From:桜井啓太
セールスライターは起業しかないのか!?
ぶっちゃけ、「セールスライターになりたい」というのと「起業したい」というのは別だと思うんですよね。
もちろん、「自由なライフスタイル」を手に入れたいのであれば独立起業のほうが向いています。事実、海外と往復しながらだったり、田舎の方でやっていたりするようなセールスライターは、独立している人ばかりです。
でも、もしあなたが「自分は東京や都市部に近いから、別に独立するまでもないんだよな…」と思っているのなら、「就職」というのも一つの手段かもしれません。
僕はセールスライター育成・支援事業をやっていますので、実は「セールスライターの就職情報」も集めています。といっても、Indeed検索でヒットしたものをメールで送ってもらっているだけですが…
そこで今日は、セールスライターの就職・お仕事情報のトレンドを、Indeedを中心にまとめてみたいと思います。
たくさんひっかかるのは…
まず「セールスライター」というキーワードで一番ひっかかるのは、残念ながら「コンテンツライター」が一番多いです。厳密にはいわゆるセールスライターと同じものとは言えません。
ここでいうコンテンツライターとは、オウンドメディアや記事広告といったものを書くためのライターです。あなたがよく目にするような、縦に長いランディングページとは違います。
ちょっと前に問題になったWELQ(ウェルク)みたいな、読者の関心の高いテーマで記事を量産する仕事です。雑誌記者のウェブ版、といった方が近いかもしれませんね。
だから、コンテンツライターになっても、その一枚だけで「売上○百万」ということにはなりません。
でもトレンド的には仕方ないのかも!?
しかし、コンテンツを量産するというのは、いまウェブマーケティングでかなり需要がある仕事です。
というのも、広告がどんどん効かなくなっているからです。アドブロックみたいなツールが出てきたり、facebookでさえ「広告なし有料プラン」を検討しているようです。
今までのようにセールスレターをつくり、広告をかけて売上を増やす、というような手法が通用しなくなってます。
広告を押し付けるのではなく、読者が進んで読んでくれるようなコンテンツを作成し、そこからセールスレターへ自然に移ってもらうというやり方にシフトしてきているということですね。
コンテンツライターも稼げないわけではない
需要が高まっているということは、もちろんライター側が受け取る報酬も低いわけではありません。ただし、ピンキリのようです。
ランサーズやクラウドワークスといったフリーランス系発注サイトにもコンテンツライティングの仕事はたくさんありますが、そこではとんでもなく安い報酬で仕事が発注されています。
一方で、1記事2000文字で数万円、といったレベルの仕事もあります。しかしこうした単価の高い仕事は、ハイレベルなスキルを求められることになります。さらには、薬器法といった法律を理解しておかなくてはならないことも。
というわけでトレンド的にはコンテンツライターに特化してみるというのも手かもしれません。
ただし独立起業だと、「仕事をとる」というところにも時間を割かなくてはいけないわけですから、会社に所属して「スキルアップだけに集中する」というのもいいと思いますよ。
セールスライター募集は4社くらい
Indeedには、ズバリ「職種:セールスライター」と表示されている募集案件も存在します。ただし、ずっとチェックしていますがそれでも「4社くらい」の数しかありません。毎日数十社検索ヒットする中での、累計たった4件です。
ただし、こちらもちょっと注意してください。「セールスライター」といいつつ、先ほどのようなコンテンツライターに近い内容が業務にかかれていることもあるからです。
というか残念ながら4社とも、おそらく記事広告=コンテンツの仕事です。
ここで「残念ながら」と言っているのは、あなたが想像しているようなセールスレターを書く仕事ではないからというだけです。記事広告だって現在の主流ですし、実際セールスライターはランディングページだけでなく記事広告を書くこともやらなければなりません。あなたが今読んでいるこの記事も、ある意味記事広告です。
とはいえ、あなたがダイレクト出版の12週間セールスライティング習得講座やテンプレート習得コース、セールスライター認定コースなどで習った知識が直接活かせる仕事かいうと、「ちょっと違うんだろうなあ」と僕は考えています。
条件はどうなの?
じゃあ記事広告が中心かもしれないとはいえ、セールスライターを募集している会社がどういう条件を出しているのでしょうか。
勤務先は東京都内で、年収は400万円くらいという平均値になっています。ただし独立起業とは決定的に違う点として、「福利厚生」があります。
社会保険と交通費はまあ当たり前ですよね。しかし飲み会やPC購入の補助が出たり、研修費を負担してくれるところがあります。家賃補助や携帯代補助をするところもありました。
そのような、独立起業だと自分で支出しなければいけない費用を年収に上乗せするとしたら、実質50〜150万円くらいは多いと評価してもいいかもしれません。
結局「にわとりと卵」じゃん
ただしただし…。「これからセールスライターになろう」と思う方には、一番の残念なお知らせがあります。
4社中3社が「必須要件」の欄に「セールスライター経験」と書いてあるのです…!
正直、日本ではまだまだセールスライターの数って少ないと思うんですよね。上手くいっている人はそこで稼げているわけですし、上手く行かなかった人はどんどんあきらめています。そんな中で「セールスライター経験者かつ転職を望んでいる人」は、どれくらいいるんでしょうかね…。
ここまでの話を聞いて、「コンテンツ中心でもいいから就職しようかな」と思っていた人には、とても不都合な真実かもしれません…。結局転職市場って、「経験」がないと雇う意味ないですもんね。一から育てるくらいなら新卒でいいかってことになります。
おまけ:年収が高いのは?
Indeedで「ウェブマーケティング」で検索すると、もう少し年収が高い仕事がヒットしました。
たとえば月収65万円という仕事がありましたが、これは…
「ウェブディレクター」という仕事です。
でもやっぱり、こちらも経験が求められます。つまりはウェブサイト制作を指揮したことがあるということですね。「ディレクション経験」ですから、「自分で全部つくった」というのとも違うんでしょうね。
自分の目で確かめてください
さて、Indeedの情報から、セールスライターを取り巻く就職環境について僕が知り得たことをお伝えしてきました。これを踏まえて、やっぱり独立しようと思いますか?それとも、就職もいいかもしれないと感じたでしょうか?
もちろんIndeedに載っている情報がすべてではありません。セールスライターを募集している会社は、間違いなく他にもたくさんあります。具体的には弊社クスノセ・アンド・カンパニーだとか、ダイレクト出版さん。他にもダイレクトレスポンスマーケティングを実践している会社は、みんな欲しがっています。
ただそういう会社は、なかなか求人が表に出てくることはありません。その社長や関係者と知り合い、深く付き合う中で、そのうち声がかかるということしか方法はないですよね。
もし就職が気になったとしたら、こちらからIndeed検索を試してみてください。
その上で、面接に行って自分の目で確かめてみてくださいね。
PS
やはり自分には独立起業が向いている。だからやっぱり起業を目指して頑張りたい。だけどそんなに時間もかけていられない…
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