From 古川馨
今日はGoogleビジネスプロフィール(GBP)の
運用についてお話しします。
GBPといえば、口コミを増やすことの重要性は
何度もお伝えしてきました。
とにかく数が重要です。
一桁の口コミなんて、ほとんど意味がありません。
3桁くらい集めて初めて、対策したと言えるレベルです。
なぜか?
数はある意味「正義」だからです。
口コミが多いお店は、
自然と繁盛店、人気店に見えるもの。
たった3件の口コミで星4のお店と、
100件の口コミで星4のお店なら、
どちらに行きたくなりますか?
当然、100件の方でしょう。
それだけで「良さそうな感じ」がしますよね。
これが「数の正義」、いわゆるバンドワゴン効果です。
だからこそ、口コミを集めることは
GBP運用の基本中の基本です。
ただし…。
口コミは「数さえあればいい」わけではありません。
質の高い口コミが検索に影響する時代
実は最近、Google自身が口コミの
「内容」も重要だと示唆しています。
その理由は、ユーザーの検索傾向の変化にあります。
以前は「地域+業種」での検索が主流でした。
例えば「札幌 イタリアン」のような検索ですね。
ところが今は、「地域+具体的なメニュー」で
検索する傾向が増えているんです。
例えば:
「札幌 辛味噌ラーメ ン」
「札幌 鉄板ナポリタン」
こういった検索に対応するためには、
具体的なメニュー名やサービスに触れた口コミが重要になってきます。
なぜなら、Googleは「ユーザーにとって有益な情報」を
検索結果に表示するからです。
口コミが具体的であればあるほど、検索結果に評価されやすくなり、
自然と検索順位にも影響を与えるわけですね。
では、どうすれば具体的な口コミを書いてもらえるのでしょうか?
答えは簡単です。
お客さんに「書く内容のヒント」を自然に与えればいいんです。
例えば、こんな感じのPOPや案内文を用意します:
「ご来店いただき、ありがとうございました!
もしよろしければ、召し上がった〇〇(メニュー名)や
体験したサービスについて感想を書いていただけると嬉しいです!」
これなら「書いてください!」と強くお願いする感じもなく、
お客さんも「何をどう書けばいいか」が明確になります。
さらに、口頭で一言添えるのも効果的です。
「お召し上がりいただいたナポリタンはいかがでしたか?
もしよろしければ、その感想を口コミでお聞かせください!」
これだけで「ナポリタンが美味しかった!」といった
具体的な内容を書いてもらえる確率がグッと高まります。
具体的な口コミが生む「集客効果」
具体的な口コミは、単なる「評判」ではなく、
新しいお客さんの行動を促す強力なトリガーになります。
例えば、友人とご飯を食べに行く時のこと。
Googleマップで「札幌 ナポリタン」と検索し、
こんな口コミを見つけたらどうでしょう?
「ここのナポリタンは昔ながらの味!
鉄板の上でアツアツ、ケチャップの香りが最高です。」
これなら、食べたくなりませんか?
「美味しい!」だけじゃなく、
具体的な情景や味の特徴が書かれているからこそ、
「ここに行こう!」と、行動につながるわけです。
GBPで上位表示を狙うためには、
「数」だけでなく、「内容の質」が重要な時代です。
具体的なメニュー名やサービスに触れた口コミは、
Googleの検索アルゴリズムに評価され、
検索結果にも反映されやすくなります。
そして、それは検索ユーザーにとって最も有益な情報になります。
「ここに行きたい!」と思わせる具体的な口コミを集めて、
あなたのGBPを次のステージへと引き上げましょう!
次回の施策として、「口コミの具体化」、
ぜひ試してみてくださいね。
それでは、また。