こんにちは。株式会社バリューイノベーションジャパンのリサーチャーXです。今回の推し本はコチラです!

■ 経営戦略は動画が最強!集客・採用・売上の課題解決!YouTube運用の教科
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すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、弊社では2025年12月31日をもってYouTubeチャンネル「ザ・セールスライター」の毎日更新を終了しました。もちろん、これで終わりではなく、今後は更新頻度を調整しながら、新しいチャンネルの立ち上げを計画しています。

そのうえで今、「次にどう攻めるか?」を考えるフェーズに入っている状況です。そんな中、新しいチャンネルを立ち上げるにあたり、

・最新の情報をアップデートしつつ
・今一度、YouTube活用の基本と本質を見直したい

そう思って手に取ったのが、今回の一冊でした。読後の感想は、「これだよこれ…!」と心の中で拍手したくなる内容。自分の“本とのめぐり合わせ運”を思わず褒めたくなりました。と言いますのは、この本にはまさに上に挙げた願いを叶えてくれる本だったからです。

本書は、
・ビジネスでYouTube活用するために効率的に要点が知りたい
・クライアントにYouTube施策を提案するための総復習がしたい
・「動画やらなきゃ」と思いながら止まっていた人

という方にオススメです。

中でも私にとって最大の収穫は、いつの間にか盲点になっていた「思い込み」の罠に気づけたことでした。それは、「動画だから特別な内容にしなければならない」という落とし穴。日々、テキストやコピーでコンテンツ作りや情報発信をしているとどうしてもこんなふうに考えてしまいがちでした。

「テキストと同じ内容を出すと飽きられるのでは?」
「既視感を与えてしまうのでは?」

その結果、コンテンツを“発信の手段” で分けてしまう思考に陥っていたのです。ですが、本書では、新聞とテレビのニュース報道を例に、こんな言葉で気づかせてくれました。

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どちらから情報を得るかは、ユーザーがそのときに活用しやすいほうを選択しています。
テレビ(動画)だから、新聞(文字と画像)だからと、情報発信する手段で分けないことは、デジタルでも同じです。

引用「経営戦略は動画が最強!集客・採用・売上の課題解決!YouTube運用の教科書」p.15
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「!?…たしかに」
これ、改めて言われてみれば当たり前のことなんですが、いつの間にか盲点になっていました…。私自身も、ふだん活用するSNSと、まったく見ていないSNSがハッキリ分かれていて、“見てない方でしか発信されていなかったら、気づけない” の当事者です。つまり、どれだけ有益な内容でも、相手が“見ている場所”に届いていなければ意味がない…。それって、すごくもったいないですよね。

本書は、
・どこであっても接点を持てるように“面”で構える
・必要なときに「これです」と差し出せるようにしておく

そんな“届け方の基本”にあらためて立ち返らせてくれる本でもあります。

さらに、本書が推しなのは、“企業視点のYouTube活用”に完全フォーカスしていること。よくあるYouTuber向けのエンタメ中心ノウハウではなく、中小企業が施策としてYouTubeを活用するリアルな設計が語られている点です。主にエンタメを主戦場とする「YouTuber視点」でのYouTube活用とビジネスとしての結果が求められる「企業視点」のYouTube活用は全く違います。本書は、その違いを明確に切り分けてくれたうえで、企業目線で本当に必要なことに絞って教えてくれるのです。

とくにありがたかったのは、初動フェーズの設計。特に初動では全部やろうとしないことが長期的に続けるコツだったりするので、“ここに注力すればいい”という施策の切り出しと、見るべき指標が絞られているのはありがたいです。

YouTubeはコツコツ系施策の1つであり、こういったコツコツ系施策は初期段階で止めてしまうことが多い。だからこそ、まずはそこを乗り切るために、やらなくてよいことを削ぎ落として一極集中させる方法は重要になります。もちろん、すべての施策をやって各指標を細かく突き詰めることも方法なのでしょうが、「まずはここだけ!」と注力すべき的を絞ってもらえるのは初動として本当に助かります。

そして、本書ではそんな施策を実際に行い、成果が出ている企業さんのインタビューも掲載。

・建材商社のECサイト
・バイクガレージの賃貸業
・運送会社の求人採用
・中小企業診断士でコンサルタントの方の案件受注
・沖縄のマンゴー農家さんの売上アップ
・製造業の問い合わせ獲得

それぞれの現場で、始める前の不安、やっている途中の葛藤、うまくいったあとの変化がリアルに語られていてどれも読み応えあり。これがまた良いのです。当事者としては「あ、やっぱり同じように悩むんだな」と勇気づけられたり、施策をサポート支援・提案するコンサル的な立場の視点でも、「あ、こういう理由で止まってたのか」「どこに詰まりを感じていたのか」など、“ユーザーリサーチ”のような気づきがあります。

もちろん、具体的な設定についても再生リストの効果的な使い方だったり、チャンネル名の決め方、アイコンの選び方なども

・試行錯誤の過程
・「こうやってみたところこうなったよ」的な変化
・それに対する解釈と再設計

と机上の空論ではなく、現場で実践した結果をみせてくれるので「なるほど!」と納得感ありです。

また、全編にわたり各施策の根拠としてYouTubeの公式ヘルプをベースにしているのも安心材料です。決して、ブラックハットするような視点ではなくYouTubeの設定のUI(ユーザーインターフェース)や設計思想をメタ的な視点で「なぜそうなっているか?」を読み解いてくれているところも推しポイントです。本当に“施策の軸がぶれない本” であります。

ですので、もしあなたが
・2026年の今年こそ、動画活用を本格化したい
・クライアントの次の打ち手に動画を加えたい
・自社の導線に動画という選択肢を加えたい

のどれか1つでも当てはまるならぜひ本書を手に取ってみてください。やるべきことがクリアになり「今、何から始めればいいか」が見えてきます。オススメです!