今日は、最近あらためて
「やっぱり、この方法は間違いないな…」
と感じた出来事を、少しだけシェアさせてください。

うちの求人システムに参加してくれているAさんの採用支援の成果を、先日あらためて振り返る機会がありました。
応募3名。
採用1名。

これだけ聞くと、地味な成果に思う人もいるかもしれません。
でも、僕は逆で。
「ちゃんと“はまってるな”!」って思ったんです。

といのも、クライアントは、自費治療中心の歯科医院。
しかも、

・求人媒体に任せても成果が出ない
・医院のリニューアルでドクター採用が急務
・条件で来る人じゃなく、価値観でつながれる人がほしい

かなり難易度が高いケースでした。
こういうとき、多くの現場で起きるのが、
「条件をもっと出しましょう!」
「給与、もう少し強めに書きましょう!」
いわゆる“条件盛り”の方向に行くやつです。

でも、Aさんはそこに行かなかった。
彼が最初にやったのは、求人媒体を増やすことでも、テクニックを足すことでもなくて。

「この医院は、どんな人と一緒に働きたいのか」
「なぜ、ここで働く意味があるのか」
そこを、ちゃんと掘ることでした。

直近で採用されたドクターをモデルにして、そのドクターと院長にインタビュー。

・なぜこの医院を選んだのか?
・他と何が違ったのか?
・どこに共感したのか?

それを、採用LPという形で、そのまま言葉にしたんです。
正直、特別なことはやっていません。
“実際に起きていること”をちゃんと伝えただけです。

あとは、
・求職者目線での導線を整えて
・求人票の文章を少し変えて
・LINEでやり取りをスムーズにできるように派手さはないけど、「迷わせない」「不安を残さない」そこを丁寧にやったんです。

その結果が、2ヶ月で応募3名、採用1名。
ここからが、僕が一番「やっぱり、間違いないな」と思ったところ。

契約の都合上、Aさんのあとに別のコンサルが入って、また”条件推し”の戦略に戻ってしまったそうなんです。

すると、応募ゼロ。成果ゼロ。
つまり、条件を前に出した期間 → 何も起きない

意味や価値観を伝えた期間 → 応募と採用が起きる
成果が出たのは、Aさんが関わっていた期間だけでした。

これ、偶然じゃないですよね。

さらにコストの話をすると…
医師の人材紹介なら、一般的に年収の30〜40%。
年収1,000万円なら、300〜400万円が普通です。

それに対して、Aさんの支援は、LP制作+運用サポートで今回は、およそ約40万円。
応募3名、採用1名なので、1人あたり約13万円。
1/20以下です。

人は、条件では動かない。
“納得”で動く。
うちの求人システムでずっと伝えている考え方ですが、Aさんはそれを、ただ愚直にやっただけなんです。
だから、ちゃんと結果が残った。

派手じゃなくていい。
大量応募じゃなくていい。

「この人と働きたい」
「ここで働く意味がわかった」
そう思って来てくれる人が、1人でも、いてくれればいいんです。

もしあなたが求人・採用に興味があるならぜひ一度、考えてみてほしいです。
今、あなたのクライアントは、「条件」を語っていますか?
それとも「意味」を語れていますか?

その違いが、求人・採用の結果だけじゃなく、あなた自身の価値も、分けていきます。
ぜひ、振り返ってチェックしてみてくださいね。