From:長嶋雄二
先週、
友人の治療家と
少し話をしてきたときのことでした。
「これって“業界No.1”って入れた方がいいかな?」
そう言いながら、
彼は自信満々にコピーを見せてくれました。
そこには、
・日本初!最先端の手技を駆使した圧倒的成果
・他社には絶対真似できない独自手法!
・多くの実績!お客様満足度98.7%!
という、見覚えのある“テンプレ的”な言葉たち。
そこで僕から一言…
「え、もし〇〇さんがお客さん側だったら、
これ…信じます?」
そう問いかけると、
彼は一瞬止まり、
「いや〜、たしかに最近こういうの多すぎて、
逆に怪しいと思っちゃうよね」と苦笑い。
僕は「ですよね!笑」と返したのですが、
それと同時に、強く確信したことがあるんです。
それは、、、
『僕らが強く売ろうとするほど、
お客さんは引いていく』
ということ。
これは今、多くのセールスライターが直面している
“目に見えない壁”なんじゃないかと思っています。
・良かれと思って書いた言葉が、届かない
・価値を伝えてるつもりが、スルーされて終わる
でも、なぜ、言葉が効かなくなっているのか?
それは、
これまで、あまりにも
「過剰」で「誇大」で、「信用を奪う」
そんな言葉が多すぎた弊害だとも思っています。
たとえば、SNS広告やLPで
今でも結構見かける
・魔法の神サービス!
・たった1日でスマホ1台で売上◯倍!
・誰でも簡単に月収100万円!
…もう聞き飽きた、というか、
「いい加減にしようよ」
というのが本音じゃないですか?
今、世の中は情報が多すぎて、
お客さんは賢くなると同時に
“情報疲れ”しているはず。
だからこそ、どんなに魅力的に見せても、
「どうせ、また似たようなこと言ってるだけでしょ」
とスルーされてしまう。
これが、“伝えてるつもりなのに届かない”という
現象の正体だと思っています。
つまり、今の時代、
『バカみたいに強いオファーを声高々に
強くアピールすれば勝つ!』
というわけではないんです。
むしろ、その逆。
「信じられる人が、そっと語った言葉」
にこそ、売る力が宿る気がしています。
じゃあ、どうすれば
そんな「売る力」が宿った
相手の心に届くメッセージが書けるのか?
その答えはシンプルに…
語り手の「信頼・権威」を高めることですよね。
それは、僕らもずっとお伝えしていること。
だから、ここではちょっと割愛しますが、
じゃあ、そんな権威を作っていくには、
どんなメッセージが必要になるのか?
僕が思うに、、、それは、
「相手の頭の中」にある言葉を、
ピンポイントで伝えること。
つまり、、、
相手の世界を深く覗き、理解して、
相手の不安、葛藤、期待、決意……
そうした部分を、
相手がドキッとするぐらいジャストな言葉で
コピーに落とし込むこと。
それができるかどうかです。
この差が、信頼につながり
“買いたい”を引き出すスイッチになってくれる。
つまり、
相手の頭の中にある
“モヤモヤ”を言語化してあげることなんです。
「わかってくれてる」
そう感じた瞬間に、信頼が生まれて、
次のアクションに繋がっていきますよね。
これからの時代は、
もう“盛る言葉”では売れません。
代わりに必要なのは、
削ぎ落としたリアルであり、
その人の人生に“希望”を灯すようなメッセージ…
そんなふうに僕は感じています。
信頼される人の言葉は、
たとえ声が小さくても届きます。
なぜなら、それは“本物”だから。
だからこそ、
『力ある言葉』を
伝えられるようになるほど、
セールスライティングは単なるスキルではなく、
人を内側から突き動かす
パワーを持ってくれるんだと思います。
そして、このパワーは、
まだまだAIでは
生み出せない部分もあるはず。
『自分の言葉を育てる』って
終わりがないけれど、でも、、、
すごく価値あるチャレンジだと思います。
せっかくなので、
ちょっと冷静に振り返ってみてくださいね。
あなたの言葉には、
今どのぐらいパワーがありそうですか?