2023/02/06

嫌われる勇気

From:宮川徳生

いきなり変な事を聞くよ。

「なぜ、あなたは
 このメルマガを開いたのか?」

このメルメガを開いたということは
きっとあなたは今メールBOXを見ていたはずだ。

そして、そのメールBOXには
大量の「未読メール」があったはず。

(ちなみに僕のGmailの未読メールの数は
 4万件を超えている)

それらの未読メールの山の中から
なぜ、このメールを開いたのか?

あなたが大量の未読メールの中から
何を基準に見るメールを決めているか?

僕の予想が正しければ
ほとんどの人はこういう理由で決めているはずだ。

それは…

”送信者”

そう、つまり
誰から送られてきてるメールかで
見るメールのほとんどを決めているんじゃないかな?

もちろん、件名が気になって
メールを見ることもある。

けど、見るメールのほとんどは
あなたが好きだったりファンだったりする
送信者から送られてくるメールのはず。

つまり、あなたのメルマガが
読まれるか読まれないかは

”あなたから送られてくるメルマガ”を
読みたいと思ってもらえてるかどうかで
決まるということ。

メルマガを使ってビジネスをしているのなら
これは結果にものすごく影響を与える。

なぜなら、メルマガを使ってビジネスをしている場合
読まれなければ売上が上がらないからだ。

メルマガを使ってセールスしても
そもそも読まれなければセールストークを
見てもらえない。

だから、どんなに会心の出来のセールスをしても
全く意味のないものになってしまう。

じゃあ、どうすれば
「あなたから送られてくるメルマガだから」
読みたいと思ってもらえるのか?

読まれるメルマガの条件

僕から「嫌われる勇気」という件名で
送ったメルマガを開いたあなたなら
きっと気づいてるだろう。

それは…

嫌われることを恐れずに
あなたのパーソナリティを全面に出すことだ。

基本的に読まれないメルマガとは
つまらないメルマガである。

読まれるメルマガはその逆で
面白いメルマガだ。

では、どんなメルマガが
面白いメルマガなのか?

それは、書き手の
人間味が伝わるメルマガである。

パーソナルティが感じれないメルマガは
機械的で、事務的で、ただ情報を整理しまとめ
伝えてるだけ。

そんなものは
くそつまらない。

NHKのおかたい番組が
つまらないのと一緒である。

人間味がない情報は
おもしろくないのだ。

そうした機会的な情報を
人が面白いと感じるのであれば
この世で最も読まれる文章は
学者の論文ははずである。

でも、そんなもの
学者以外読まない。

なぜなら、つまらないからだ。

でも逆に
書き手のパーソナリティが伝わってくるメルマガは
面白い。

でも、ほとんどの人が
パーソナリティを出すことができずにいる。

当たりさわりのない情報を
事務的に、機械的に、整理して伝えるだけに
留まってしまう。

なぜか?

僕が思うに
「嫌われたくない」という
人間誰もが持ってる本能が
強くブレーキをかけるからだろう。

でも、よく考えて欲しい。

ビジネスも所詮は
人対人である。

だから、継続して
買ってもらうためには
感情的に売り手の事を好きになってもらわなければいけない。

これは、プライベートでもビジネスでも
一緒のことなのだ。

でも、嫌われたくないという思いが強いと
どうしても自分を出すことができなくなってしまう。

「これ言ったらどう思うかな?」

そんな事を気にして
自分の考えを自分の言葉で
言うことができなくなってしまう。

だから、嫌われたくないから
嫌われないようにたち振る舞ってしまう。

そして、自分のパーソナリティを出して
相手と接するのではなく

相手に嫌われないキャラクターを
演じるようになってしまう。

たしかに、これをやると
「嫌われること」はないかもしれない。

でも、これをやるということは
自分の本心を隠し、相手との間に壁を作り
真の信頼関係なんて築くことはできない。

つまり、パーソナリティを出すには
嫌われてもいいというマインドになることが
欠かせないことなのである。

よく、パーソナリティを出すのが
難しいという人がいるけど
そういうほとんどの人は「嫌われること」を
過度に恐れている人なんじゃないだろうか。

嫌われないために
嫌われない自分を演じる。

それで関係は作れないが
関係は作りたい。

だから、そういう人は大抵
対人関係を深めるための手段として
NLPとかミラーリングなんかに走ったりする。

そういうテクニック自体を否定する気はないけど
でも、考えて欲しいのは
そんなテクニックを使ってくる人と
本当の意味で仲良くなれますか?

ってことだ。

テクニックはいらない

テクニックだけで
関係が築け自分のことを好きになってもらえたら
何も苦労はしない。

テクニックだけではどうにもならないのが
人間関係というもの。

だから、嫌われることを恐れずに
「あなた」のパーソナリティを
全面に出していかなくてはいけない。

そうしなければ
顧客と真のラポールは築けない。

でもでもでも。

こう言うと
さらにこんな風に言ってくる人もいる。

「パーソナリティを出すための
 テクニックを教えて欲しい」

はっきり言いますよ。

その考え自体が
そもそもズレていて…

親友と話すのに
あなたはテクニックを使っているのか?

家族と話すのに
あなたはテクニックを使っているのか?

恋人と話すのに
あなたはテクニックを使っているのか?

もちろん、使っていないはず。

あなたがあなたの近しい人に
そんなテクニックを使った日には…

関係性もクソもない結末を迎えるんじゃないだろうか。

そして、もう1つ考えてほしいのは
あなたの親友、家族、恋人…

なんでもいい。

あなたが信頼している
とても深い関係を築けている人とは
なぜ、その関係が築けたかということ?

きっとそれは
嫌われないためになにかを演じたり
好かれるためにテクニックを使ったり

そんなことは一切せず
あなたのパーソナリティ全開で
真っ向から向き合ったからこそ
今の関係が作られたんじゃないかな。

嫌われることを恐れずに
真正面からぶつかりあったからこそ
今の関係になったんじゃないだろうか。

ビジネスで難しいのは
顧客の側から関係性を作りにはきてくれないってこと。

プライベートなら
こっちが壁を作っていても
相手が壁を壊しに来てくれることはある。

でも、ビジネスの場合は
こっちから顧客が作ってる壁を
壊しにいかなければいけない。

そして、そのためには
嫌わたくないというマインドは
強烈な障害となってしまう。

だから、ビジネスで
あなたが顧客と真の関係性を築きたいのなら
あなたがあなたのパーソナリティを出していき
嫌われることを恐れず顧客との心理的距離を
縮めていかなくてはいけない。

最後に、パーソナリティを出すヒントを1つ。

あなたの不完全な所、ダメな所、バカな所を
さらけ出してしまおう。

映画や漫画がわかりやすいけど
馬鹿で間抜けでドジな人ほど
周りから愛されるものだよ。

しくじり先生なんかがいい例だね。

パーソナリティを出すことを恐れずに!