新米セールスライターの多くが恐れている失敗として、自分の書いたコピーで成果が出ない事が挙げられます。
せっかく頑張って書いたコピーで反応や成果が出でないことはセールスライターにはよくある事です。新米セールスライターにとってこの失敗は非常に怖いものですよね。新米含めた全てのセールスライターは反応が出ないことよりも恐ろしい失敗がある事を知っておかなければなりません。
NHKが4月7日に報じたニュースによると、生後6ヶ月の男児が「乳児ボツリヌス症」で亡くなりました。原因はレシピサイト大手のクックパッドに投稿されていた「はちみつ入りの離乳食」のレシピ記事を見て、実際に調理して自分の乳児に食べさせてしまった事です。
この記事から私たちセールスライターは何を学ばなければいけないのでしょうか?
あなたの書いたセールスコピーで人を不幸にしないために
今回の記事のような事が起きてしまった原因の本質は、信頼性のない記事を書いてしまったことにあります。記事内容を信じて実践したエンドユーザーを不幸にしてしまう結果となりました。
多くのセールスライターは自分のキャリアを築いていくために、ライティングスキルを向上させようと日々努力している事でしょう。ここであらためてセールスライターの仕事が何なのかをしっかり理解する必要があります。
セールスライターの仕事は社会に価値を提供する事です。
セールスライターが価値を提供するためには、セールスコピーに盛り込む情報の正確さや安全性という点に気をつけなければいけません。セールスライティングのスキルを勉強するだけでは足りません。
どんなに反応を出せるスキルを手に入れたとしても、どんなにクライアントの商品・サービスが価値のあるものでも、どんなに価値を届けようと頑張ってリサーチをしてコピーを書いても、書かれたセールスコピーの内容を信じたエンドユーザーが不利益を受けてしまっては全てがむだになってしまいます。
ライティングスキルよりも大事な事
人が亡くなるというのは本当に最悪のケースですが、情報を提供した人は良かれと思ってやったはずです。しかし、「1歳未満の乳児にはちみつを与えていけない」という事を知らなかったためにこのような事が起きてしまいました。
もしあなたの書いたコピーに書いてある情報が安全性や信憑性に乏しく、その情報を受け取った人が不利益を受けてしまう場合、反応が出れば出るほどその結果は恐ろしいものになります。
もしエンドユーザーが不利益を受けてしまった場合、真っ先に責められるのはあなたのクライアントです。結果として自分のクライアントにも価値を届けられず、クライアントの信用も失ってしまいます。
インターネット上の情報も信憑性が自動的にチェックされる時代へ
Googleが検索結果の事実チェックを表示する機能を導入しはじめました。信頼性が高い情報だけを検索結果の上位へ表示させようとう動きが出てきているのです。あなたがインターネット上で集客を行おうと考えているのなら、これは非常に関係のある話ではないでしょうか。
反応が出ないという失敗はセールスライターなら必ず経験するものです。そこから学べる事や得られるものはとても多いです。
信憑性に欠けたコピーを書いたという失敗をしてしまうと、それを読んで信じた人たちが不幸な結果になってしまいます。
もしあなたがセールスライターとしてクライアントや社会に価値を提供したいと思っているのであれば、リサーチ結果やセールスコピーに書こうとしている情報の信憑性や安全をしっかりと確認していきましょう。
プラットフォーム事業者の責任はどこまで―、
クックパッドがはちみつレシピへの対応を発表
http://jp.techcrunch.com/2017/04/11/cookpad-responsibility-of-a-platform/