
先日、新しいバイクを買った。
新しいバイクといっても全く動かないボロボロの不動車だ。
価格は3万円。
車体は傷だらけの錆だらけ。
いわゆる廃車にするようなジャンクバイクだ。
なぜ、そんなものを買ったのかというと…
僕はもともと車とかバイクが好きだったのもあり今年中免を取ってバイク乗りになった。
バイク乗りになるとやっぱり違うバイクにも乗りたくなる。
ただ、何台も何台も買えるわけでもない。
そこで、だったら自分で直して乗ろうということで
あえてボロボロのバイクが売ってる店に見に行ったのだ。
バイクの修理は原付をちょこちょこやっていたので
ある程度のことはできるし知っている。
流石にエンジンをバラして〜レベルは無理だが
それ以外のことは多分できる自信はある。
なので見に行ったついでに買ってしまったのだ。
半年〜1年くらいかけてコツコツ直そうと思う。
ちなみに、どこで買ったのかというと
湘南ジャンクヤードというおそらく日本一有名な
ジャンクバイクの販売店があるのだがそこで買った。
(ちなみに家からバイクで15分くらいでそこにいける)
さて、この話はあなたに何の関係もないように思うだろう。
だが、この話はあなたにめちゃくちゃ関係のある話なのだ。
というのも実は…今回オンボロバイクを買ったわけだが
本当は見に行くだけで買うつもりは全くなかった。
安くて自分で直せそうなのがあれば自分の誕生日プレゼント用に
買おうかな〜くらいだったのでその日買う気はなかったのだ。
でも、見に行った日に買ってしまったのだ。
なぜか?
その理由は希少性・限定性の法則にやられてしまったからだ。
ジャンクヤードにあるバイクはどれも一点もののジャンクバイクである。
同じ車両が同じ価格で売られることは2度とない。
なので、気に入ったのがあっても次あるかどうかの保証は全くないのだ。
買ったオンボロバイクも最初見た時は買う気はなかった。
もちろん、乗りたいなと思っていた車種の1つではあるのだが
さすがにエンジンがかからないのは冷静に考えると直せる保証はない。
バッテリー変えてキャブを掃除してキックの部品を交換してくらいなら
自分でできるがエンジン本体が原因の場合やったことがないので
動かないバイクが自分の家の庭に増えるだけになる可能性も高い。
でも、買ってしまったのはそのバイクが乗りたいバイクだったことと
その日、店に来てた他のお客さんがそのバイクに注目してたからだ。
そう、その日お店に来店していたお客さんの多くが
そのバイクに何度も跨り検討してる感じだったのだ。
そして、そんなお客さんが1人だけでなく3人もいたのだ。
馬鹿げてるかもしれないがそのお客さんたちを見てる僕の心境は…
「買われちゃったら次いつあの車体に出会えるかわからないぞ…買うしかないのか?」だ。
一点ものなので他の人が購入の意思表示をお店の人にした瞬間
もうそのバイクを買うことはできない。
つまり、希少性・限定性の法則がめちゃくちゃ僕の心理を刺激し始めたのである。
そして、耐えられなくなりお店の人に「これください」と言ってしまったのだ。
エンジンのかからないオンボロバイク3万円なり。
希少性・限定性はわかりやすい販売テクニックである。
そして、売られる側に簡単にバレてしまう販売テクニックでもある。
限定10台限り…
今夜21時までは半額…
先着3名のみ無料…
ラスト5つ…
今日まで…
限定性や希少性でアピるものはテクニックがバッレバレである。
だが、わかっていても抗えないのがこのテクニックでもある。
あなたも経験ないだろうか?
希少性・限定性に乗せられて買ってしまったことが。
先日もブラックフライデーがやっていたが
「いつまでに買えば安いから…」とか「ブラックフライデーだから買っちゃおう」とか
そんな理由で何かを買ったのではないだろうか?
でも、毎年思うのだがブラックフライデーの後には
クリスマスセールと年末年始セールで
同じようなものが同じような価格で期間限定で売られる。
だから、ブラックフライデーで買う必要はない。
でも、そんなことはわかっちゃいるが
買ってしまうのが希少性・限定性のパワーなのだ。
だから我々が販売側になるときはこの希少性・限定性をフルに使わないといけない。
希少性や限定性を使う時は難しく考えなくていい。
・個数限定
・時間限定
ほぼこの2つしかないのでこのどちらかで考えればいい。
あなたのクライアントのキャンペーンには希少性・限定性は含まれているだろうか?
含まれていないのなら1つでいいので含めてみよう。
そして、しょぼい希少性やしょぼい限定性ではなく
商品を検討しているお客さんが「今買わないと損」と思うようなオファーを
「今しか買えない」と演出するのだ。
例えば、ウチはよく講座販売の時に
「今日中に申し込んでくれたら〇〇がセットで」
という希少性・限定性を使う。
これやるだけで講座の売上は平均1.2〜1.3倍になるのだ。
とても簡単に使えるのに効果は絶大。
このテクニックを使えば動かないオンボロバイクだって簡単に売ることができるのだ。
どんどん使うようにしよう!
PS.
ただ気をつけてもらいたいのは嘘はいけないってこと。
特に講座系はこのテクニックを嘘で使う人がめちゃくちゃ多い。
「アーカイブなし」と言いつつ必ずアーカイブで再販する嘘つきや
「この特典は2度と配布しません」と言いつつ毎回配布する嘘つき。
「何時までしか買えまえん」と言いつつ
タイマーがゼロになったらまた買えるようになる嘘つきや
「今だけ無料」と言いつつ有料で売ったことが一度もない嘘つき。
これらをするのはダメだし
あなたは絶対にこんな嘘平気でついて売るような側に絶対に行ってはダメだが…
重要なのは希少性・限定性はそれだけ効果があるということだ。
嘘をついてでも使いたくなる(なぜならその方が売れるから)
それが希少性・限定性の持つパワーなのだ。


