From:宮川徳生
何かを教える仕事をしていると
日常的に考えてることがある。
というのも…
教える側としては
やっぱり全員に結果を出してもらいたい。
だが、現実は
全員が結果を出すなんてことはなく
結果を出す人出せない人は分かれる。
で、なぜ考えるかというと
同じことを教えても
結果を出す人出せない人が分かれるということだ。
ある人は
ちょっとしたコツを教えただけで
翌週には「こんな結果出ました!」と
報告してきたりする一方
ある人は
ガッツリ教えてガッツリサポートしても
一向に結果が出なかったりする。
この違いはなんだろうか?
ってことを
この仕事していると
日常的に考えてしまうのだ。
世の中には
ものすごい秘密のノウハウを手に入れ
一気にものすごい成果を出したなんて
お客の声が溢れている。
同じノウハウを知っても
成果を出す人出せない人がいるのに
ものすごい華やかな成功者の声があるってのは
一見矛盾してるように感じる。
ぶっちゃけ、そのノウハウを学んで
成果が出なかった人からしたら
「いやいや、こんなの嘘でしょ」
と思うだろう。
もちろん、嘘の声で固める奴らや
ローンチ系でよくあるのは
身内に声のお願いをして「ほぼやらせ」
ってケースも当然ある。
が、大抵の場合は本当だ。
何が違いをもたらしてるのか?
僕が思うに、それは
そのノウハウを知るまでに
その人が何をしてきたか?
を見ると答えがわかると思ってる。
なぜなら、ちょっとしたコツを知るだけで
一気にブレイクするような人だったり
何かを学んだだけで結果を出す人ってのは
大抵の場合それらを知る前に
それなりの期間、不遇の時代を過ごしている。
不遇の時代ってのは
何を学んでも成果が出ず
何をやっても結果が出ない
みたいな期間のこと。
つまり…
これやってもダメ
あれやってもダメ
あと一体何をすればいいんだよ!
みたいな
とても苦しい時のことだ。
ビジネスもなんでもそうだが
成長ってのはやった量に比例して
伸びていくわけではない。
ある時を境に
指数関数的に一気に伸びるものだ。
例えば、ちびっこが
自転車に乗ろうとした場合
最初は何度やっても乗れない。
でも、ある時を境に
一気に乗れるようになり
それ以降誰の補助がなくても乗れるようになる。
つまり、ちょっとずつ
上手くなるんじゃなくて
何かのきっかけによって一気に上手くなるのだ。
多くの人は
上手くいった人が「その時何をしたのか?」に
フォーカスする。
だが、事実は違う。
その人が上手くいったのは
その時したことや知ったことが重要なのではなく
その瞬間に至る前に何をしてたか?の方に
上手くいった秘訣があるのだ。
つまり、何かを学んで
一気に上手くいったように
周りからは見える。
でも、実際は
それに至る前に積み重ねていたことがあり
その積み重ねがあるからうまくいったのだ。
上手くいかない期間
不遇の時代でも人は何かを学び
前に進むために行動し続ける。
なんでダメなんだ…
と頭を抱え
出口のないトンネルの中にいるような感覚になりながらも
もがき続ける。
そういうことをしていくと
その人の中に「上手くいくための全体像」
みたいなものがなんとなく見えてくるようになる。
例えば、セールスライティングなら
ヘッドラインがどうとか
オファーがどうとか
スワイプがどうとか
そんなことを学び行動し続けると
断片的だった情報が少しずつ
自分の頭の中でつながり始めてくる。
それを “何年”も繰り返していくと
断片的な知識がガッツリとつながり絡み合って
「あぁ、そういうことだったのか」
と、真理みたいなことに気づく。
そして、この時
足りなかった最後のピースが埋まることで
一気にブレイクスルーする。
つまりだ。
周りから見たら
ちょっとしたことを知っただけで
すごい成果を出したように見える人ってのは
たしかにその事実だけを切り抜いたらそれは事実だ。
だが、真実はそうではなく
そこに至る前での間に
長い期間、何をやっても報われない
苦しい不遇の時代を過ごしてきてる。
でも、その時代を腐らずに
学び行動し続けることで
断片的な知識がつながりあって
物事の真理が見えてくるようになる。
その下地があるから
何かちょっとしたコツを知っただけで
「あ!そういうことだったのか!」
となり
一気にブレイクするのだ。
これが
同じことを学んでも
成果が出る人でない人の
違いだと僕は思ってる。
なぜなら、僕自身がそうだったからだ。
そして、僕自身
今も現在進行形でものすごい苦しんでいることがある。
僕は次のステージに行くために
組織で結果を出すということを
大真面目でやらないといけない。
そのために
マネジメントだの研修だの
そんなことをやってみても
全くもって上手くいかない。
かれこれ3年ほど
この問題が解決せずに
苦しいままだ。
あなたと同じで
「あと何すりゃいいのよ。。。」ってことを
毎日のように思ってる。
だが、その不遇の時代を
腐らずに過ごしてきたからこそ
真理ってのが見えてきた。
それが何かは
また別の機会に話すとして…
とにかくだ。
学んだことや
行動したことのほとんどは
上手くいかない方が普通だってことだ。
だが、重要なのは
その上手くいかなかった学びや行動は
確実にあなたの糧になってるということ。
その不遇があるからこそ
ブレイクする準備が整うってことだ。
それを無駄だと判断し
上手くいかないからとすぐに
学ぶのをやめて行動しない人は
ブレイクのための積み上げがないので
絶対にブレイクすることはない。
上手くいかないことを
学び続けて行動し続けるのは
確かに苦行だ。
だから、人はすぐに
「AIで3日で3000万儲けた方法」みたいな
ものに飛びついてしまう。
でも、重要なのは
そのノウハウ自体が
あなたを成功させてくれることはないってことだ。
あなたを成功させてくれるノウハウってのは
あなたが必死で学び必死で行動したけど上手くいかなかった
学びやノウハウにこそ隠されてるてってことだ。
この真理を理解して
今日から学びと行動をしよう。
そうすれば
1ヶ月後に成果が出るわけではないが
1年後には大きな違いをあなたにもたらすはずだ。