
AIの進化が、あまりにも早すぎます。昨日までできなかったことが、AIに数行の指示を出すだけでできてしまう。たった数秒で何百行ものコードが書き上げられ、魔法のようにアプリが組み上がっていく光景。そんな状況があちこちで起きているので「もう、苦労してスキルなんて身につけなくていいんじゃないか?」「AIに任せりゃいんじゃね?」って思ったりします。
これまでは血のにじむような努力で積み上げてきた「技術」や「経験」がないとできなかったことが、一瞬でショートカットできちゃう。まさにAI時代ってやつなんですが、その裏側で、今、あちこちの現場から悲鳴が上がっているのを知ってますか?
これが結構やばい。例えば、知識ゼロのままAIに丸投げして作られたシステム。一見完璧に動いているように見えて、実は裏側はセキュリティの穴だらけ。納品後にそれが発覚し、取り返しのつかない大損害を与えてしまった……。そんで損害賠償問題になっているって話をとあるAI駆動のコミュニティで聞いたことがあります。
最近もClaude codeとAntigravityを導入してやらかしたって話題もSNSを騒がせています。他にもバイブコーディングができるという人を雇ってみたら、上がってくるのは、中身がぐちゃぐちゃのコードばかり。不備を指摘しても、本人に基礎知識がないから、AIを使っても「何が正解か」が分からず、正しく直せない。結局、周りのメンバーが毎回修正に追われ、現場はボロボロに疲弊。 最後には、その人は解雇されてしまったそうです。
要するに「作れる」けど、「使える」ものになってないって話。今、AIエージェントを駆使して「ど素人」でも形にできる時代になりました。でも、エラーが出たときに、自分の頭で原因を切り分けられない。出来上がったものの良し悪しを、自分の目で検証できない。そんな「現場では使えない人」が、今、大量生産されています。
「エラーがでてもAIに聞けば直せる」と思っていても、現実はそうは上手くいかない。なぜなら、知識がないので完璧には仕上がらないから。AIは確かに、スキル習得の壁をぶち壊してくれる「魔法の杖」ではあるんです。でも、その魔法に甘えきった先にあるのは、素人には想定できない大事故です。
勘違いしてはいけないのは、AIはスキル習得をショートカットできるからといって、 スキルを学ばなくていいということではないってこと。現場に立てるまでの「修行期間」が劇的に短くなっただけで、プロとして必要な基礎知識は、やりながらでも、泥臭く吸収し続けなければなりません。そこを履き違えると、いつか必ず大事故に繋がります。
そして何より、AIを本当に「相棒」として使いこなせる人にはなれません。なぜなら、AIという加速装置は、その分野の知識やノウハウ、哲学をしっかり持っている人が手にしてこそ、その能力を10倍、100倍へと飛躍させてくれるものだからです。
道具が魔法になった今だからこそ、その魔法を制御する知恵が必要なんですよ。世の中、そんなに甘くないってことですかね。

