From:小野裕史
あなたは初めて会う人に対して緊張することはありますか?
もしくは人見知りしますか?
「自分は話すのが苦手で、インタビューに向いてないと思うんですよね」
これ、セールスライターの方にインタビューをさせて頂いたり、して頂いたりする機会が多い私が良く聞く言葉です。
でもインタビューはセールスライターにとって、最高のリサーチです。やらずに向いてないと思うのは非常に勿体無いですよね。
しかし実際に日常や仕事上でも、営業や接客業などよく人と接する機会のある人でないと、初対面の方と打合せや話をする機会も少ないもの。さらにインタビューという形式になると、する機会や、される機会はもっと少なくなると思います。
- 何を話したら良いか、聞いたら良いか分からない、、、
- 変なことや失礼なことを言ってしまったらどうしよう、、、
- 時間を取ってもらっているのに、良いことが聞けなかったら、、、
私は初めてインタビューをするとき、これらが頭の中を支配していました。おかげで頭は真っ白。私に取って、初めてのインタビューは恐怖の対象でした。
しかも半年前なので、つい最近の話です。
そんな私が今では当たり前のようにインタビューをして、その内容から事例を作ったり、コンテンツを作ったりしています。
そこで今回は人見知りで話し下手な私が、インタビューをする時に気を付けているたった2つのシンプルだけど効果のある方法をお伝えしたいと思います。
1つはインタビューの準備について、もう1つはインタビュー中の聞き方について。
これにより極度の緊張から解放されるようになりました。
(でも緊張はします)
初対面の人にインタビューをするという恐怖がなくなりました。
(でも初対面なのでやっぱり緊張はします)
インタビューをする必要があるけど、極度の緊張を和らげたい。恐怖を減らしたいと思う方は、参考にしてみてくださいね。
準備編 インタビューリサーチ
初めてインタビューをした時、なぜ恐怖を感じていたのかを現在の自分なりに考えてみました。その1番の理由は、相手の方がどんな人なのか分からない。この一言に尽きるのではないかなと思います。
例えば、知り合いや友達にインタビューをさせて!となった場合、そこまで緊張や恐怖は感じないと思うんです。少なくても自分が知っている人という安心感はありますよね。
そう考えると初めてだからという恐怖もありましたが、やはり自分の根っこにあるのは人でした。
明るい人?気難しい人?
何に興味を持って、どんな思考なの?
ノリノリで話してくれることは何?
こんな感じで、その時は無意識でしたが、その人となりが分からないから怖い・・・。今ではそう感じています。そして初めてのインタビューの時は、人については一切調べていませんでした。業種・業界のことだけ何となくリサーチをしていたんですね。
その結果、インタビューが始まっても全く話が弾まない。
相手に興味を持って話を聞くからこそ、相手の方も聞いてもらっているという安心や信用が出来て、様々な話をして頂けると思います。でも相手を知らないので、あまり興味を持って話を聞くことが出来ていなかったのかなと。
今ではFacebookやSNS、ブログなど、自分の情報を開示している方も多くいます。そのため、その方の趣味や思考を知ることは比較的容易になっています。
発信していない人でも、その方を知っている人に聞いてみるというのも一つの手かもしれません。
結果、どうなるか。
インタビューとは直接関係のないような情報でも、私はあなたを知っていますよ的なオーラを出せるようになり、大らかな気持ちでインタビューに臨めるようになる、かもしれません。
少なくても、相手のことを知っているという心の余裕があるのと、無いのでは気分的にも気持ち的にも全く違いますので、一度試してみて頂きたいなと思います。
インタビューのためのリサーチで、優先順位をつけるのであればこんな感じでしょうか。
対象者の情報>>商品・サービスなど会社の情報>>業種・業界>>その他の情報
(クライアントインタビューの場合の一例)
私がインタビューリサーチで調べる優先順位がこちらです。あくまでも私が考える優先順位なので、参考程度で見て頂ければ良いなと思います。
実践編 笑顔、そして感情
自分が緊張をしていると相手にも伝わってしまうもの。そして緊張が伝わってしまうと、場が重くなってしまい話が弾まない。その結果、自分がより緊張してしまう。という悪循環になってしまう可能性があります。
かくいう私がそうでしたが、緊張してしまうものはしょうがないんですよね。
今は自分が緊張をしているかどうかではなく、相手に緊張が伝わらないようにするためにどうするか。と考えるようにしています。そこで重要なのが、笑顔で話を聞くということです。(ヘラヘラしたやつという印象を与えなければ大丈夫)
例え最初は作り笑いから入ったとしても問題ありません。時の経過により、作り笑いが自然と作り笑いではなくなっていきますし、緊張が解消(少なく)されるようになると思います。そうなると、相手の方の話も自分に入って来やすくなるというもの。
相手の方の話が入ってくるようになれば、
「それ凄いですね」
「もっと具体的に聞きたいです!」
「その時、どんな感覚だったんですか!?」
など、感情に乗せて質問が出来るようになると思います。緊張が少なくなった段階で相手の話が楽しい(興味を持っている)状態にすでになっているような感覚でしょうか。
その上で、ただ質問をするのではなく、感情に乗せて質問をすることで相手の方も出来るだけ応えようとしてくれるのではないかなと感じています。
自分の笑顔からインタビューを始めることで、今では楽しんで取り組むことが出来ています。
アメリカの心理学者であるウィリアム.ジェームスの名言
「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」
まさにこの言葉がぴったりハマる感じですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は私がお話をさせて頂いている方が感じていたことや、実際に私自身も感じていたこと。その解消方法を言葉にしてみました。ポイントは、
・インタビューをする前は、対象者をリサーチしてみよう
・当日になったら、取り合えず笑顔で話を聞いてみよう
・自分が感じたことを感情に乗せた言葉で相手に聞いてみよう
自分に向いていないからやらないのではなく、インタビューは最高のリサーチにも、コンテンツにもなるからこそ少しでも参考にして頂ければ嬉しいです。
PS 念のため笑顔がその場に相応しいかどうかは、ご自身の判断でお願い致します。
PPS もう一人の人見知りセールスライターの記事がこちら。