールスライター経験」と書いてあるのです…!

正直、日本ではまだまだセールスライターの数って少ないと思うんですよね。上手くいっている人はそこで稼げているわけですし、上手く行かなかった人はどんどんあきらめています。そんな中で「セールスライター経験者かつ転職を望んでいる人」は、どれくらいいるんでしょうかね…。

ここまでの話を聞いて、「コンテンツ中心でもいいから就職しようかな」と思っていた人には、とても不都合な真実かもしれません…。結局転職市場って、「経験」がないと雇う意味ないですもんね。一から育てるくらいなら新卒でいいかってことになります。

おまけ:年収が高いのは?

Indeedで「ウェブマーケティング」で検索すると、もう少し年収が高い仕事がヒットしました。

たとえば月収65万円という仕事がありましたが、これは…

「ウェブディレクター」という仕事です。

でもやっぱり、こちらも経験が求められます。つまりはウェブサイト制作を指揮したことがあるということですね。「ディレクション経験」ですから、「自分で全部つくった」というのとも違うんでしょうね。

自分の目で確かめてください

さて、Indeedの情報から、セールスライターを取り巻く就職環境について僕が知り得たことをお伝えしてきました。これを踏まえて、やっぱり独立しようと思いますか?それとも、就職もいいかもしれないと感じたでしょうか?

もちろんIndeedに載っている情報がすべてではありません。セールスライターを募集している会社は、間違いなく他にもたくさんあります。具体的には弊社クスノセ・アンド・カンパニーだとか、ダイレクト出版さん。他にもダイレクトレスポンスマーケティングを実践している会社は、みんな欲しがっています。

ただそういう会社は、なかなか求人が表に出てくることはありません。その社長や関係者と知り合い、深く付き合う中で、そのうち声がかかるということしか方法はないですよね。

もし就職が気になったとしたら、こちらからIndeed検索を試してみてください

その上で、面接に行って自分の目で確かめてみてくださいね。

PS
やはり自分には独立起業が向いている。だからやっぱり起業を目指して頑張りたい。だけどそんなに時間もかけていられない…

そう思うなら「1日」で全部やってしまいませんか?今日まで募集のセールスライター専門起業セミナーはこちら

既婚子持ちセールスライターが開業後1ヵ月で必用となる7つの手続き【2017年最新版】

子供によるセールスライターごっこ

From:植田祐司

もしあなたが、これからセールスライター・コピーライターとして独立起業をしようと考えているのなら、この記事はあなたのためのものです!

なぜなら、この記事を読むことで、セールスライター業で個人事業主として開業する際に必要となる手続きを、一通り理解することが出来るからです!

一つ一つ丁寧にご説明いたしますので、お急ぎの方は、お気に入りに登録して、後でゆっくりご覧ください。

あなたはこの記事を読むことで、

  • 開業の際の手続きを、自分で一からリサーチする必要が無くなります!
  • 開業に向け、これからやるべきことも明確に出来ます!
  • 未知の領域に対する不安もなくなり、行動に自信が持てます!

空いた時間をクライアント獲得や、ライティングのためのリサーチなどに使うのもよいでしょう。さらに、奥様に対し、しっかりと未来を見据え考えていること、準備をしていることをアピールし、イメージアップするも可能です!あなたが、本気で起業しようとしている意気込みを伝えることにより、ご家族からも応援してもらえる確率が格段に上がることでしょう。

たぶん・・・。
きっと・・・。
そうなりますように・・・。


From:植田祐司

こんにちは、鳥取県鳥取市で活動するセールスライター、植田祐司です。

鳥取と言えば、普段は「どこにあるんだっけ?」とか「どっちが島根でどっちが鳥取だっけ?」とか、「取鳥」と間違って書かれたりと印象が薄い県ですが、、、

最近では、大相撲の横綱日馬富士貴ノ岩の事件の舞台となったり、ポケモンGOの影響で鳥取砂丘に3日間で87,000人の来場者が殺到したりと、何かと注目を浴びています。

そんな大事件の影に隠れつつ、僕も密かに先月からついにフリーランスとして活動することになりました。

そして、『独立起業』という言葉に浮かれていた矢先、

妻から、

『保育園に勤務先変更の書類を提出しないといけないから、
すぐに必要な書類を揃えておいてね!』

と言われました。

『必用な書類って何?そんなこと誰か言ってたっけ?』

急遽リサーチすることになり、このサイト【ザ・セールスライター】を検索してみるも、それらしい記事が見当たらない!

『そういえば、セールスライター仲間と今までそんな話しをしたことなかったなぁ・・・。起業する時って、どっかに書類とか出すんだったっけ?』

突如、言い渡された妻からのミッションをクリアするため、セールスライターとして起業するのに何が必要なのか調べてみることになりました。

そんなわけで今回は、フリーランス・セールスライターとして独立起業する際に、僕が実際に行ったことや、必用な書類、手続き方法などをご紹介します。

・個人事業の開業届出書・青色申告承認申請書を書く

まず、保育園に提出するための書類をリサーチしてみると、自営業として仕事をしていることを証明するために、数種類の書類が必要だということがわかりました。

まずは、開業届の写しをが必要とのこと。

僕のように、法人ではなく“個人事業主”として起業する場合、税務署に個人事業の開業届、青色申告承認申請書の2枚の書類の提出が必要となります。

この2枚の書類を記入し、同じものをもう1部ずつ作成、計4枚の書類をそろえて税務署に持って行きます。

そして、実際に書いた書類がこちらです。

フリーランスセールスライター版
個人事業の開業届出書
フリーランスセールスライター版 個人事業の開業届出書
フリーランスセールスライター版
青色申告承認申請書
フリーランスセールスライター版 青色申告承認申請書

 

仕事の種類はフリーランス、職業はコピーライターとして記載しました。職業は、セールスライターでも良かったのですが、何かあるたびに、『どんなお仕事ですか?』と説明を求められそうな予感がしたので、ターゲット(税務署職員、保育園の先生、市役所の職員、銀行員)の頭の中にすでにあるであろう言葉『コピーライター』にしておきました。

こちらのテンプレートは、会計ソフトFreeeのサイトから無料で入手出来ます。

・開業届・青色申告承認申請書を税務署に提出

つぎに、作成した書類を持って税務署に。

これがセールスライターの開業届出書・青色申告承認申請書だ!

これがセールスライターの開業届出書・青色申告承認申請書だ!

初めて入る税務署。

普段あまり縁のない警察署とか税務署というのは、別に悪いことをしていないのに、なぜか緊張し変な汗をかいてしまいます。というか、【警察署】【税務署】というこの文字を見るだけで、なんだかドキっとしてしまいます。僕だけでしょうか・・・⁉

税務署の中に入り、受付カウンターへと向かいます。

若い女性の職員さんが対応してくれました。

僕『このたび、開業することになったので、開業と青色申告の手続きをしたいんですが・・・』

持参した書類をかばんから取り出し、職員さんへ手渡します。

職員さんは、書類を受け取り、一目パッと見るとスタンプをポンポンっと捺し、手渡した4枚の書類のうち2枚を返してくれました。

フリーランスセールスライターの開業届の写しを渡してくれる税務署職員さん

返してくれた書類を受け取り、

そこで見つめ合う2人。

数秒間の沈黙のあと・・・

僕『保育園に提出するため、開業届の写しという書類をいただきたいのですが・・・』

職員さん『・・・それです』

僕『えっ!これ?』

 『今、僕が持ってきたこの書類ですか?』

職員さん『はい』

僕『あっそうなんですか・・・(汗)』
 『他に開業するためには、どんな手続きが必要でしょうか?』

職員さん『これで終わりです。お疲れ様でした。』

僕『えっ!書類にスタンプ捺したら終わりなんですか⁉』

職員さん『はい』

ということで、税務署に着いてから30秒くらいで開業できてしまいました。

仕事内容や収入について、一切聞かれることもなく、書類を出すだけで簡単に開業は出来るということがわかりました。

ちなみに、これらの書類を提出していないと、青色申告をすることが出来ません。この青色申告をすると、所得税計算などで65万円の控除を受け、その分節税をすることができます。経費などで実際にはお金を使っていないのに、利益から65万円差し引いてもらえる制度です。

これは、課税所得で計算される住民税や国民健康保険税の金額にも影響しますので、独立起業した際には忘れずにやっておきたい手続きですね!

フリーランスセールスライターのあなたへ。税務署から決算説明会への招待状

フリーランスセールスライターのあなたへ。税務署から決算説明会への招待状

2017年11月21日、税務署から決算説明会への招待状が届きました。
何事も経験ですので、僕も参加して来たいと思います。

 

・子供の保育園にも、開業届などの必用書類を提出

子供の保育園にも、フリーランスセールスライターとしての開業届などの必用書類を提出

ここは、保育園に通うお子さんをお持ちのセールスライターさんだけに関係することですが、ネット上にもあまりセールスライターに特化した情報は出回っていないようなので、こちらに書いておきたいと思います。

冒頭でお話ししましたが、保育園児がおられる方はご存じの通り、保育園に子供を預けるためには、働いていることを証明する書類、所得を証明する書類などが必要となります。

職業がサラリーマン(勤務)からフリーランス(自営業)に変わりますので、お子さんがすでに入園している場合は変更の手続きが必要となり、下記の書類の提出を求められます。

・施設型給付費・地域型保育給付費等支給認定変更申請(届出)書

・所得を証明する書類

・自営業の状況確認書

・開業届の写し

サラリーマンとして会社に勤めている時は、勤務先に勤務証明書を書いてもらっていたかと思います。しかし、一人でやっている自営業は、働いていることを証明してくれる人がいません。そこで、自営業の状況確認書という書類が必要となります。こちらは、地域によっては名称が就労証明書と呼ばれることもあるようです。

今回は、僕が住んでいる鳥取県鳥取市の事例でご紹介します。自治体により様式が異なりますので、起業される際にはご自身のお住まいの地域のルールを確認してください。

自営業の状況確認書(就労証明書)実物はこちら。
フリーランスセールスライターの自営業の状況確認書(就労証明書)実物はこちら。

先述の通り、自営業の場合、働いていることを証明してくれる会社がないため、誰かに証明してもらわないといけません。ここで登場するのが、民生委員という謎の人物です。

公民館に行くと担当がわかると聞き、早速地区の公民館に行ってみました。そこで、僕の自宅のエリアを担当する民生委員の方をご紹介いただき、その日のうちにお願いに伺いました。

民生委員の方は初めてお会いした方でしたが、とても親切に対応してくださり、その場で書類にサインしハンコを捺してくださいました。

これで、無事に保育園に提出するすべての必用書類が揃ったはずです!

『しかし、一度も会ったことが無く、僕の自宅も、そして仕事内容も職場も知らない人に、一体何を証明してもらっているんだろうか・・・?』

疑問は残ります。

・銀行にビジネス用の屋号名義口座を開設

続いて、起業したからには、ビジネス用の銀行口座が必要になるだろう!
そう思い、個人名義ではなく、屋号名義での銀行口座を作るため、いつもお世話になっている近所の銀行に行きました。

ビジネス用口座開設のための申し込み用紙を書いて、銀行印を押し窓口に提出。

屋号名義での銀行口座開設も何の問題も無く、スムーズに作ることが出来ました。

しかし、ここで問題が発生!

インターネットバンキングも一緒に申し込もうと思ったところ、ビジネス用口座はインターネットバンキングの利用料が一ヶ月に3,240円もかかるというのです!(※この地方銀行での話しです。)

インターネットバンキングだけで毎月3,240円の出費は痛すぎます

ということで、口座は開設するも、ネットバンキングは申し込みせず。とりあえず今持っている個人口座をメインで使い、取引先などからの入金がある時だけ、ビジネス口座を使うことにしました。

その他、ジャパンネットバンクにも新たに口座を開設しました。

フリーランス・セールスライター用にジャパンネットバンクにも新たに口座を開設しました。

・会計ソフトFreeeの導入

経理のことなどはまだよく分かりませんが、青色申告に必要になるだろうということでクラウド会計ソフトのFreeeを導入しました。こちらは、経理の効率が50倍になると謳っているクラウド型の会計ソフトです。

しかし、なにぶんまだ経理をしたことがないので、1倍がどのくらいかわからず、まだ50倍のありがたみを感じるに至ってはいません。ただ、クレジットカードで支払ったお金や、銀行に入金されたお金、引き落とされたお金などのお金の動きを自動的に記録してくれます。そして、勘定科目も勝手に推測してくれ、ほぼ間違いなく仕訳してくれるので、簿記の知識がない人には特におすすめです。

また、見た目の綺麗な、見積書、納品書、請求書、領収書、発注書も作れるので、エクセルでいつも苦労している僕のような人にも最適です。印刷はもちろんのこと、PDF化もボタン一つでできます。さらに、請求書の郵送サービス(1通 税別150円)もあるので、請求書を印刷し、封筒に入れ、宛名を印刷して、切手を貼り、ポストに投函するという手間を省くことも可能です。

フリーランス・セールスライターの請求書

フリーランスセールスライターの請求書を大公開。

フリーランス・セールスライターの領収証

フリーランスセールスライターの領収証を大公開。

・ビジネス用クレジットカードの作成

そして、ビジネス用のクレジットカードを作成しました。クレジットカードはもう何枚も持っているのですが、会計ソフトFreeeのカードが紹介されていたので、プライベートと使用用途を完全に分けたビジネス用のカードとして作成しました。

Freeeのカードは、なかなかクレジットカードの作成が難しいといわれる“創業間もない個人事業主”でも申し込めるカードとしてホームページで紹介されています。本人確認書類だけで審査でき、最短4営業日でカードが届きます。僕の場合も、申し込み後数日でカードが届きました。

すでにカードを何枚も所有しており、追加で必要ない人も多いとは思います。しかし、「しまった!サラリーマン時代にクレジットカードを作っておけばよかった!」という話しも聞きますので、起業してからクレジットカードが必要になった人は要チェックです!

また、自分で経理作業をするようになってわかりましたが、仕事用の支払いは、現金で行うよりも、自動的に記帳されるクレジットカードで買い物をするほうが後々の処理が楽なのです。

ですので最近では、アマゾンや楽天などのネットショップでの買い物だけでなく、ホテルの宿泊費の支払い、JRのチケット代、ホームセンターでの買い物など、リアルの場でも仕事上の支払いは、使える限り現金ではなくカードで支払いをするようになりました。

これがフリーランス・セールスライターのクレジットカードだ!

これがフリーランス・セールスライターのクレジットカードだ!

・健康保険任意継続の手続き

会社に勤めていた時は、社会保険に加入し、子供を僕の扶養家族としていました。しかし、独立したので国民健康保険へ切り替えないといけません。そこで、手続きをするため市役所に行きました。市役所の担当窓口に行くと、「健康保険の任意継続」という制度を教えてくれました。

健康保険の任意継続とは

会社に勤め社会保険に加入していた人が、会社を退職した後も一定の条件を満たしていれば、今入っている社会保険を2年間継続することが出来るという制度です。

 

市役所の窓口で、『この、任意継続と国民健康保険の金額を比較して、金額の安いほうを選んで加入手続きをしてください。』と教えていただきました。

しかし、この任意継続と国民健康保険、それぞれ管轄が違うのです。

国民健康保険は市役所、任意継続は協会けんぽという団体になります。

ですので、それぞれに自分が支払うことになる金額を問い合わせ、自分で比較し検討しなければいけません。

『あっちのことは、あっちで聞いてください。こっちではわかり兼ねます。』

というシステムなので、それぞれから自分で支払い金額などの情報をリサーチし、比較検討をしないといけないのです。建物自体も鳥取では全然別の所にあるので、地域によっては手続きがちょっと面倒かもしれません。

リサーチした情報をもとに比較してみると、国民健康保険より任意継続のほうが安く済むことがわかりました。

これは、国民健康保険には扶養という考え方が存在せず、1つの世帯で何人が保険に加入するかで金額が決まり、家族が多いほど保険料が高くなるということが起因しています。

我が家では妻が会社に勤めているため、社会保険に入っています。

今回の私のような下記パターンの場合、

起業前【夫:会社勤め/ 妻:会社勤め】 ⇒ 起業後【夫:自営業 / 妻:会社勤め】

健康保険をなるべく安く済ませるには、まずは、社会保険を任意継続できる2年間継続加入する。そして、2年の継続期間が切れたら、自分は国民健康保険に加入し、子供は妻の社会保険の扶養家族に入れる。

起業前 夫:社会保険(子供扶養家族) 妻:社会保険
2年間 夫:社会保険継続(子供扶養家族) 妻:社会保険
2年後~ 夫:国民健康保険 妻:社会保険(子供扶養家族)

 

フリーランスセールスライターの健康保険証どうやら、これが一番安く済ませる方法のようです。
ということで、社会保険の継続の手続きを行い、一週間ほどで無事に僕と子供の新しい保険証が送られて来ました。


・まとめ

今回ご紹介したのが、僕がフリーランス・セールスライターとして独立起業してから1ヶ月の間に行った諸々の手続きです。

もう一度おさらいしておくと、

  • 個人事業の開業届出書・青色申告承認申請書を書く
  • 開業届を税務署に提出
  • 子供の保育園にも必要書類を提出
  • 銀行にビジネス用の口座を開設
  • ビジネス用クレジットカード作成
  • 会計ソフトの導入
  • 健康保険任意継続の手続き

大まかにですが、これが独立後一ヶ月で行った手続きです。

それと、ここが一番重要なことだったりするのですが、
奥さんに対する独立起業の“申請と手続き”は、必ず早めに行っておいてくださいね。

既婚男性がセールスライターとして起業する際、一番厳しい条件を出してくるのは、税務署でも市役所でも警察でもなく、、、

それは間違いなくあなたの奥さんですので・・・。


【警告!】
ちなみに、奥様と独立起業の話しをしている際、
もし万が一スマホが鳴ったとしても、絶対に操作ないでください!


ちなにみに、奥様と大事な話をしている時は、もしスマホが鳴っても絶対に操作しようとしないでくださいね!激高した奥様にビール瓶で殴られて、そのあと30発くらい素手で殴られるかもしれませんよ!

激高した奥様にビール瓶マイク灰皿で殴られて、
そのあと30発くらい素手で殴られるかもしれませんよ!

PS.
沖縄で活動しているセールスライター仲間が、実際奥様に『会社を辞めてセールスライターになる!』と伝えてみたそうです。こちらも“あの事件”に負けず、なかなかの修羅場だったようです。

嫁に、独立してセールスライターになると言ったら修羅場になった!
その時の様子を知りたい人は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

 

公開!楠瀬チームの「企画書」の書き方

From:桜井啓太

僕の就職活動は2000年代中盤。この時期は、ずっと就職氷河期と言われていました。

しかし僕の年は、ちょうど小泉首相の時にちょっと景気が良かった時期。だから、割と就活は楽でした。

三木谷社長に会いたくて楽天を受けましたが、結局会えないまま内定が来てしまったり。

英語履歴書を死に物狂いで書いて書類が通ったモルガン・スタンレー証券だったが、次に行った選考で周りの学生が全て「東大・京大・早稲田大・慶応」で、僕は爆死したり…

AppleやIBMの選考にまとめて寝坊したりしていました。いや、笑えないんですけど。

そんな中でも受かったとある企業で、「内定者アルバイト」なるものをやっていたんです。

企画書って何?

そこは新進気鋭のベンチャー企業で、そもそも社員さんがすごい若い。だから「若いけどやれ!」ということで、内定者もガンガン実戦投入されていたようなところ。

そこでは内定者に色々と仕事が振られていました。例えばテレアポをやる人、営業同行する人、メディア構築をする人。そんな中僕は「人材採用企画」なる仕事を与えられました。

「企画書ってどう書くの?」

これが仕事の全容を知った僕の、率直な本音です。でもベンチャー企業だから、たいして指導担当の社員さんとかもいないんですよ。だから聞ける雰囲気というわけでもなく。仕方なく僕は帰り際に渋谷の本屋に寄り、「企画書の書き方」という本を購入したのでした…。

企画ができるやつがいないと大変だ!

あれから10数年が経ち…。

人材採用企画ではなく、インターネットマーケティングをやっております。とはいえ状況は変わらず、「企画書を書く」というのがネックになっていました。

というのも、楠瀬健之のチームは、これまで「勢いでマーケをやる」みたいな風潮があったからです。空(楠瀬さん)からアイデアが降ってきて、それをメンバーで振り分けて実践する。これまではそんな感じで話が進んでいました。

でもやっぱり、それではチームが大きくならないのです。なぜなら、アタマ(頭脳)が1つしかないから。メンバーひとりひとりが、もっと企画を考えないといけないよね、っていう結論になりました。

企画書って面倒くさくないですか?

企画書に限らず、こういう書類って、「カタチだけで中身はない」みたいなことになりやすいです。どの会社も、そういう書類ってありますよね。徹夜で書類をつくることになり、「これに何の意味があるんだ」と泣きそうになることだってあります。

だけど、僕は「企画書」はあったほうがいいと思います。

なぜなら、「思考のテンプレート」になるからです。僕たちセールスライターは、スワイプの重要性を知っています。スワイプが重要なのは、「それに沿って当てはめていけばそれなりのものが完成する」ということです。

とはいえ、スワイプが出てくるのはライティングの場面。インターネットマーケティングでは、それ以前の企画段階、セールスライター風に言うところの「ビッグアイデア」時点で、キャンペーンの成否が決まってきます。

だとしたら、ある程度のクオリティを保てる「企画のテンプレート」があるっていうのは、とても重要でありがたいことですよね。

では、セールスライターの企画書とは?

セールスライティングというよりはインターネットマーケティングの企画書ということができるかもしれません。もちろん僕たちのものよりもっと高度な企画はたくさんあると思います。しかしこの企画書は楠瀬健之チーム内でまずは使っていこうというレベルなので、こんなもんです。

まず、企画書の項目に先駆けてキャンペーンフローを公開しちゃいます。

リリースの前月15日までのミーティングに提出

  • 「実践前企画書」を提出する(FBグループへ)
  • インターネット広告運用担当やデザイン担当はここまでに決めておく(分からない場合は桜井に相談)
  • 広告担当者と協議の上「広告予算」を設定、企画書に記載する
  • 必要なライティングは全て終え、その原稿とともに提出
  • この時点でプロモーションが実行可能かどうかの審議が行われる

割と早めに企画書提案のタイミングがありますよね。あんまり早く企画をつくっても、「できてるなら出せばいいじゃん」ということになりかねませんので、考えものです。「早めにやる」というのは、逆にスピードを殺すこともあるかもしれません。

リリース7日前まで

  • ライティングの再提出や微調整を含め、デザインまで整えて完成させた状態にする
  • ミエルカ(ヒートマップ)の分析依頼
  • 販売後のプロセスやフォローの依頼

いよいよ期日が迫ってくると、まずは当然のことながら使用するページは完成させておかなければいけません。

それから、「やって終わり」にならないために、分析の下準備もします。そして何かしらの商品を売るわけですから、販売後のプロセスやサポートもきちんと対応しておかなければなりません。

リリース3日前まで

  • プロジェクトマネージャーより楠瀬に対して最終確認

この辺で最終判断がトップから下る、ということです。

リリース当日まで

  • 広告やメール、LPなどのセッティングを最終完了(担当者自身が権限を受け取って実行)
  • 内容や導線の最終確認、最終調整

やってみるとわかると思いますが、インターネットマーケティングはけっこう仕事が多いんです。LPをつくって注文ページに飛ばしてハイ終わり!ではありません。そもそもカートをつくるとか、メールをセッティングするなど、事務的なことはどうしても入ってきます。

リリース中

  • 導線を改めて確認
・突発的なトラブルについては、メンバーサポートだけでなくプロモーション担当者も合わせて対応に走る

「何にしても価値提供が先」という原則からすると、売ればゴールではありません。ちゃんと商品が届けられるのか、何かトラブルはないか。プロジェクト担当者としては、こうしたところまできちんと見ていかなくてはいけません。

リリース終了後7日以内

  • 「実践後企画書」を提出する
  • 必要があればメンバーサポートチームのフォローに移る

企画が走りきっても、まだ仕事は終わりではありません。マーケターたるもの、「復習」がとても大切です。当初の予定より数字が良かったか悪かったか。そしてそれはなぜか。分析してこそ、次回のキャンペーンに活かせるのです。

企画書の項目は?

それから、企画書の中身も公開してしまいましょう。僕たちは、キャンペーンをはじめるために、こんなことを考えています。

背景

どういう流れからこのプロモーションにつながっているのか?

ターゲットの意識レベル

  • 5つの意識レベルのうち、ターゲットはどこにいるのか?
  • それはなぜか?
  • その意識レベルのターゲットに、どのリードを使うべきか
  • それはなぜか?

導線

LPまでどういった流れでアクセスを集めるのか?インターネット広告、クッションページ、メルマガリスト、ターゲットが最もよく見るメディアは?などなど

仮説

このプロモーションを行う上でどういったことが想定できるのか

目的

このプロモーションを行った結果、どういう状態にしたいのか?

ターゲットの感情予測

  • 現時点でのターゲットの感情
  • プロモーションを経た後のターゲットの感情予測

耳にタコができるほど聞いた言葉。「人は感情でモノを買い、論理で正当化する」。だからとにかく感情。感情、感情、感情!なのです。あなたのセールスレターを読んだターゲットが、いったいどういった感情の変化を起こすのか。それこそが、僕たちの行う仕事です。

実施内容

基本項目

  • 広告担当者名
  • デザイン担当者名
  • 期間
  • ビッグアイデア
  • 使用予定スワイプ
  • 広告予算

広告予算は具体的な数字が求められます。どんな企画も最初に予算を出しますよね。すなわち、セールスライターも広告予算について詳しくなければ、社長にお伺いを立てることすらできないわけです。うちのチームでは、実際はネット広告リーダーに聽いてみることになります。

オファー

  • 商品
  • 特典・割引など

何を売るのか、どういった割引か、ボーナスは?といったことです。が、忘れがちなのは「締切もオファーの一種である」ということ。期限をきちんと設定し、それに理由をちゃんとつけられるかというのも、セールスライターの腕の見せ所ですよね。

反応予想

  • 最大でどれだけの売上や販売数があり得るか
  • 最低はどれくらいか

最大と最小を出すというのは、特に社長に対応する時に有効です。ついつい仕事が欲しくて「高めの予想」を伝えてしまいがち。それが達成されなかった時に信頼を失うのはあなたです。最低の数字もきちんと出しておくことで、後からいわゆるクレームを避けることにつながります。

ここまでやる

というわけで、けっこう面倒なんですよね。まずは予測の当たり。「このキャンペーンでどれくらいの売上が見込めるか」っていうのは、なかなか考えても分かりません。

ですがよく考えてみてください。「やってもどうなるか分かりません」と言い出すセールスライターに、社長は広告費を預けたいと思うだろうか、と。

昔、社長だった僕のところへ来る営業マンは、みんなそんな感じでした。それに対し僕の本音は「だったらお前に予算なんて渡せるか!」ということ。言い方は悪いですが、これって世の中の社長は全員同じだと思うのです。

いきなり最初から高い精度で予測はできません。しかし、予測して測定し、振り返る。この一連のプロセスを経験していくしか、精度を上げる方法はないんじゃないでしょうか?

あなたが次にセールスレターを書くときは、ぜひこのような企画をつくってからやってみてください。その方が楽しいですよ。

PS
企画書なんてなくても企画が通りまくり、社長から文句も言われないような関係になりたかったら、これをやるしかないですね。

【成功事例】2,000円のコストで1,500万円の家を売った方法

つい先日のことです。

工務店のクライアントからこんな電話がかかってきました。

社長
「宮川さん、あの家売れたよ」


「え?マジっすか?」

どういうことかというと…

今年に入ってから、工務店のクライアント先であるテストをずっと行っていたんです。でも、半年間、手を変え品を変えテストを繰り返していたのですが中々結果に繋がりませんでした。

というのも、昨年末に、より集客力を上げるためにモデルハウスを一棟だけ建てたのですが、そのモデルハウスがずっと売れなかったんです。

確かに、モデルハウスを建てたことで集客力は微増したのですが費用対を考えると(建築コストや維持費)続けるのはシンドイ感じでした。

なので、そのモデルハウスを処分するために、チラシで売ってみたり、DMを出してみたりと色々やっていたのですが一向に売れずに、クライアントと「これ、どうしようか・・・」みたいな感じになってたんですね。

で、そんなこんなで半年が過ぎやっと6月に実施したテスト施策により売れたわけです。

今回は、そのテスト施策を成功事例としてシェアしたいと思います。

なぜ半年間売れなかったのか?

なぜ半年間もの間、このモデルハウスが売れなかったのかというと、理由は簡単。

このモデルハウスは、クライアントの集客商品でもある、限定仕様(お得な特別仕様みたいなやつです)のモデルハウスでした。そのため、このモデルハウスを見て、気に入ってくれたお客さんが契約になったとしても、自分の好きなように建てたいわけです。

つまり、完成したモデルハウスを買っても、自分の好きなように建てても、価格は同じなので、モデルハウスを買う理由が一切ないんですね。

だったら、価格を落とせばいいじゃんって事になりますが、もともとが「お得」な仕様なので、できれば値引きはしたくない感じでした。なので、1年くらいは定価で売る努力をして、ダメだったら、価格を下げましょうと決めて、テストを繰り返していたんです。

これまで失敗したテスト一覧

そんなこんなでテストを繰り返したわけですが、ことごとく売れませんでした。実際にどんなテストをしたかというと…

  • チラシでの即売会×2回
  • 既存客へのDM×2回
  • 既存客へのニュースレターで販売のお知らせ×1回

こんな感じのことをしましたが、ダメでした。

特に2回やったチラシのうち1回は派手にコケて、集客すらもゼロ。「やっちまったな感」が半端なかったです…

ただ、これらの施策が全て無駄だったかというとそうではありません。モデルハウスこそ売れませんでしたが、契約になったお客さんもちらほらいたので、よかった部分もありました。が、それでも、当初の目的である

モデルハウスを売る

という目的は達成できませんでした。そこで次の一手としてやったのが…

休眠客へのアプローチ

これまでのテストは、全くの新規へのアプローチと、資料請求をしてくれたお客さんや、見学会へ参加してくれたお客さん等、何かしらで関係性がスタートしたお客さんへのアプローチでした。

で、ここでポイントになってくるのが、この工務店では、ファーストコンタクトがあってから、半年間何もコンタクトがなかったお客さんは、リストから外すようにしていたんです。

ですので、ファーストコンタクトから7ヶ月以上経ってしまったお客さんへは、モデルハウスを売るためのアプローチはしていなかったんですね。

チラシもダメ・DMもダメ・NLもダメとアイディアが完全に枯渇していたので、ダメ元で

「昔の見込み客にDM送ってみていいですか?」

と、社長へ相談。社長も「まぁ好きにやって」みたいな感じだったので、半年〜1年間コンタクトがなかった、いわゆる休眠客へDMを出すことにしたのです。

使ったスワイプは「お願いレター」

これまでの施策は、今すぐ売ることを前提でコピーを書いていましたので、今回は、2ステップ踏むことにしました。アイディアはこうです。

仮説

休眠客に対して、「これからもっとお客さんに喜んでもらえる家づくりをしていきたいから、モデルハウスを見た率直な感想を聞かせて欲しい」というオファーを出せば、何人かの人は、モデルハウスにきてくれるかもしれない。

そして、そこに来た人に、このモデルハウスを売っていること、今契約してくれたら、割引ではないオファー(エアコンがついているとか、テレビがついているとか)があることを伝えれば、もしかしたら、興味を持ってくれる人が現れるかもしれない。

そうすれば、このモデルハウスが売れなかったとしても、呼び戻しにもなるし、あわよくばそこから契約につながるかもしれない。

こんな感じのアイディアをひねり出したわけです。モデルハウスを売るためのアイディアとして、ちょっと逃げ腰ではありますが、これで行くことにしました。(ちなみに、感想をもらうためのオファーはつけていません)

そして、社長へ「オファーがないと売れないと思うので、何かつけられますか?」と相談し、オファーをつけることを了承してもらい、施策の実施が可能となりました。

(ちなみにオファーの内容は、各部屋のエアコン・ウッドデッキ・玄関のグレードアップの三点でした。)

まぁ、このアイディアをまとめると、お願いレターをスワイプしたDMを出して、呼び戻しをした後、オファーでお得感や緊急性を出しながらセールスするだけなんですけどね。

施策の内容

今回、このコピーを書くのに、せっかくなのでお願い型セールスレターのスワイプの大元を探したのですが、見つからなかったので、寺本さんが出している「お願い型セールスレター」のテンプレートをスワイプすることにしました。

ちなみに、このレターの大元は伝説のセールスライターと言われる、ロバートコリアーが大元らしいですが、どなたかご存知の方いますか?

話逸れたので、元に戻しますが、このスワイプはこれまでも何度かスワイプしているので、特に苦労することもなく、コピーは完成。

DMを送付するリストは、全部で24件だったため、「お願い」の想いをより伝えるために、工務店の事務員さんに、すべて手書きで書いてもらうことにしました。

もちろん、「え?」というリアクションでしたが、お願いレターを出すための”お願い”をして、なんとか書いてもらいました。

普通の便箋に手書きで書いて、封筒には「その後いかがですか?今回、〇〇様にどうしてもお願いしたいことがあり、お手紙を出させていただきました。読んでいただけたら嬉しいです」みたいな、超ストレートのコピーを書き、DMを送付。

結果、24件中3件の方が、モデルハウスに来てくれ、とても意義のある感想をいただくことができました。そして、その中の1件の方が、モデルハウス自体をとても気に入ってくれた様子で、1ヶ月ほどの商談期間を経て、無事契約となったのです。

ちなみにですが、契約後、そのお客さんへ「決め手はなんでしたか?」と、工務店経由で聞いてもらったところ、こんな理由が決め手だったみたいです。

  • モデルハウスの場所がちょうど探していた地区だったから
  • その地区で土地から家を建てるよりも、安かったから
  • 家自体も、求めていることを全て見たしていたから(収納・動線)

成果を出すために必要なのは質よりも量

今回、24通のDM(約2,000円のコスト)で、家が売れた成功事例をシェアしましたが、この記事を通じて、私がお伝えしたかったのは、成功事例そのものではありません。

私がお伝えしたかったのは、

セールスライターがクライアントに成果をコミットし続けようと思ったら、いかに施策の数をやらせてもらえる関係を作るか?

ということです。この記事内でも言っていますが、このモデルハウスを売るための施策は6回目にしてやっと成功しました。つまり、施策を1回しかやらせてもらえなければ、モデルハウスを売るという結果にコミットすることはできなかったわけです。

つまり、何度もトライさせてもらえる関係をいかに作るかが、非常に重要になってくるということです。

もちろん、一回一回の質を上げていくのはとても重要です。でも、毎度毎度うまくいくなんてことはありません。であるならば、いかに数を打てるか?いかに、数を打たせてもらえる関係性を作っていくか?これこそが、結果をコミットしていくために必要なもっとも重要な要素なのではないでしょうか?

もしあなたが、セールスライターとして独立起業し、「コンサル兼セールスライター」的な関わり方をクライアントとしていきたいなら、”数を打たせてもらえる関係性を築く”ということは、ライティングスキル以上に必要なスキルとなってきますので、この機会に、セールスライターの在り方をぜひ見直してみてください。

PS
この記事に、”楠瀬流”セールスライターの在り方が全て詰まっています。

>>>これを見て、セールスライターをあきらめてください

【保存版】売れるニュースレター8つの鉄板ネタ(事例あり)

ニュースレター

セールスライターがクライアントのためにやれることはたくさんあります。

セールスレター・チラシ・DM・インターネット広告のような、今すぐ売上を上げるための施策や、顧客獲得のための施策はもちろん、ニュースレター・メルマガ・記事執筆のような、顧客との関係性構築を目的とした施策など・・・

やれることは本当にたくさんあります。でも、やれることがたくさんあるがゆえに、「何から提案すればいいのか?」「クライアントに今一番必要な施策は何なのか?」こうしたことで悩むことも少なくありません。

それに、こちらが「まずはこれからやるべきだ!」と思った施策であったとしても、必ずしもその施策が「クライアントがやりたいと思っていること」とはイコールではありません。

特に、顧客との関係性構築を目的とした、「今すぐ売上にならない施策」は中々受け入れてもらえません。私も未だにこうした悩みは尽きません。というよりも、こんな事の方のが現実です。でも、だからと言って、クライアントにとって価値のある施策を提案しないのは無責任だと私は思っています。確かケネディも

「本当に価値があるものなら私たちには売る責任がある」

みたいなことを言っていますし、私もその通りだと思います。

だから私は、自分のクライアントやクライアント候補に対して、必ずニュースレターを提案しています。ただ、ニュースレターの提案を受け入れてくれるのは、私の経験上、10社に1社程度の割合です。なので、これから初めてのクライアントを獲得していくセールスライター志望の方にはオススメできません。

ですが、ある程度クライアントもいて、もっとクライアントに貢献していきたいのであれば、ニュースレターは絶対に提案してもらいたい施策です。

というよりも、本当に価値のある商品やサービスを売っているクライアントであるならば、ニュースレターだけやっておけば、半年もすれば、目に見えて数字に違いが出てきます。そのくらい価値がある施策だと私は思っています。

とはいえ、そもそもニュースレターは顧客との関係性構築を目的としたツールなので、売り込みの要素は極力排除しますよね?つまり、ニュースレターは売り込まずに売る必要があるため、セールスを目的としたセールスレターやチラシなどとは、作っていく上での考え方が根本的に違うんですね。

そこで今回は、クライアントに確実に成果をもたらしてくれる”売れるニュースレター”を作るための、8つの鉄板ネタについてご紹介していきたいと思います。

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鉄板ネタ1『やってみた!企画』

あなたも経験があると思いますが、youtubeなどを見ていて、この「やってみた!」系の動画はついついクリックしてしまいませんか?ヒカキンやはじめしゃちょーなど、人気ユーチューバーはこぞってこうした企画動画を配信しています。では、なぜみんながこうした企画動画を配信するのか?それは、

ユーザーの興味関心を引けるから

に他なりません。つまり、

「うわ!なにこれ⁉︎めっちゃ面白そうじゃん‼︎」

と思ってもらいやすいという事なんです。そもそも、ニュースレターも広告と一緒で読んでもらわない事には話になりませんので、こうした「面白そう」と思ってもらえるコンセプトはとても大事なんですね。

なので、こうしたコンセプトはニュースレターでもそもまま使う事ができます。実際に私がクライアントのニュースレターで実施して最も反響があった「やってみた!」企画はこんな感じでした。

  • 大工歴34年の職人が、本気で犬小屋を作ってみた!
  • 塗装職人がガンプラの塗装を本気でやってみた結果…
  • 電気工事士がクリスマスツリーを本気でイルミネーションしてみた!

こんな感じで、youtubeにありそうな「やってみた」企画を、そのままニュースレターで記事としてまとめるんですね。でも、何でもかんでもやればいいわけではありません。コツは、くだらない事やどうでもいいような事、いかに本気でやれるか?それがこの「やってみた!」企画のコツになります。

「やってみた!」企画で私が意識して気をつけている事

今ご紹介したクライントの事例は、一見くだらない事のように思いますが、実はちゃんとした裏理由があるんです。それは、職人の技術力の高さをアピールする事です。つまり、犬小屋なら、見込み客が「スゲー」って思ってしまうような犬小屋を作る事で、間接的に職人の技術力の高さを証明する事に繋がるんですね。また、こうした裏理由がないと、こうした面白企画がよっぽど好きなクライアントでないと、やってくれません(笑)

なので、私が「やってみた!」企画をニュースレターで展開していく場合は、こうした裏理由と必ず結びつく内容でやるように気をつけています。

鉄板ネタ2『自己開示』

メルマガで用いられるリストブランディングで、最も重要視されているのがこの自己開示です。これはニュースレターでも同じなんですね。お客さんは、「よく知らない相手」からよりも「よく知っている相手」から商品を購入したいものです。

だから、お客さんにとって「よく知っている相手」になるためにも、自分の事をどんどん開示していった方がいいわけです。では、どんな自己開示がいいのか?

結論からいえば、なんでもいいと思います。感動した事でもいいですし、好きな食べ物の事でもいいです。または、悲しかった事とか、怒った事など、なんでもいいと思います。もしくは、ビジネスに対する想いや夢、信念・理念と言った話でもいいでしょう。

ただ、自己開示といっても中々作りにくいのも事実ですし、作り続けるのが結構しんどいです。そんな時、私がよく使うやり方がこれです。

今月の〇〇(〇〇の中に会社名が入ります)

これに1つのテーマを決めて、スタッフ紹介をしていく感じです。例えば

(例)
今月の宮川商店
テーマ〜好きな春の味覚と思い出深いエピソード〜

このコーナーは、1つのテーマを元に、スタッフの自己紹介をしていくコーナーです。

こんな感じで作る事で、ネタに困る事もありませんし、何よりも継続する事が容易になります。自己開示が大事だとはわかっていても、中々書く事ができない場合は、とてもオススメのネタの作り方なのでぜひ真似してください。

鉄板ネタ3『事例』

事例ネタでやる事はただ1つ。それはお客様のサクセスストーリーを紹介する事です。顧客がどんな事で悩んでいたのか?そしてどう解決して、どんな未来を手に入れたのか?こうした事を事例として紹介していくわけです。

このネタの良いところは、これを読んだ顧客が、「私もこうなれるかも」と成功体験と自分を重ね合わせ、自分に訪れる明るい未来を想像しやすいという事です。

その証拠に、以前私のクライアントの工務店のリサーチをしていた時、ネットの検索ボリュームを調べていたのですが、「注文住宅 ブログ」という検索キーワードがとても多かったんです。つまり、こうした事例によるお客様のサクセスストーリーは、とても効果的なネタになるんですね。

実際に私が事例ネタを作る時はこんなテンプレで作っています。(というよりもこのテンプレだけで作っています)

事例ネタ用テンプレート

  • 1・商品購入前の悩み
  • 2・なぜ、商品を購入したのか?その決め手は?
  • 3・商品を使ってみた感想は?
  • 4・どんな人にオススメですか?

基本はこの方に当てはめながら、商品やサービスによって必要な事を付け足していく感じです。それと、お客様との2ショット写真は必須です。

鉄板ネタ4『お客様の声』

これは説明の必要もありませんね。人は、売り手の自画自賛は信用しませんが、第三者であるお客様の声なら話は別です。人は信用できない相手から商品・サービスを買いませんから「お客様の声」を掲載することは、とても効果的といえます。

ただ、気をつけなくてはいけないのが、「やらせ」だと感じられない工夫です。今や、お客様の声は効果的だと知れ渡っているため、どこもかしこも、お客様の声だらけです。なので、普通のテキストだけのお客様の声だけでは、信用を得る事はできません。最悪、「やらせ」だと思われてしまった場合(例え本当のお客様の声だったとしても)逆に、印象を悪くしてしまいます。

なので、お客様との2ショット写真は必ず入れるようにしたいですね。

鉄板ネタ5『よくある質問』

これも顧客が抵抗なく読めるコンテンツの1つです。

ただ、平たいどこにでもある「よくある質問」はコンテンツ自体がつまらないので、やる価値はそんなにありません。そうではなく、実際に顧客からされたリアルな質問をそのままの形でコンテンツにすることで、より魅力的なコンテンツとなります。

では、どんな「よくある質問」が興味を引けるコンテンツになるのかというと、私の経験上、次のような「よくある質問」がそれに該当します。

具体的な質問

ちょっとイメージがわかないと思うので、私のクライアントの事例でご紹介しますね。

(例)
Q.今住んでいる自宅が父と長男の区分登録となっているのですが、その家を取り取り壊した後に、その土地に新築を建て替えようと検討しています。土地は長男名義となっていて、住宅ローンも長男が組んで返済をしていく予定です。その際、新しい家の名義は誰になるのでしょうか?

どうでしょうか?かなり質問が具体的ですよね?では、なぜこのような具体的な質問を用意するのかというと…

プロとしての信頼性

を獲得するためです。つまり、質問が具体的であればあるほど、その回答も具体性と専門性を増していくため、プロとしての信頼を得やすいということです。結果、「この人なら、私の悩みも解決してくれるかも」と思ってもらいやすい状況が作れるわけです。

ですので、「よくある質問」に限らず、Q&Aコンテンツを作る時は、質問をより具体性を持ったものにしていって下さい。

具体的なQ&Aコンテンツだけで作ったメディアサイトで、圧倒的な成果を出している美容師さんがいますので、Q&Aコンテンツの作り方の参考にしてみて下さい。

>>>町田美容室の知恵袋

鉄板ネタ6『ニュース』

ニュースもかなり使えるネタです。話題になっているニュースであればあるほど、そのニュースは顧客の頭の中にある話題とイコールになるので、その有用性を増していきます。

ですが、話題のニュースならなんでもいいかというとそうではありません。ニュースレターに限らず「ニュースネタ」を使っていくのであれば、必ず自分のビジネスに結びつくニュースをネタにしなくてはいけません。

ただ、全く関係ないニュースを自分のビジネスに関連付けるのは、結構しんどかったりします。そこでオススメのやり方が

自分の業界と直結しているニュースをネタにしていく

その中で、特に使いやすく、かつ効果的なのは、法改正やなんらかの制度改定のタイミングです。なぜこれが使いやいうえに効果的なのかというと、これが原因で購入を迷う顧客が増えるからです。

例えば、少し前にあった消費税増税の話題。私のクライアントの工務店なんかは、もろに使えるネタになります。なぜなら、増税前に買った方が得なのか?増税してから買った方が得なのか?法や制度のように、一般消費者には専門性が高くわかりづらいことほど、こうした顧客の悩みは大きくなります。

そんな時に、しっかりとポイントを解説してあげたり、こんな人はこうした方がお得です、など…中立的な立場でニュースを噛み砕いて伝えてあげることで、顧客にとって価値のあるコンテンツを作ることができます。

執筆陣の桜井さんが、ご自身のメディアサイトを、この「ニュース」というネタを使って構築しているので、一度覗いてみて下さい。ニュースをいかに自分のビジネスと結びつけるかとても参考になります。

>>>桜井啓太公式サイト

鉄板ネタ7『HOW TO』

HOW TOは鉄板中の鉄板だと思いますが、使いすぎはオススメしません。あくまでもサブコンテンツ程度に考えた方がいいです。なぜなら、HOW TOがメインになってしまうと、ただのお勉強コンテンツになってしまうからです。

つまり、つまらないんです。

顧客は勉強をしたいとは思っていません。なので、私はあくまでもサブとしてHOW TOを使うことをオススメします。とはいえ、HOW TOが効果的なのもまた事実。要は適度に使うことが大事です。

あとは、HOW TOを魅力的に見せるために、タイトルにこだわるのもポイントです。例えば、連載企画にするなら

  • 自宅でできる!現役エステティシャンが教えるマイナス5歳肌講座

とかですね。こうした魅力的なタイトルをつけることで、HOW TOもお勉強感がなくなり、ノウハウの価値を抵抗感なく伝えることができます。

鉄板ネタ8『プレゼント企画』

これは、ネタというよりも、外しようがない企画になります。プレゼントが魅力的であればるほど、顧客との接触頻度を作る機会を得ることができますので、とてもオススメです。

ただ、プレゼントですから、コストがかかってしまいますよね?しかも、魅力的なプレゼントにしようとすればするほど、コストがかかってしまいます。そんな時どうするか?

私の場合は、鉄板ネタ1で紹介した「やってみた!」で作ったものを、読者プレゼントするような形でこの企画を運用しています。あとは、現場で余った無垢材の端材とかをプレゼントすると、DIY好きの顧客が面白いように申し込んでくれます。

こうした、お金をかけずに用意できるプレゼントをぜひ考えてみて下さい。

非常識なニュースレター活用術

ここまで、売れるニュースレターを作るための鉄板ネタを8つご紹介してきました。こうした、顧客の興味関心を強烈に引きつけるコンテンツだけでも十分効果は期待できるのですが、ニュースレターを使って、もっとクライアントに貢献するニュースレター活用法を1つシェアしますね。

その方法とは、ズバリ!

セグメント

例えば、DMでは送るリストによりコピーを変えたりオファーを変えたりしますよね?それと全く一緒で、ニュースレターも送るリストによって、内容を変えて作っていくと、ニュースレターの効果を何倍にも膨れ上がらせることができます。

セグメント

セグメントして発行するニュースレターの内容を変える

実際に私が工務店のクライントでやっている事例ですと…

  • 1度もあったことがない見込み客・・・パターンA
  • 1度あったことがありご主人が主導権を握っている家族・・・パターンB
  • 1度あったことがあり奥様が主導権を握っている家族・・・パターンC
  • 2度以上あったことがありご主人が主導権を握っている家族・・・パターンD
  • 2度以上あったことがあり奥様が主導権を握っている家族・・・パターンE

この5パターンでセグメントして、発行するニュースレターの内容を変えています。ただし、結構手間がかかります。ですので、リストの質や送付する件数、または、売っている商品やサービスによって、どの程度やるかは検討する必要があります。何でもかんでもセグメントすレバいいってもんじゃありませんからね。

ただ、ニュースレターのセグメントは掛かる労力に見合っただけの効果が見込めますので、オススメの活用術です。

まとめ

いかがでしたか?今回ご紹介した、売れるニュースレター8つの鉄板ネタは、実際に私がクライアントのニュースレターを作る時に使っている、効果実証済みの方法です。

読んでもらえばわかると思いますが、売れるニュースレターの最大のポイントは、コンセプトです。いかに面白いコンセプトを作れるかが勝負の分かれ目になってきます。

つまり、ニュースレターに必要なのは、ライティング力ではなく、企画力なんですね。でも、企画力以上に必要になってくるのが1つあります。それが、

クライアントの協力

です。どんなに面白い企画を作っても、それを実施するのはクライアントなわけです。ですので、ニュースレターをクライアントに導入しようと思うのなら、何を差し置いても、クライアントとの信頼関係を構築する努力をしなくてはなりません。そうしなければ、面白企画を作っても、採用してもらえませんからね。

結果、ニュースレターでクライアントに成果を出してもらえない…こんな悪循環に陥ってしまいます。そうならないためにも、クライアントとの関係性は常に見つめ直していきたいですね。

まだまだある《ニュースレター》のオススメ記事
実際にどんな順序でニュースレターを作成するのかを知りたい!
「ニュースレター制作の実情」

ニュースレターを制作したときに感じた違和感とは?
「ニュースレターをやってみてわかったこと」

「ニュースレターって本当に効果があるの?」と半信半疑なら
「失礼ですが、ニュースレターを活用していない人はただのマヌケです」

PS
ニュースレターはやっているけど、中々成果に繋がらないという方は、今回ご紹介したネタを取り入れてみて下さい。きっと良い結果に繋がると思います。

PPS
クライアントに中々提案を受け入れてもらえない…もしあなたがそんな事で悩んでいるのなら、こちらの記事も合わせてお読みください。

>>>クライアントから必要とされる人になるために見つめ直したいこと

PPPS
自分のニュースレターの出来がどうなのか?そんな悩みがあるならこちらのグループで、全国のセールスライターからレビューを受けることができます。