2025/05/07

[AI活用]そのコピー、本当に心の声を代弁できてますか?

どーも、こんにちは
最近は AIにどっぷりの古川です。

GW もずっと1日 10時間くらい
ChatGPTと格闘してました。

ちょっと依存症気味です(笑)

さて、今日は、コピーライターやマーケターなら一度は突き当たる
「感情の壁」について、少し深掘りしたいと思います。

どーした急にコピーの話なんて …
って思ったかもしれません。

まぁ、僕はあまりコピーの話は担当ではないんですが
AI活用の一環としての流れでのこの話題です。

ちょっと質問なんですが、
あなたは、こんな経験ありませんか?

クライアントや見込み客と話していると、
「売りたい」「集客したい」「変わりたい」って言葉は聞ける。
でも、なぜかそれをコピーにしても、響かない。
みたいな。

結局、普通に話を聞いても表面的な言葉しか出てこない。
つまり、本音じゃないんです。

本当に人の心を動かすのは、
「やる気」でも「ノウハウ」でもない。
モヤモヤした、言葉になってない感情の層なんです。

なので、本音じゃない言葉を聞き出して
コピーに落とし込んでも反応がないってことになる。

なかなか難しい。。。

そこで、こんなプロンプトを考えてみました。

題して、本音引き出しプロンプト!
(そのまんまじゃ …)

■ 「本当は、〇〇って思ってるんですよね」

心の声を引き出すのに使えるのが、こちらのプロンプト。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロンプト1:
「本当は、〇〇って思ってるんですよね」から始まる
本音フレーズを 5つ作ってください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

例えば、
「もっと稼げるようになりたいです」
というよくある悩みがあったとして、
これに「プロンプト1」をプラスして
GPTに投げてみます

すると、、、

たとえば、こう出てきます:

・本当は、「値上げしたら誰も来なくなる気がして怖い」って思ってるんですよね。
・本当は、「 SNSの発信、何も反応ないと凹む」って思ってるんですよね。
・本当は、「高単価で売るって、まだ抵抗ある」って思ってるんですよね。

… ね、ちょっと心の声っぽくなるでしょ?

■ 「誰にも言えなかったけど、ずっと──」

ストーリーの冒頭に感情の共鳴を生みたいときは、この一文。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロンプト2:
「誰にも言えなかったけど、ずっと〇〇と思ってた」形式で
3 つ作ってください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「周りはうまくいってるのに、私だけ停滞している気がする」
って悩みがあったとして、プロンプトを加えて投げると、、、

出力例:

・誰にも言えなかったけど、ずっと「このまま何者にもなれない気がしてた」
・誰にも言えなかったけど、ずっと「自分だけが取り残されてる気がしてた」

これ、刺さるストーリーの冒頭とかに使えそうです。

■ 「口ではこう言ってるけど、心では──」

表の言葉と、裏の感情。そのギャップが、共感を生みます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

プロンプト3:
「口ではこう言ってるけど、心ではこう思ってる」
表裏の感情を 3セット作ってください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「まあ、なんとかやってます」
って言葉が出てきたとして、、、

表:「全然平気」 → 本音:「本当は、誰かに助けてほしい …」
表:「今はちょっと忙しくて」 → 本音:「本当は逃げてるだけかもしれない …」表:「別に期待してなかったし」 → 本音:「ほんとは、すごく期待してたのに …」

こんな感じで、心の声っぽいものが出力されます。
これをみていくだけでも、人の本音や感情ってものが
なんとなく理解できてくるんじゃないでしょうか?

深いコピーが書けない原因。
それは、テクニックの問題ではありません。

「相手の心の奥を言語化できていない」
それが、言葉が薄くなる最大の理由です。

顧客から本音を引き出せれば最高なんですが
とはいえ、難しい部分もありますよね。

なので、それを補うために
AIにプロンプトを投げることで、
その感情の層にアクセスしやすくなります。

ただ一つ大事な前提があります。

それは、 AIが出してくれるもの、それは
あくまで「可能性の一つ」にすぎないということ。

つまり、
この出力結果がそのまま、あなたの顧客の本音だとは限りません。

でも逆に、
「あ、そういう見方もあるかもしれない」
という新たな視点を与えてくれるのも事実です。

だからこそ、これは
「顧客を深掘りするための思考補助ツール」
として、ぜひ活用してみてください。

実際の顧客の声と照らし合わせる
仮説を立ててインタビューやヒアリングの材料にする
ペルソナ設計やコピーのテスト素材に使う

そういった使い方で、
AIはあなたの思考を補強してくれる
最高のパートナーになりますよ。

それではまた!