コピーをもっと上手く書けるようになれば、
売上が伸びる


そう思ったことありません?
僕も以前は、ずっとそう信じていました。

・夜中まで机にかじりつき、コピーを考える…
・スワイプを使って、キャッチコピーをひねり出す…
・言葉を少し変えては「これなら刺さるはずだ!」と自分に言い聞かせる…

でも、結果は散々でした。

でも現場でコピーを書き続けてきて、ハッキリ気づいたんです。
「コピーに力を入れるほど、成果から遠ざかる」ってことに。

たとえば、
ある整体院の場合…
多くの整体院はこんなふうに掲げています。

「どこに行っても良くならなかった痛み、治します!」

一見すると頼もしそうですよね。
でも患者さんからすれば
「また同じことを言ってるな…」で終わってしまう。

でも一方で、
「通わせない整体院です!」
とアピールしたとしたらどうなると思いますか?

これを見た瞬間、
思わず「え?どういうこと?」と
少し気を引かれますよね。

「通わせない」という言葉からも
施術の効果を長持ちさせて
通院を不要にすることが感じられる…

だからこそ結果的に、
「ここなら根本的に良くなるかも」
と期待が生まれていきますよね。

同じ整体院、同じ施術でも、
結果が天と地ほど違う。

その差を生んでいるものがコピーではなく、
『コンセプト』なんです。

これは、どんなビジネスにも当てはまります。

例えば、A会社の求人票にこう書いていました。
「残業なし!」
「給料は業界平均より高めです!」
一見よさそうに見えますよね。

でも、求職者からすれば
「またどこかで見た条件だな」で終わってしまう。

もしくは、条件の良し悪し以外に
その会社に関する魅力は何もないですよね。

でも一方で、B会社ではこう打ち出しました。
「県内で一番、家族と過ごす時間を大切にできる会社です」

そして…
・毎日4時半に帰宅できるから、
 子どもと一緒に晩ごはんが食べられる
・土日は必ず休みだから、
 家族旅行だって計画できる

こう書かれていたんです。

この求人を見た瞬間、
働く人は「自分の生活がどう変わるか」を
イメージできますよね。

条件以外の数字ではなく
そこで働く『未来のイメージ』が浮かぶからです。

実際に、こうしたコンセプトを打ちだしたことで
Bには理想の人材から
すぐに応募がきて、採用が決まりました。

コピーの巧さではなく、
コンセプトの強さが勝負を分けたんです。

つまり、
素材(=コンセプトや企画)が良ければ、
コピーはシンプルでいい。

逆に素材が悪ければ、
どんなにコピーをひねっても響かないものなんです。

だからこそ、あなたが本当に磨くべきは「コピー力」ではありません。

弱いコンセプトを、
どんなにコピーで飾り立てても人の心は動かない。

例えば、不潔でだらしないおじさんに、
アルマーニのスーツを着せたとしても
「うわ、ちょっと無理…」と思ってしまうけれど…

清潔感があって、体を鍛えた人なら
白いTシャツとジーンズだけで、
十分かっこいいですよね。

これと同じことなんです。

だから、もしあなたが
「もっと売れるようになりたい!」と思うなら、
磨くべきはコピー力ではありません。

『コンセプトを作る力』

ここをまず最初に磨いてください。

求人票でも、販促チラシでも、セールスページでも同じこと。
コンセプトが弱ければ、どんな言葉も空回りする。

逆にコンセプトが強ければ、
たった一行でも人の心を動かす力を持ちます。

コピーは最後の仕上げにすぎません。
勝負はもっと前、コンセプトの段階で決まっているんです。