From 古川馨 「いつまでコレやってるの?」 つい先日のことですが、 とある動画コンテンツに 商品紹介用のCM動画を 挟んではどうか? という話が持ち上がりました。 その動画とはメルマガ登録の 特典として提供している 無料の動画コンテンツのこと。 この動画を視聴中にCMを流して 商品に興味を持ってもらうことで 引き上げ率をあげようというのが 今回、CM動画を作る目的です。 では、どんなCM動画がいいのか? 長編か、それとも短編か。 テイストはどうするか? 実写か?アニメか?もしくは漫画か? 他にも動画の尺はどうするか? 10分程度の動画を数本見てもらった後に 商品紹介のCMを1本挟むから 15秒程度が妥当じゃないか。 いやいや、スキップしないで見てもらうには YouTubeのバンパー広告のように 6秒程度で収めるのが良いのではないか などなど。 どんな動画にするかで議論が白熱します。 結局、YouTubeで採用している バンパー広告の形を踏襲して 6秒で動画CMを作ろうとなりました。 しかし、ここから迷走が始まります。 サンプルをいくつか仕上げて 提案すると、、、 「う〜ん、なんか違う」 また、別パターンを作って提案してみても 「違う違う、そうじゃない」 そして、また違うパターンを 作ってみたものの、、、 反応はイマイチ。。。 そのやりとりを見ていた 宮川が一言。 「いつまでコレやってるの」 実はCM動画の話が立ち上がってから 2週間ちょっとが経っています。 その間にサンプルを作ってはやり直し、 作ってはやり直ししていたわけですが、、、 「時間がかかりすぎ」と。 そして、今回のCM動画の目的は何か? 何のために作っているのか? 枠に囚われすぎて本来の目的を忘れていないか? と。 そこで「ハッ」としました。 そうです。 本来の目的は動画を見た人が 商品に興味を持ったり 欲しいと思わせること。 6秒で動画を作ることが目的ではありません。 6秒というのも、YouTubeで採用している パターンだから良いのではないか? という仮説のもとスタートしただけ。 YouTubeのバンパー広告に 出稿するわけではないので それは今回の絶対条件ではありません。 より良いパターンがあるなら 別に6秒にこだわる必要はない。 当初打ち立てた仮説は6秒だけど 価値を伝えて引き上げるために 10秒の方がいいなら、それでもいいわけです。 最初の仮説をあたかも絶対条件のように捉えて その枠の中で必死に作ろうとした結果 目的とは少しズレた形で動画を作ってしまった。 それが今回の失敗の原因。 そもそも、今回は初めての試みなので お互いにどれがベストの状態かわかりません なので、条件も絶対的なものではなく あくまで仮説。 さらに良い方法があるなら、 その枠にこだわらずに 別の方法を取る選択肢もありえたわけです。 特にテスト段階の時に 「こんなものがいいんじゃないか?」 と思って上げたアイディアが 正しいとは限りません。 なので、制作側もそれを条件と受け取らず あくまで一つのアイディアとして捉えて 自由な発想で考えていく必要があります。 要するに枠にとらわれすぎていると ダメだってことですね。 例えば、 新しいサービスを考えるときでも 枠にとらわれすぎると、 「でもリソースが足りないし、、、」とか 「どうやって提供しよう、、、」とか 「予算の確保が難しいからな、、」とか 条件とか制約ばかりが気になって 新しい発想が出てこなかったりします。 まずは、実際にて今日できるかという枠は無視して お客さんが欲しているもの どんなサービスなら売れるのか?を考えて 売れそうなアイディアがでてきたら では、どうやったら提供できるか? を考えていく。 そうやって一度、枠を取っ払った方が 新しい発想だったり、より良い方法が 見つかるものです。 枠にとらわれすぎるといいことはない。 むしろ、枠を取っ払って考えた方が もっと良いアイディアが生まれます。 あなたの思考を狭めてしまう枠はありませんか? 一回、枠を取っ払って考えてみると 案外、良いアイディアが思いつくものですよ!
2022/09/20