こんにちは。
株式会社バリューイノベーションジャパンの
リサーチャーXです。
7月の終わり頃に、
「Google、
サードパーティークッキー廃止をやめるってよ」
というニュースが駆け巡り、
Webマーケティング業界がザワついていた件。
きっとあなたのお耳にも
届いていらっしゃるのではないでしょうか?
このクッキー。
私がネット広告運用を始めた頃は、
すでにリマーケティング広告(追いかけ広告)で
絶大な威力を見せつけており、
実際に、多くの案件で恩恵を受け、
めちゃくちゃお世話になっていたものです。
ですので、Googleが
サードパーティークッキーの廃止を発表してから
いつか来る「Xデー」に恐々としていました。
そんなときに
飛び込んできたこのニュース。
「Google、
サードパーティークッキー廃止をやめるってよ」。
そりゃもう大喜び…しません。
このニュース、
一見、朗報に聞こえますが、
そうカンタンなお話でもないんですよね。^^;
ここを深堀る前に、
そもそも
「クッキーってよくわからない」
「なんとなくは知っているけど理解があやふや」
「クライアントさんに聞かれても答えられない」
実は、
そう感じていらっしゃる方も
少なくないのではないでしょうか?
そんな方のために
今週も推し本、ご紹介します。
こちらです!
↓
■ クッキー規制を乗り越える!
新しいデジタルマーケティングの本
https://amzn.to/3ANnvYo
こちらの本。
発行日が2023年12月ですので、
このニュース発表前の時点でのお話になります。
「じゃあ、情報が古いから意味がないの?」
否、まったくそんなことはありません!
むしろ、
\ 今だからこそ読んでほしい /
という意味でご紹介です。
クッキー規制は、
個人情報保護と密接に関係しています。
きっとあなたも
個人情報を守る動きや
規制が強くなってきているのを、
個人情報を提供する側
個人・消費者として、
また、個人情報を取り扱う側
事業者として、
実感する部分もあるのでは
ないでしょうか?
世界的にこの保護・規制の動きは、
これからも厳しくはなれど、
ユルくなることはもうありません。
つまり、Googleが今回、
サードパーティークッキー廃止を
やめたことで、
「やったね!」
とはならないんですよね。
Webマーケティングを主戦場とする私たちは、
この止まらない流れを受けて、
今、何を押さえ、
仕掛けておくべきか?
を把握しておかねばなりません。
その道筋を示してくれるのが、
こちらの本です。
ちなみに、
クッキーと個人情報保護の話は
個別にとらえようとすると、
むしろ難しく感じてしまうような気がしています。
これは私自身が
・クッキー → 技術的な面
・個人情報保護 → 法的な面
とそれぞれ個別に調べていたことで、
イマイチ理解できず、苦労した過去が
そう感じさせているのかもしれません。
その点、
こちらの本はWebマーケティングを軸として
クッキーを中心に個人情報保護に関する内容が
添えられていているので無理なく理解が進みます。
さらに、
実務で直面しそうな点にも触れられていますので
イメージがしやすいのもポイントです。
1テーマにつき
2〜3ページで解説されていますので、
辞書的に使うこともできます。
第1章、第2章は、
本題のクッキーについて。
第3章〜第6章では
Webマーケティング戦略、データ分析の基礎、
デジタルマーケティングの最新動向、
SNSマーケティング…と網羅的に。
個人的に特筆すべきは
第7章〜第8章。
この章は、
“これから” のWebマーケティング、
上級編とも言えるレベルの内容です。
中でも、
第7章「サードパーティクッキーを代替する技術」の
Section 7.6「コンテキストマッチ広告」は
必読と言っても過言ではありません!
ここを読み、
今後のWebマーケティングを考える上で
コンテキストマッチ広告
(コンテクスチュアル広告)
は、必ず押さえておかないといけないと
強く意識させられた次第です。
このコンテキストマッチ広告とは、
・広告が表示される場所のコンテキスト(文脈)
・自社の広告クリエイティブとLP
をマッチさせて出す広告です。
これまでの広告、
特にリマーケティング広告は、
ユーザさんが見ているページが
どんな内容のページであっても広告を表示していました。
これ、何が起きるかと言いますと、
ユーザさんの「ウザっ」を引き起こし、
嫌われてしまうおそれがあるんですよね。
(きっとあなたも感じたことがあるはず^^;)
それに対して、
コンテキストマッチ広告は、
ユーザさんが見ているページの内容から
興味・関心・意図といった文脈(コンテキスト)を
高精度で導き出して広告を表示します。
言うなれば、
(場の)空気が読める広告、でしょうか。
たとえば、
お料理初心者のユーザさんが、
初心者向けの料理ページを見ていたとします。
^^^^^^^^^
初心者向けのページですので
わかりやすくていねいに、
初心者ならではの内容が記載がされています。
これまでの広告ですと、
料理関連のページだからということで、
お料理初心者のユーザさんが
見ていたとしても
プロ仕様の調理器具の広告や
経験者向けの教室の広告を出していました。
ですが、空気の読める広告は、
「ふむふむ、このページは料理は料理でも、
初心者向けの内容だな。
こういったことに興味・関心があるんだな」
とコンテキストを導き出し、
初心者が使いやすい調理器具の広告や
初心者対象の料理教室の広告を出したりして
ユーザさんに接触ができるわけです。
ちょっとこの場面、
想像してみてください。
たとえば、
あなたが料理初心者さんだったとして、
初心者向けの料理ページを見ているときに、
——————-
A.扱いが難しく用途を選び、手入れの大変な包丁
B.オールマイティに使える家庭用包丁
——————-
の広告が表示されたら、どちらが
「あ!これ!今の自分にピッタリ」
となりますか?
これがコンテキストマッチ広告のイメージです。
そしてこの広告。
クッキー不要なんですね。
ユーザさんが見ているそのときに、
ページのコンテキストを高精度で導き出して
広告を出しているのでクッキーを使う必要がないのです。
この、クッキーを代替する技術の一つ、
コンテキストマッチ広告に対して、
私たちが今から
やっておかなきゃいけないことの一つは、
システムが
ページのコンテキストを導き出したときに
しっかりマッチさせることができるように、
自社の広告やLPを作り、磨いていくこと。
そして、
そのための徹底した顧客理解です。
ここにフォーカスしていく道筋が見えれば、
クッキー規制に振り回される必要がない、ですよね。
このような感じで
こちらの本はWebマーケティングの
“これから”を見せてくれます!
ただ、さきほどチラっと
上級編とお伝えしたように、全ページが
初心者にやさしい…とは言い切れない点も。
ですが、
Webマーケティング自体が
年々、複雑さを増して難易度も上がり、
すでに、
誰でも、ラクして、カンタンに
というような世界ではない
というのが現場での実感です。
ですので、
これからもWebマーケティングの現場に立ち続け、
自信を持ってクライアントさんの
ビジネスに関わり続けるなら、
「クッキーがわからない」
は、今日を限りに卒業してしまいませんか?
これを機に
クッキーを理解した自分になってしまい、
“これから” のWebマーケティングを
頭のデータベースに
一気にインプットしてしまう。
もし、
その状態になってしまったら
仮に今後クッキー問題が何度再燃してきても
恐れることはないですよね。
なぜなら、
あなたはそのとき、
すでにその次元にいませんので、
状況を静観しながら、
ビジネスを前に進めているはずだからです。
あなたが “これから” も
Webマーケティングをガンガン推し進めるために
ぜひぜひお手にとってみてください!
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