こんにちは、古川です。
最近、AI業界でちょっとした話題になっているものがあります。

その名も「NanoBanana(ナノバナナ)」。

なんのこっちゃって感じですが正式名称です。
試してみました?

知らない方のために少し解説すると、
Googleの生成AI「Gemini」の最新モデルで、
画像生成・編集に特化したものです。

NanoBananaの特徴は大きく3つで
1つはキャラクターの一貫性が高いこと。
→ 表情や角度を変えても、同一人物として違和感が少ない。

2つ目は自然な指示で部分編集できる
→ 「笑顔にして」「柔らかい光を追加して」などで違和感なく修正。

3つ目はレスポンスが速い
→ ChatGPTよりも待ち時間が短く、サクサク生成できる。体感かなり早い。

実際に触ってみると、プロンプトを工夫しなくても
それなりにクオリティの高い画像を返してくれるので、
「おお、すごい!」となりますね。

ただし──。
やっぱり曖昧な指示だと破綻もします。
当然ですけど。

結局のところ、詳細に言語化して伝える力は必要だと感じました。
僕の考えでは、生成AIはあくまでドラフトを作るツール。
そこから自分の求めるクオリティに近づけようとすると、
ノウハウやテクニックが欠かせません。

だから、普段から触っていない人ほど
「思った通りに出ない → 使えない」
と諦めてしまいやすい。

でも毎日のように使っていると、
「この表現ならうまくいくか?」
「こうしたら精度が上がるな」
と改善策が自然と見えてくるんです。

これは経験則でわかる、AIとの“付き合い方”です。
そこで、大事なのは、ひとつのAIに依存しないことです。

「このAIひとつで全部やろう」とすると、
必ずどこかで壁にぶつかります。

でも、別のAIと組み合わせると圧倒的にクオリティは高くなる
ケースが多いんですよね。

たとえば動画制作なら、シナリオは文章生成 に強いAI
音声はボイス特化AI、映像は動画特化AI

こうやって分業させると、仕上がりの質がまるで違います。

動画生成AIに機能として含まれる音声や
シナリオ生成機能は結構微妙なことが多いので、
この使い方がかなりいいです。

考えてみれば、これは、家電とかでも同じですかね。
パソコンにはカメラもマイクもスピーカーも付いていますけど、
でも、外付けカメラ・コンデンサーマイク
専用スピーカーを用意した方が、
それぞれのクオリティは段違いに高いですよね。

プリンターもそう。
オールインワン複合機は便利ですが、
「スキャナーはスキャナー」
「プリンタはプリンタ」の方が性能は高い。

すべてを包括しているものは便利だけど割と中途半端になりがち。
これはAIでもまったく同じです。

なので、どれか一個ってよりは、
いくつか使える方が断然、仕事にも役立ちます。

AIはチーム戦だ!って感じで
意識して使うといいかもしれないですよ。

これからはAIは使える人がより成果を出していく時代なので、
ぜひ、使いこなす側にまわってください。
それではまた。