今週は、1つ求人の新しい案件の撮影に行ってきました。業種は、学習塾。そして、今回の撮影、正直に言うと改めて基本を振り返える機会にもなりました。頭では分かっていたつもりなんです。求人は現場が大事だ、とか。コンセプトがすべてだ、とか。でも、実際にその場に立って、話を聞いて、空気を吸ってみると、「ああ……やっぱり、求人ってここだよな」と、何度も思わされました。

求人は「コンセプトが大事」と僕らはよくお伝えしています。でもそれは、カッコいい言葉を作ることじゃない。「うちは、こういう会社です」「こんな想いがあります」そうやって整えた文章を上から貼り付けることでもないんです。

本当に大事なのは、この会社は、何を信じているのか?そして、どんな人と“一緒に未来をつくりたい”のか?そこを、一点に絞って、求職者に届けていくこと。今回の現場は、それをものすごく、はっきり教えてくれました。

クライアントさんとの会話の中で、強烈に印象に残った言葉があります。『塾の先生とは、知識を教える人じゃない。やる気に、火をつける人なんだ。』という言葉。これ、求人票に書くだけなら、なんかありきたいな感じになってしまいます。それに、たぶん伝わらない。

でも、現場に立つと、一瞬で分かる。「あ、この仕事って、そういう役割なんだな」って。だからこそ、どんな言葉で、どんな映像で届けていくといいかな?というアイディアも湧いてくる。

さらに話を聞いていくと、面白いことが分かってきました。ここの塾では、「勉強ができる人」よりも、「人間味がある人」のほうが向いている。

・昔はやんちゃだったけど、途中から本気になった人
・スポーツを通じて、悔しさも達成感も味わってきた人
・人の前に立って、空気をつくるのが苦じゃない人

逆に言えば、知識を教えたいだけの“研究者タイプ”は合わないとのこと。こうした話、Zoom越しの打ち合わせだったら、言葉として理解することはできると思います。でも、現場の熱量やなぜそう考えているのか?という先生の思いや生徒さんたちのリアルな反応は、、、現場で、だからこそ感じ取ることができるものでした。

そう思うと、やっぱり、求人って、スキルマッチじゃない。価値観マッチだし、もっと言えば、人生観マッチなんです。クライアントが持っている理念や熱量を言葉や動画で届けていく、求職者にわかりやすく伝えていく。それが、僕たち求人コンサルに求められることです。

ただ単に、それっぽい言葉を作る作業じゃない。現場で起きている真実を、どこまですくい上げられるか?そして、コンセプトは一つに絞る。でも、その一つは、現場で揺さぶられて、何度も問い直されて、ようやく“本物”になると思います。

僕たちが求人で一番大切にしているのも、まさにここです。求人は、集客でも、テクニックでもない。経営者が、どんな人と、どんな未来をつくりたいのか?今回の撮影は、その原点を、静かに思い出させてくれました。

だからこそ、です。やっぱり、現場に出ない求人コンサルは、成立しないと、改めて思いました。資料だけ見て、Zoomだけで話して、言葉だけ整えても、その会社の“芯”までは掴めない。

現場には、まだ言語化されていない想いがあって、まだ整理されていない本音があって、求人票には載らない「真実」が、確実に転がっています。そこに立って、話を聞いて、空気を感じて、初めて、「この会社は、どんな人と、どんな未来をつくりたいのか」が、一本の線でつながる。

求人って、結局は人の人生を扱う仕事なんですよね。だからこそ、机の上だけではなく、画面の中だけでもなく、ぜひ、ガンガン現場に出てくださいね。現場に出れば出るほど、コンセプトは研ぎ澄まされるし、言葉は嘘をつかなくなるものです。