こんにちは、 リサーチャー X です。 Q. あなたは、 埼玉県さいたま市で お店をやっているとします。 そのエリアは、 ・昼間はさいたま市外の埼玉県の人が増える ・県外だと東京から多い ・その次は千葉からの割合が多い といったことを知ることができたら どんな集客ができちゃいそうですか? たとえば、 ネット広告の配信地域を 広げたり、絞ったりして 効果的に露出できそうですよね。 または、 広告文に「あなたに言っていますよ!」と その地域の人に呼びかけるコピーを配置して テストしてみるのもありですね。 そんなふうに あなたの商圏だけに特化した地域情報を ぽちぽちっとクリックするだけで、 あなたが見たい内容で 直感的にわかりやすく見ることができたら…。 しかも、無料で。 そんなサイトはあります! ↓ ☆V-RESAS https://v-resas.go.jp/ こちらのサイト、 内閣府のビッグデータチームがまとめた 都道府県の地域別の ・人流 ・飲食 ・消費 ・宿泊 ・イベント ・雇用 ・企業財務 といったデータが可視化されています。 たとえば、 こちらのサイトで「埼玉県」を選んで 「埼玉県の滞在人口の動向」をみると… 仕事終わりの18時〜20時 大宮駅の近くには、 県外に住んでいる人の割合が 戻りつつあることがわかりました。 それを踏まえて 「県外の人の目に触れるための広告をやってみようか?」 と考えられそうです。 また、 たとえばもしあなたが、 パン屋さんをやっているなら 「埼玉県のPOSで見る売上高動向」 で県内スーパーのPOSレジのパンの売上を見て 「テーブルパンの売上高がのびてるな」 (食事用のパン) と自社の商品開発や店頭・チラシの 訴求アイデアに使えそうです。 ・・・ 地域ビジネスをしていると 自分の地域に関しては、 その現場にいるからこその土地勘だったり、 これまで積み上げてきた肌感覚があるかと思います。 その肌感覚が、 データで裏付けされたら 「うん、やっぱりこの方向だな」 と次の施策を自信を持って打っていけそうですよね。 また、 その肌感覚をベースにしてデータを眺めることで、 「なるほど!ここはこんな訴求軸がありそうだ」 と思わぬアイデア、お宝情報に出会える可能性もあります。 自分の商圏で、 ・どの時間帯に? ・どこからの来た人? ・クレジットカードで何が買われてる? ・スーパーのPOSレジで買われている商品は? ・飲食店情報の閲覧数は? ・宿泊者数は? ・イベントチケット販売数は? ・職種別の求人情報数は? ↑これらの情報から、 そこにいる人はどんな動きをしているのか? こういった《人の動き》を知ることで 自分のお店を知ってもらうヒントを得たり、 認知拡大の手段や露出先を選んだり、 メッセージを変えたり、 その人にフィットした商品を開発したり、 サービス提供方法を工夫してみたり…と 《今、その地域にいる人》と 自分の売っているものとを合わせていく。 近年、Googleが Googleビジネスプロフィールに力を入れていたり、 今回のサイトのように内閣府が 「地方創生の様々な取組を情報面から支援する」 と積極的に地域データの活用を推してるように 今後、 地域への注力度合いが高くなるのは必至です。 だからこそ、 ぜひ自分の地域の情報、傾向を 逃さずチェックしてくださいね!
2022/06/26