2024/08/17

[オススメ] 今一番推しのInstagram本

こんにちは。
株式会社バリューイノベーションジャパンの
リサーチャーXです。

すっかり
“推し本のご紹介コーナー”
と化している土曜日メルマガですが、

ご紹介した本を
「速攻買いました!」
とご感想をいただきましたので、

「需要がある」

と信じて継続していく所存です。

Sさん、
ご感想メールありがとうございました!
めちゃくちゃうれしかったです。

きっと、
Sさんの現在のステージでの
一助となるはずです。

ということで今週も
推し本、ご紹介します。

こちらです!

 ↓

■ PDCAを回して結果を出す!Instagram集客・運用マニュアル
https://amzn.to/4fzNJNL

競合リサーチの仕方、ニーズの見極め方などが
具体的な数字とともに明かされています。

たとえば、

・モデリングする対象の見つけ方
・ハッシュタグの具体的なボリューム数
・プロフィールのリンククリック率
・保存数(率)の目安
・フォロワー数の目安と期間

といった指標に対して

・合格ラインは◯%
・推奨ラインは◯%
・◯件、◯人

と、ズバッと数字を示してくれています。
もうこのあたりで、興奮が止まりません!

その数字の根拠や考え方が
とてもロジカルで、納得感があり、

「これ、やってみよう!」
「自社のアカウントに今すぐ取り入れたい」

と感じさせてくれること受け合いです。

タイトルにもなっているように
この一冊を熟読してPDCAを回せば、
否が応でも結果が出てしまうのでは?
と思わせてくれます。

この部分だけでも
購入する価値のある本なのですが、
心から推したい理由は、
そこだけではありません。

推したい理由は2つ。

まず1つ目は、
本当に現場が求めていることに
応えてくれていること。

仕事柄、これまで何冊も
Instagram関連の本に目を通してきました。

そのどれも学ぶところが多々あり、
スキルアップやノウハウ獲得、
マーケティングの底上げに
間違いなくチカラになってくれました。

ですが、
その多くはバズることだったり、
インフルエンサー的な立ち位置に
なるための施策が中心だったんですね。

もちろん、
それも間違いじゃありません。

でも、
私たちが日々向き合っている現場、
いわゆるスモールビジネスや
一人ビジネス、店舗で求めているのは
“そこ”じゃないんですよね。

Instagramで求める優先順位の1位は、
バズることでも、
やみくもにフォロワーを増やすことでもない。

“本当の意味” での
フォロワーとつながること。

もっと直接的に言うのであれば、
商品やサービスを買ってもらえる人
とつながることなんです。

それに対する答えがこの本にありました。

まさに「こういう本を待っていた!」です。

事実、
こちらの本の表紙には
こんなコピーが書かれています。

「インフルエンサーを目指す人は読まないで!」

シビレますね。
もうここだけでグッと心をつかまれました。

ちなみに、
この本について
弊社会長の楠瀬と話しているときに

楠瀬:
「コンセプトが素晴らしいですね。
 一瞬で探していたのはコレだ!となりました。」

本当にそのとおりです。

繰り返しになりますが、
いわゆるスモールビジネスの場合、
必ずしもインフルエンサーに
なりたいわけじゃないんですよね。

しかも、
インフルエンサーになってしまうことが
むしろ致命的な状況を
招いてしまうことすらあります。

「え?そんなことある?」
「フォロワーは多ければ多いほどよいのでは?」

と思われるかもしれません。

たしかに私も以前は
そう思っていました。

ところが、
とある事例を耳にしたことで
その認識を改めさせられることになったのです。

その事例はYouTubeでのお話でしたが、
とある起業家さん
(万を超えるチャンネル登録者がいる)が

チャンネル登録者に向けて
商品を販売したところ
わずか数件しか売れなかった、と。

数万のチャンネル登録者がいながら
実際に買ってくれたのがわずか数人…。

衝撃でした。

どれだけチャンネル登録者が多くても
それがイコール売上に結びつくとは限らない。

数年前の事例ですが、
今でもSNS関連の施策を考えるときに
忘れられない教訓として刻まれています。

そういった悲劇を生まないために
こちらの本ではInstagramの文脈で

———————–
(引用)

「フォロワー数が伸びるアカウント設計」
をするのではなく、
「集客できるアカウント設計」をする

———————-

と全編を通して指南してくれています。

この点も言われてみたら
「たしかに」という感じなのですが、

これまでのSNSのやり方ですと
まずはとにかくフォロワーを集めて、
その中から自社商品・サービスに
興味がある人を引き上げて…

と考えてしまいがちです。

ところが。

それをやってしまうと
Instagramのアルゴリズム的に
良い動きをしないことになる。

そこで、こちらの本では
Instagramのアカウント構築から
日々の運用・改善に至るまで
具体的にどうしていけばいいのか?
を教えてくれています。

ここで
「アルゴリズム」
という言葉を出しましたが、

それを聞くとどこか
Instagramのシステムのハック的な
ニュアンスに聞こえるかもしれませんが、
そうではありません。

この本のすばらしさはInstagramの運用を
そういったハック的な「攻略」として
捉えていないところです。

ココが強く強くおすすめしたい
2つ目の理由であります。

えてしてSNSツールの解説本やマニュアルは、
ハック的な「攻略」の様相を呈することが
多い印象がありますが、

これ、個人的に
すごく違和感があるんですよね…。

なぜなら、
システムの動きばかりに意識が向いて、
そこにいる「人」が見えなくなって
しまうような気がするからです。

それぞれのSNSには、
その場を楽しんでいる「住人」がいて、
その場にはいろんな想いを抱えて集っています。

それに対し、
「攻略」するという捉え方は、

そこにいるおひとりおひとりの存在を
感じる感覚を鈍らせてしまうような
危機感を覚えるのです。

さらには、
十把一絡(じっぱひとからげ)にして、
まるで意図的に動かせる、
思い通りにできるかのような錯覚。

そこにある種の
「おごり」があるように感じてしまう。
(個人の感想です)

とくにマーケティングの話をしていると
おひとりおひとりを、
「リスト」としてまるっとまとめて
捉えてしまう危うさを感じることがあります。

でも、そうじゃない。

そこには確実におひとりの存在があり、
そのおひとりおひとりが悩みや痛み、
希望、絶望、感情、信念…を抱えている。

それをまるっとまとめて
「攻略」と捉えるのは
あまりに乱暴なのでは…と思うのです。

ちょっとキツイ表現に
なってしまいましたが、

ひとりの人がまず先にある。

こちらの本を
心から推したいと思ったのは、

1ページ目から(なんなら表紙から)
238ページ目の「おわりに」に至るまで、

その部分を大切にしながら
おひとりおひとりと向き合って展開させていく方法を
指南してくれていたからです。

さきほどお伝えした
それぞれの指標や目安となる具体的な数字も
無機質なものではなく、

おひとりおひとりと向き合い、

「こんなのはどう?」
「これは好き?」

と投稿やリールを投げかけた結果、
おひとりおひとりが返してくれた対話の証。

それが積み上がったものなんだよ、と
教えてくれているように感じました。

SNSを集客の手段として使う場合に、
一番大事なこと。

それは
一方的な拡散ツールではなく、
コミュニケーションツールであること。

アルゴリズムを「攻略」して、
自分さえ、自社さえ良ければいい。
一瞬だけアテンションが引ければいい。

ではなく、

そこのイチ住人として参加させてもらい
世界観を楽しみながら対話を重ねる。

この感覚が重要なんじゃないかと。

ツールやノウハウがいくら優れていても、
最後にものを言うのはやはり
人と人とのつながりです。

それをどう築くか、
そこに焦点を当てて考えなければ、

どんなにすごい戦略でも
行き着く先に残るのは
虚しさだけかもしれません。

SNSは、ただのマーケティングの場ではなく、
人が出会い、集まり、世界観を共有する場所。

その大切な場を、
「攻略」というフィルターで歪めてしまうのは
めぐりめぐって、自身の市場を
縮小させてしまう結果にもなりかねません。

決して少なくない時間と労力をかけて
ビジネスとして取り組むのに、
それではあまりにももったいないと思うのです。

少しエモい感じになってしまいましたが、
SNSをビジネスに取り入れる際に

いちばん大事なことを
改めて確認させてくれる本でした。

今からInstagramを始める
後発組な方にはもちろん、

・Instagramを始めたけれど、
 なんだか迷走してしまっている方

・この機会に
 しっかりInstagramを理解したい方

・Instagramを通して、
 本当の意味で顧客とつながりたい方

は、ぜひぜひお手にとってみてください。
PDCAのよい循環がきっと回せますよ!